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2020年12月30日 (水)

地下鉄記念日 (1927年12月30日)

 1927年12月30日、東京地下鉄道株式会社(現在の東京メトロ)が日本初の地下鉄を開通しました。この地下鉄は、現在の銀座線に相当しますが、最初は上野駅から浅草までの2.2キロメートルを結びました。

 この地下鉄の建設をするうえで重要な働きをしたのは、早川徳次(はやかわのりつぐ)という人です。早川徳次は大学を卒業すると鉄道員中部鉄道管理局に就職し、新橋駅の駅員となりました。その後、高野登山鉄道という会社で支配人をしていましたが、1914年に会社を辞職し、欧米の鉄道や港を調査するためにロンドンを訪れました。ロンドンの町で地下鉄が発達しているのを見て、東京の発展にも地下鉄が必要であると考えるようになりました。

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早川徳次

 早川徳次は1916年に帰国するやいなや地下鉄の建設を申請しましたが、東京の地盤は軟弱であり、安全に工事を進めることができないという意見も多く、すぐに実現することはできませんでした。

 しかしながら、早川徳次は諦めることなく地下鉄の調査研究を行い、1917年に地下鉄を建設することを日本資本主義の父と言われた財界の第一人者、渋沢栄一に認めてもらいました。ところで、渋沢栄一は2024年に刷新される新1万円札の顔となる人物で、2021年に放映が予定されているNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公です。

 早川徳次は1920年に東京地下鉄道株式会社の社長となり、1925年に上野と浅草を結ぶ地下鉄の建設に着工しました。

地下鉄の起工式(1925年9月27日)
地下鉄の起工式(1925年9月27日)真ん中の綱を引いている人物が早川徳次

 工事の途中の1923年に関東大震災がありましたが、ついに2年3ヶ月後の1927年12月30日に日本で初めての地下鉄を開業しました。始発の午前6時には上野駅に長蛇の列ができ、約10万人の人々が地下鉄を利用しました。しかし、地下鉄の料金が他の交通機関に比べてはるかに高かったため、当初は利用できる人はあまり多くなかったようです。

 早川徳次は日本の地下鉄の父と呼ばれています。なお、シャープ株式会社の創業者の早川徳次(はやかわとくじ)とは別人です。

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