【おもしろ映像】四足走行ロボットのチーター(ワイルドキャット)
ロボットの研究開発で有名な米国企業ボストン・ダイナミクス社(Boston Dynamics社)が国防高等研究計画局 (DARPA)の出資のもとで開発したロボットの中に「チーター(Cheetah)」と名付けられた4足走行のロボットがいます。チーター (Cheetah) は2009年のベルリンで開催された世界陸上でウサイン・ボルト選手が叩き出した瞬間スピードを上回る時速45.06キロメートル(時速28.3マイル)で走ることに成功しました。
この記録を打ち出したチーターは研究室内でケーブルによる電力供給を受け、トレッドミル上で走行しました。追い風と同様な効果が出て、ボルト選手よりも有利な条件にはなるそうです。最後にバランスを崩して前のめりになり、実験が中止となりましたが、バランス制御させうまくいけば、もっと高速で走れる可能性がありあそうです。
DARPA's Cheetah Bolts Past the Competition
2013年にはワイルドキャットと名付けられた新型の四脚走行ロボットが開発され、屋外での走行実験の模様が公開されました。4本の脚には関節があり、足を動かすたびに関節を曲げることができます。これによって本物の四肢動物と同じように走ることができます。
ウサイン・ボルト選手の最高速度はココログ「夜明け前」の記事「・ウサイン・ボルト選手の最高速度は時速44.72 kmか44.44 kmか|ラップタイムと瞬間速度」にまとめてあります。ボルト選手は100メートル9.58秒の世界記録を叩き出していますが、60~80メートルの区間で時速44.72キロメートルで走っています。
ところで本物のチーターは時速100キロメートルを超える速さで走ります。四足走行ロボットのチーターはワイルドキャットという名前になりましが、時速100キロメートルをめざして研究開発を進めて欲しいところです。
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