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2020年4月

2020年4月29日 (水)

五稜郭タワーズ

 五稜郭タワーは函館市の五稜郭公園の近くにある展望タワーです。現在のタワーは2004年11月に着工し、2006年3月31日竣工、同年4月1日から開業しています。新タワーが建造される前は、旧タワーがありました。旧タワーは五稜郭築城100周年を記念して1964年12月1日に開業しました。五稜郭築城100周年に加えて、東京オリンピック後の開業でしたから、ずいぶん盛り上がったようです。

 さて、次の写真は新タワー(手前)が完成しつつある2006年の正月に撮影したものです。開業前ですから旧タワー(奥)も解体されずに残っており、新旧タワーズのツーショットを撮影することができました。なお、旧タワーは2006年6月に解体されました。旧タワーの跡地はアトリウムになっており、土方歳三のブロンズ像などが展示されています。

Goryokakutowers

 さて、奥側の旧タワーの高さは60 m、展望台の高さは45 mです。一方、新タワーの高さは避雷針までで107 mあります。実際の高さは98 m、展望1階は86 m、展望2階は90 mあります。旧タワーの展望台の倍の高さがあり、はるかに遠くまでを見通せるようになりました。

 五稜郭タワーは現在新型コロナウイルスのため4月18日(土)より5月6日(水)まで臨時休館となっています。新型コロナウイルスが収束するまでは、花見や観光も全面的に控えています。収束したら是非、函館を訪れてください。

 ところで、この高さから、どれぐらい遠いところまで見通せるかについては、ブログ「光と色と」の下記の記事を参考に計算することができます。

東京スカイツリーから見える地平線までの距離

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2020年4月28日 (火)

腸内細菌のおはなし

■腸内細菌は重要な存在

 ヒトの腸内にはだいたい100種類100兆個の細菌がいます。細菌というと何か悪いイメージがありますが、腸内細菌は、タンパク質や糖質などを分解したり、胃や腸の働きでは分解できない食物繊維を分解するなど、私たちが食べ物を消化するうえで、重要な役割を果たしているのです。

■どんな種類の腸内細菌がいるの

 腸内細菌は、善玉菌と悪玉菌と日和見菌という3グループに分類することができます。これら細菌のバランスが重要であり、悪玉菌が善玉菌より優勢になるといろいろな問題が出てきます。善玉菌には、ビフィズス菌、ユウバクテリウム、腸球菌などがあり、免疫機能を活性化し、病原性の細菌を追い出したり、発ガン性物質を分解するなどの作用をもっています。悪玉菌には、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌などがあります。腸内が悪玉菌優勢になると、免疫力が低下し、感染症を引き起こしやすくなります。また、悪玉菌は食べ物をもとに、硫化水素やアンモニアといった有害物質を作り出します。これらの有害物質は、便秘・下痢・肌荒れなどの原因となります。さらに、アミンやインドール、スカトールなどの発ガン性物質を作り出します。日和見菌は善玉とも悪玉とも言えない細菌です。日和見とは、天候の具合によって、どう行動するか決めるという意味ですが、日和見菌は腸内の状態によって、その行動が変わります。例えば、バクテロイデスという細菌は、ビタミンの合成や、病原菌から感染を防ぐ働きをしますが、腸内で食べ物を腐敗させたり、発ガン性物質を作るなどの悪さもします。体力や免疫力が低下したり、悪玉菌が増えてくると、日和見菌が悪玉菌と一緒になって悪さを始め、本来は病原性のない日和見菌で感染症になることもあります。

■腸内細菌はどのようにして繁殖しているの

 腸内細菌の割合は、乳児の頃には、ビフィズス菌が優勢なのですが、離乳食が始まる頃から、年齢に伴って、悪玉菌が多くなります。腸内細菌は、腸内で繁殖した後、便と一緒に体の外に出てしまいますが(便の固形分の約30パーセントが細菌)、腸内に残った細菌が増殖します。そのため、腸内細菌のバランスは、腸の状態によって、いつも同じ割合に維持されるのです。しかし、60歳を過ぎる頃から、老化にともなってビフィズス菌が減少しウェルシュ菌が増えてきます。

Photo_20200428001801

 最近は、肉食中心の生活によって、若年でも悪玉菌が多い人が増えています。消化されない肉類は、大腸の中で腐敗します。これをエサにして悪玉菌が増殖することになります。肉食中心の欧米人の大腸の長さは一メートルぐらいですが、野菜や穀類中心の日本人の大腸は、1.5メートルぐらいで、欧米人の腸より長めです。すなわち、日本人の大腸は、腐敗物を貯めやすく、それだけ悪玉菌を増殖させやすいわけです。

 悪玉菌を抑えるには、腸内を善玉菌優勢にすることです。食物繊維、オリゴ糖を含んだ食べ物を食べましょう。食物繊維をたくさん食べれば、腸内が浄化され、悪玉菌が増殖しにくくなります。オリゴ糖はビフィズス菌が好む糖類で豆類にたくさん含まれています。また、ビフィズス菌はヨーグルトなどで摂取できます。健康維持のためにも、善玉菌優勢の腸にしておきましょう。

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2020年4月25日 (土)

Googleで完全なる完全一致検索をする方法

検索エンジンが登場した頃、検索結果には、入力した検索キーワードそのものを含むページしか表示されてませんでした。

検索エンジンは日々進化し、現在では入力したキーワードに対して、あいまい検索をしてくれるようになりました。漢字とひらがなの違いもさることながら、入力したキーワードから予想されるだろうキーワードでの検索結果まで表示してくれます。

例えば、「次亜塩素酸塩」というキーワードでGoogle検索をしてみます。次亜塩素酸塩というのは、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カルシウムのことです。これに対して、期待される検索結果は例えば下記のWikipediaの項目でしょう。

次亜塩素酸塩 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E5%A1%A9

実際に次亜塩素酸塩で検索をしてみると、

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&safe=off&rlz=1T4GGHP_jaJP429JP429&q=%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E5%A1%A9&oq=%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E5%A1%A9&aq=f&aqi=g2g-c1g2&aql=1&gs_sm=e&gs_upl=6220l8254l0l9560l12l11l1l5l0l0l214l745l1.3.1l5l0

Googleは検索結果のTOPにWikipediaを表示してきます。さらに、あいまい検索が働いていて、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水などのページが表示されてきますが、よく見ると肝心の次亜塩素酸塩という単語を含んでいるページはほとんど結果に表示されてきていません。

そこで「完全一致はキーワードをダブルクオーテーションで囲む」というルールで検索をしてみます。

実際に、"次亜塩素酸塩"で検索してみると、こんな感じです。

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&safe=off&rlz=1T4GGHP_jaJP429JP429&q=%22%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E5%A1%A9%22&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&oq=%22%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E5%A1%A9%22&aq=f&aqi=g1&aql=1&gs_sm=s&gs_upl=63921l68797l0l71887l3l3l0l0l0l0l205l453l0.2.1l3l0

次亜塩素酸塩の単語を含むページも出てくるようになりましたが、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水などの単語を含むページも出てきます。

それでは、次亜塩素酸塩という単語を含むページだけを検索したい場合はどうすれば良いのでしょうか。

実は、ワイルドカード(アスタリスク:*)を使うと、完全一致の検索をより完全にすることができます。

キーワードは次のように設定します。このとき、前側のアスタリスクの直後と、後側アスタリスクの直前に半角スペースを入れる必要があります。

"* 次亜塩素酸塩 *"

これで検索すると、次亜塩素酸塩を含むページしか検索結果に表示されなくなります。

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&safe=off&rlz=1T4GGHP_jaJP429JP429&q=%22*+%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E5%A1%A9+*%22&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&oq=%22*+%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E5%A1%A9+*%22&aq=f&aqi=&aql=&gs_sm=s&gs_upl=0l0l0l3253l0l0l0l0l0l0l0l0ll0l0

ご覧の通りの結果になります。

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