豚レバー刺しの提供を禁止へ 厚生労働省
厚生労働省が、豚レバ刺しをはじめとする豚肉の生食を禁止する方針を決めたようです。
豚の正肉や内臓肉は、寄生虫やE型肝炎ウイルスに感染していることが多く、それらの菌やウイルスは内部まで入り込んでいるため、安全に食べるには十分に加熱する必要があります。E型肝炎ウイルスでは死亡例もあります。
そもそも豚肉の生食は危険ということは多くの人が知っていたことと思います。しかし、牛レバー刺しの提供が禁止になってから、代替え品として規制を受けていない豚レバー刺しが提供される事例が多くなりました。
厚生労働省は、豚肉などを生食で提供しないよ通知を出していたそうですが、注意喚起だけでは限界があるとして法的規制に踏み切ったようです。
牛レバー刺しの禁止が、こうした問題を引き起こすことは以前から指摘されていました。より危険な代替え品が考えられるでしょうから、さらに規制をかけていかなければなりません。いたちごっとになりかねません。
実際に、厚生労働省では、豚肉の他にも、鶏肉、馬肉、ジビエ(野鳥や野生動物の肉)などの規制も検討しているということです。
牛レバー刺しはリスクがあるものの、総合的な食の安全を考えると、単純な提供禁止が良かったのかどうかは疑問の残るところです。まぁ難しいところですが・・・
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