「お通し」か「突き出し」か「チャーム」か|その違いと由来
小料理屋や居酒屋さんで席に座ると出てくる「つまみ」のことを「お通し」や「突き出し」と言います。ご馳走になるこちら側としてはどちらも同じようなものですが、この呼び方の違いは関東と関西での呼び方に由来しています。
関東では、注文を帳場に通しましたという意味合いで出す「おつまみ」を「お通し」と呼ぶようになりました。一方、関西では、料理を出す前に、酒の肴として出す「おつまみ」を「突き出し」と呼びようになりました。懐石料理が始まる前に出てくるのが「突き出し」です。
「チャーム」はバーなどでテーブルチャージに伴って出てくる「おつまみ」です。「お通し」や「突き出し」は有料ですが、「チャーム」は基本的に無料で、チャームそのものの料金はテーブルチャージに含まれています。
このように「お通し」と「突き出し」と「チャーム」は本来の意味は異なるのですが、どちらも最初に出てくる「つまみ」のことです。
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