二槽式洗濯機を発見
最近、家庭ではほとんど見かけることがなくなった二槽式洗濯機。レトロな家電として展示されていたものです。
二槽式洗濯機は洗濯と脱水ができる洗濯機として昭和35年に三洋電機から発売されました。
二槽式洗濯機より前の洗濯機は、脱水は洗濯が終わった衣類などをローラーで挟んでハンドルを回して水を絞り出すタイプのものでした。二槽式洗濯機では、第一槽で洗濯を行った衣類を手動で第二槽に移し、第二槽を高速回転させることにより脱水が行われます。脱水が非常に早く、そして楽になりました。
全自動洗濯機はコースを選んでボタンを押すだけですが、二槽式洗濯機はやや操作が必要です。次が操作パネルです。
左側のダイヤルが洗濯槽のタイマーです。その右隣の黄色い2つのスイッチは水流の強さの切り替えです。その右のダイヤルは排水バルブのコックです。上にあるときには洗濯槽に水がたまり「洗い」「すすぎ」ができます。右に倒すと排水されます。その右側は、ここに水道のホースがつくのですが、水を洗濯槽に送るか、脱水槽に送るかの切り替えスイッチです。その右はメーカー名。「TOSHIBA 2.2銀河 VH1515」とあります。そして最後に一番右端のダイヤルは脱水槽のタイマーです。操作というより、機械を操縦するかのようです。
脱水槽には注意書きがしっかり書かれています。脱水槽が完全に停止するまで手を入れるなということです。脱水槽のブレーキが壊れると、扉を開けても回転がとまりにくくなるよう、15秒で止まらない場合は故障とあります。また、脱水槽の洗濯物の上には丸い形をした押さえ板を入れるのですが、その入れ方の注意事項も書かれています。
このタイプの洗濯機は27歳ぐらいまで使っていました。学生時代の下宿、会社の寮の洗濯機はすべてに二槽式洗濯機だったのです
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