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2020年9月 4日 (金)

舞浜の由来は「浦安の舞」だった

 これまでディズニーランドのある舞浜というと、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートが存在する米国フロリダ州のマイアミに因んで名付けられたというのが定説でした。このブログでも「舞浜の由来はマイアミだった」という記事を2014年に掲載していますが、どうやらこの定説は覆ったようです。

 浦安市のホームページの「地域名の由来」には次のように記載されています。

浦安市行政区画、19大字の一つです。
第1期海面埋立事業で昭和50年11月29日誕生。
字名(地区名)「舞浜」は、日本の代表的な神楽舞「浦安の舞」にちなんで名付けられました。
舞浜の由来については、これまで、浦安市史(昭和60年3月発行)などで『大規模レジャーランド(東京ディズニーランド)が建設される地域であるため、アメリカ合衆国のディズニーワールドの近くにあるマイアミビーチにちなんで命名された。』としてきました。
しかし、前市史の記述を検証する中で、昭和50年11月29日の町議会において、熊川好生町長(当時)が「浦安の舞にちなんで舞浜と名付けた」と説明し、可決されたという事実を再確認したことから、前市史などの記述を改め、「浦安の舞」を地名の由来とします。

 もともとマイアミ説も十分な確証がなかったようで、浦安市史を調べているうちに今回の町議会の記録が見つかったということなのだと思います。

 浦安の舞は巫女神楽のひとつで、昭和15年(1940年)11月10日に開かれる「皇紀二千六百年奉祝会」に合わせて作られたものです。

なぜ、この舞が「浦安の」なのでしょうか。古語で「うら」は心を意味するそうです。「うら寂し」「うら悲し」などの言葉がありますが、この「うら」と同じです。一方の「やす」は平穏を意味します。つまり、「うらやす」は心の平穏を意味します。それに加えて、「浦安国」が日本国の別称であるということも関係しています。日本書紀にも「昔伊弉諾尊目此国曰。日本者浦安国。」とあるようです。これが「浦安の舞」の由来です。

神楽 浦安の舞


 浦安市の語源は、前身の浦安村に由来します。浦安村は明治22年(1889年)に堀江、猫実、当代島の3村が合併してできた村だそうです。浦安市の「浦安村の誕生」には浦安村の命名について次のように記載されています。

当時漁村であった当地の漁浦の安泰を祈願する意味で、初代村長新井甚左衛門によって名付けられたといわれています。
また、一説には日本国は昔「浦安の国」と称したことから、この名を採用したともいわれています。

 魚浦の安泰を祈願する意味で「浦安」と命名したとあります。「浦安国」の浦安とも一致したため、これは良いということになり、採用されたのではないでしょうか。

 いずれにしても、舞浜がマイアミビーチに由来するという説は覆り、浦安の舞に由来するということになりました。

マイアミビーチだから舞浜にしたという説が都市伝説的なものなのか、あるいはこの話も本当にあったのかどうかも興味深いところです。

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