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2014年3月17日 (月)

ウルトラセブン語録@第24話 北へ還れ! (1968/03/17)

ウルトラセブン第24話は「北へ還れ!」です。カナン星人、ウィンダム、フルハシ母ちゃんが登場します。

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母が病気との連絡を受けたフルハシ隊員が故郷の北海道に帰省します。フルハシ隊員を迎えに来た妹の話によると、母が病気というのは嘘でした。母はフルハシ隊員にウルトラ警備隊を辞めて実家を継いで欲しいと考えていたのです。そのことを妹から聞かされたフルハシ隊員は母に会わず、そのまま基地へ帰ってしまいます。

北極上空でパトロール中の地球防衛軍のパトロール機が旅客機が正面衝突、爆発して墜落する事故が発生しました。パトロール機も旅客機も操縦不能な状態に陥っていたのです。その連絡を受け、タケナカ参謀はキリヤマ隊長に徹底的に調査をするよう命じます。キリヤマ隊長は北海道から戻ってきたフルハシ隊員に北極の調査を命じます。

そのとき、フルハシ隊員の母からウルトラ警備隊に電話が入ります。フルハシ隊員の母はフルハシ隊員にどうしても帰ってきてもらいたくて、北海道からわざわざ出てきたのです。

他の隊員がフルハシ隊員の代わりに出動することを提案しますが、フルハシ隊員は自分の仕事だからと、母の面倒をアンヌに頼んで、自分はホーク3号で北極に出動します。ダンとアンヌ隊員は母を出迎え、ポインターで基地近くのホテルまで送ります。

▼アンヌ

すぐ基地に還って!フルハシ隊員が大変なの

ホーク3号で北極に向かうフルハシ隊員。ところが、ホーク3号の自動操縦装置に異常が発生してしまいます。その連絡を受けたキリヤマ隊長はフルハシ隊員に、普通操縦に切り替えて、捜索を続けるよう指示します。フルハシ隊員は北極へと向かいます。

その頃、ダンは喫茶店でフルハシの母と話をしていました。アンヌはどこかに行っていないようです。

ダン「ご病気だとうかがったんですが、もういいんですか?」

母「はぁ」

ダン「そうですか。で、今度は何か急用でいらしたんですか?」

母「シゲルを連れ戻しに参りました」

ダン「えっ、あの、連れ戻すって、北海道へ?」

母「はぁ」

ダン「フルハシ隊員がウルトラ警備隊を辞めるんですか?」

母「はぁ、そうしたいと思いまして」

ダン「そ、そんなぁ」

ダンが困り果てているところに、アンヌが戻ってきました。

アンヌ「ダン、ちょっと」

ダン「どこ行ってたんだよ!

アンヌ「ちょっと来て」

アンヌ「すぐ基地へ帰って!フルハシ隊員が大変なの」

ダン「でも、お母さんが」

アンヌ「アタシに任せて」

ダン「頼む!でも、こっちも大変だぞ。フルハシ隊員を連れ戻しに来たんだって」

▼キリヤマ

自分の命を犠牲にして、300人の命を助ける。それがウルトラ警備隊の使命なんだ!

その頃、ホーク3号は自動操縦だけではなく、手動操縦もできなくなっていました。操縦桿が動かなくなったことをキリヤマ隊長に報告するフルハシ隊員。キリヤマ隊長は基地に戻ってきたダンにホーク1号でフルハシ隊員の救援に向かうよう命令します。同時に各航空会社に北極地方は飛ばないよう連絡を入れるようにソガ隊員に命令します。

北極地方。氷の海に面した岬の灯台から怪光線が放たれます。その灯台の中には宇宙人カナン星人がいました。カナン星人が怪光線で航空機を操縦不能に陥らせコントロールしていたのです。

操縦不能で北へ向かうホーク3号。北極地方に旅客機が侵入したという連絡が入ります。旅客機に引き返すよう連絡を取りますが、旅客機は操縦不能に陥っていました。

キリヤマ「このままいけば、フルハシのホーク3号と旅客機は正面衝突だな」

ソガ「旅客機には、300人の観光団が、乗っているそうです」

キリヤマ 「300人」

アマギ「隊長、コンピュータの計算では20分後に接触します!」

キリヤマ 「わかった。ホーク3号を自爆しよう。フルハシを脱出させた後に、時限装置で爆破だ」

キリヤマ 「フルハシ、旅客機が接近しているためホーク3号を自爆する。時限装置を360秒前にセットして、すぐに脱出するんだ!」

フルハシ「自爆360秒前にセットして、脱出します」

フルハシ「自爆装置セット完了。これより脱出します」

ところが・・・

フルハシ「隊長、脱出装置が故障です」

キリヤマ 「なに?脱出できない?」

フルハシ「そうなんです。脱出できません」

キリヤマ「いいか、フルハシ。慌てるんじゃないぞ、いいな」

ソガ「隊長、自爆を中止しなければフルハシ隊員の命が」

キリヤマ 「わかっている。自爆を中止したところで、いずれホーク3号と旅客機は正面衝突するんだ。だがな、せめてフルハシのホーク3号が自爆すれば、旅客機は助かる。自分の命を犠牲にして、300人の命を助ける。それが、ウルトラ警備隊の使命なんだ!」

このままだとホーク3号が爆発し、フルハシ隊員は命を落とすことになります。

キリヤマ隊長はアンヌにフルハシ隊員の母を作戦室に連れてくるよう命じます。フルハシ隊員と母の最後の会話になるかもしれないことを考えて・・・

▼フルハシ

ああ、そうだよ。北極まで来て、寒い寒いって震えてらぁ!

フルハシ隊員の母を作戦室に招き、フルハシ隊員に連絡を入れるキリヤマ隊長。

キリヤマ「ホーク3号どうぞ」

フルハシ「こちらホーク3号」

母「シゲル!」

フルハシ「こちら、シゲル?」

母「シゲルかい?」

フルハシ「あっ、母さん」

母「何してるんだい、お前?」

フルハシ「パトロールさ」

母「遠いのかい?」

フルハシ「うん、遠いよ。北海道より遠いんだ。何しろ北極まで来てるんだからね」

母「まあ、北極。じゃ、あたしの声も北極まで飛んでってんだねぇ」

フルハシ 「ああ、そうだよ。北極まで来て、寒い寒いって震えてらぁ。ハッハッハ」

母「ホッホッホ」

フルハシ隊員と母は会話をしながら笑い合います。母はフルハシ隊員の状況はわかっていません。フルハシ隊員は最後の覚悟ができているのでしょう、頬に涙が一筋流れます。

ウルトラ警備隊の仕事が大変であることを悟る母。

ホーク3号の自爆までの残り90秒。

▼ダン

しまった!電磁頭脳を狂わせたな

その頃、灯台近くを飛んでいたホーク1号は、怪電波で通信不能に陥ります。ダンは怪しく思い、灯台の近くに着陸します。

灯台に接近したダンは赤いカプセルを投げます。爆発とともにカプセル怪獣ウィンダムが現れます。ウィンダムは灯台に近づいていきますが、灯台が怪光線を発射。怪光線はウィンダムの額のランプを直撃します。ウィンダムは気が狂ったのかダンの方に向かってきます。

ダン「ウィンダム、どうしたんだ?」

ウィンダムはビーム弾を発射し、ダンに攻撃を仕掛けてきます。

ダン 「しまった。電子頭脳を狂わせたな」

ダンはウルトラセブンに変身し、ウィンダムを正気に戻します。平謝りのウィンダム。

その後、ウルトラセブンは灯台を破壊します。灯台はカナン星人のロケットでした。

ホーク3号の操縦不能状態が解除され、間一髪、旅客機との衝突を回避。フルハシ隊員が自爆タイマーを停止したのは、爆発2.7秒前でした。ホーク3号は基地に帰還します。

作戦室に入ってきたフルハシ隊員。部屋の中を見渡しますが、母は既にいませんでした。

キリヤマ「お母さんは北海道に帰ったよ」

フルハシ「そうですか。やれやれ、助かった」

キリヤマ「フルハシ、早速ですまんがパトロールに行ってくれ」

フルハシ「えぇっ、おっおい、誰か」

ソガ 「仕事は仕事」

アマギ「横取りしちゃぁ」

ダン「申し訳ありませんからね」

フルハシ「皆、冷てぇなあ。いいよ、いいよ!」

キリヤマ 「フルハシ、北海道上空をひとまわり。頼むぞ!」

キリヤマ隊長の粋な計らいでした。隊員たちも知っていたのです。

フルハシ 「はい!」

笑顔で出動するフルハシ隊員。

美しい夕焼け空の北海道上空を飛ぶホーク3号。

フルハシ「母さん、なぜ黙って帰っちゃたんだ」

空に母の顔が浮かびます。

母「シゲル、もういいんだよ。牧場のことはシゲルには心配かけない。母さんはね、男が自分で選んだ仕事、それが一番いいって事がわかったんですよ。シゲルはやっぱりウルトラ警備隊の隊員」

フルハシ「うん!」

フルハシ「フルハシより本部へ。北海道上空異常なし。夕焼けがとっても綺麗だ。もうひとまわりして帰る」

夕焼け空を飛んでいくホーク3号。

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