沖縄の首里城が焼失(2019年10月31日)
今からちょうど一年前の今日2019年10月31日、沖縄の首里城で火災が発生しました。炎はあっという間に広がり、正殿・北殿・南殿が全焼し、その他の建屋にも被害が及びました。首里城は過去に4度焼失していますので、5度目の焼失です。前回、首里城が焼失したのは1945年で第二次世界大戦の沖縄戦によるものでした。
1958年に守礼門が再建されると、その他の建物の再建も進められ、2000年には世界遺産に登録、2006年には日本100名城の100番目の城として登録されました。そして、2019年1月に復元工事が完了したところでした。同年の10月に焼失したことは非常に残念なことです。長きに渡る再建に関わった方々の思いを想像すると言葉が見つかりません。
自分は首里城は一度だけですが、15年ほど前に見学したことがあります。そのときの写真がありましたのでいくつかアップします。
まずは首里城の正門の守礼門です。守礼門は約480年前に建造されたと考えられています。1945年に第二次世界大戦の沖縄戦で焼失しましたが、前述の通り、1958年に再建されました。
続いて歓会門です。首里城郭に入る第一の門です。歓会門も沖縄戦で焼失していますが、1974年に復元されています。
次は瑞泉門です。首里城郭に入る第二の門です。
第三の門である漏刻門の写真はありませんでした。ということで次は第四の門である広福門です。
そして、首里城正殿の御庭へ入る最後の門、奉神門です。
奉神門を抜けると、正殿があります。
北殿の写真はありませんでした。次は南殿です。
展示してあった朝拝御規式の模型です。朝拝御規式は元旦に執り行われた儀式だそうです。
次は正殿二階の玉座です。これは復元されたものです。
首里城の火災から1年が経過し、再建に向けての取り組みが進められているようです。国内外から多くの寄付が募られ、その額は50億円以上とのことです。いろいろと入手が難しい材料などもあると思いますが、2026年の完成を目指し、2022年に着工する予定ようです。
首里城が再建されることを楽しみにしています。その頃には新型コロナウイルスも一段落し、多くの人が訪れるのではないでしょうか。
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