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2014年3月 9日 (日)

メジマグロの漁獲量50%削減

 水産庁は、太平洋クロマグロの漁獲量の回復のため、クロマグロの未成魚であるメジマグロの漁獲量を2002年から2004年の平均値の50%に削減する方針を決めました。

 メジマグロは安価なクロマグロの刺身として市販されています。居酒屋などでも安価な値段で食べられるマグロ刺身です。

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クロマグロは既に絶滅危惧種に指定されていますが、 近年、未成魚のメジマグロの乱獲により、クロマグロの成魚の個体数が激減しています。成魚の個体数が減ると、子どもができなくなるため、クロマグロの個体数はさらに減少し、やがて絶滅してしまいます。そのため、水産庁は2014年の未成魚の漁獲量を15%以上削減することを決定していました。

水産庁「食べないで」メジマグロ(稚魚)の減少深刻(13/08/23)

しかし、専門家の調査によって、15%削減では十分な資源回復ができないことが判明し、50%の削減と決めたようです。この決定によって、クロマグロの価格が高騰する可能性がありますが、資源の回復と確保を考えると、やむを得ないと思います。

クロマグロを卵から育てる完全養殖は近畿大学水産研究所で成功しています。養殖マグロの生産が安定的に管理できるようになると、天然クロマグロの資源の保護に役に立ち、安価にマグロを食べることができるようになります。

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