Microsoft Internet Explore 11 (IE11)のWebアプリのサポートを20201130で終了
Internet Explore(インターネット・エクスプローラ)は、Microsoft(マイクロソフト)が1995年に発表したウェブブラウザです。
最初にリリースされたIE 1.0は別売のWindows Plus! for Windows 95に含まれており、Windows 95には標準搭載されていませんでした。 しかし、1997年にリリースされたIE4.0を含むWindows Plus! for Windows 95はWindows 95 OSR2に標準で付属するようになりました。その後、IEはWindowsと統合され、Windows 98やWindows NTに標準搭載されるようになりました。
当初はNetscape Navigatorが広く使われており、NNからIEに乗り換えるユーザーも多くなく、IEのシャアはのびませんでした。しかしながら、Windowsに標準で搭載されていた影響は大きく、次第にシェアを広げていきました。
2013年にIE 10がリリースされ、その後のメジャーバージョンアップはありません。2015年にはWindows 10が登場しましたが、もはやIEがモテに出ることはなく、Microsoftの標準ブラウザはEdgeとなりました。そして、Microsoftはウェブブラウザの自社開発をやめ、Edgeは、Google Chromeと同様にChromiumをベースとするウェブブラウザとなりました。
IEが登場し、あれから25年の歳月が経過し、ついにMicrosoftは2020年11月30日にInternet Explorer 11のWebアプリのサポートを終了することを発表しました。IE11そのものがなくなるわけではないようですので、これまでIEに特化して動かしていたレガシーなウェブアプリケーションが使えなくなるわけではありませんが、今後開発されていくシステムはIE11は非対応になっていきます。
一方で現在のEdgeはInternet Explorerモードという機能があります。EdgeはChromiumとTridentという2つのエンジンを実行することができるため、IEともある程度の互換をもっています。次第に、IEは消えていくかもしれません。
いずれにしても1995年からサービズが開始されたインターネットとともに成長してきたInternet Exploerもここにきて終焉が見えてきました。いまのところ2025年まではサポートがあるようです。
優れたウェブブラウザだったとは言い難いですが、ひとつの時代の区切りにと思います。
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