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2014年3月10日 (月)

ウルトラセブン語録@第23話 明日を捜せ (1968/03/10)

ウルトラセブン第23話は「明日を捜せ」です。シャドー星人、ガブラ、予言者ヤスイが登場します。

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何者かに命を狙われる予言者ヤスイ。ダンプカーに追いかけられているところをキリヤマ隊長に救われます。メディカルセンターに運ばれたヤスイは水晶玉をのぞいて、マルサン倉庫が爆破され、スーツ姿のキリヤマ隊長が怪我をすることを予言します。

マルサン倉庫は実は地球防衛軍の秘密の武器開発工場。地球防衛軍はさっそくマルサン倉庫を捜索しますが、特段の異常は見つかりませんでした。フルハシ、ソガ、アマギはヤスイの言うことがでたらだと信じようとしません。

しかし、キリヤマ隊長だけは、ヤスイの言うことが気になり、ヤスイの予言を信じます。そして、ウルトラ警備隊にマルサン倉庫の捜索を命令します。

キリヤマ「「これは命令だ。マルサン倉庫一帯を徹底的に調査するんだ。時限装置はないか、地雷を埋めた形跡はないか、念には念を入れて洗うんだ。いいか、マルサン倉庫は地球防衛軍の動脈だ。敵に指一本触れさせちゃならない」

しかし・・・

「マルサン倉庫。外見は普通の倉庫だが、これはあくまでもカモフラージュのため。この倉庫の地下には地球防衛軍の超兵器開発基地があり、惑星間長距離ミサイルなどの開発が行われている。まさに地球防衛軍の動脈なのだ。幸いなことに爆発物らしき物は発見されなかった」(浦野光)

マルサン倉庫に異常なし、キリヤマ隊長も怪我をしていません。ヤスイの予言の信憑性が疑われます。しかし、キリヤマ隊長は未だヤスイを信用しています。

ヤスイが再び水晶玉をのぞき込みます。すると、ヤスイは今度は富士見が原に円盤が見えたと予言します。ヤスイの予言が気になるキリヤマ隊長は、ウルトラ警備隊で富士見が原を捜索することにしました。

しかし・・・

「再びヤスイの予言にしたがって、富士見が原一帯の大掛かりな捜索が行われた。だが円盤らしい影さえ発見できず、全てが徒労に終わったのである」(浦野光)

この結果を見て、マナベ参謀もキリヤマ隊長の判断に苦言します。キリヤマ隊長も、これ以上、ヤスイをウルトラ警備隊で保護し続けることはできず、ヤスイに帰宅するよう言います。

▼ヤスイ

「今日がダメなら明日。そうだ、明日を捜せばいいんですよ」

ヤスイ「皆さん信じてください。私は本当に見たんですよ」

フルハシ「わかった、わかった、わかったよ」

キリヤマ 「まぁ、待て」

キリヤマ 「君の協力には感謝する。今日のところはひとまず引き取ってくれないか」

ヤスイ 「隊長さん、私は宇宙人に狙われているんですよ。それでも帰れって」

ヤスイ「倉庫は必ず爆発します。円盤は必ず来るんですよ」

アマギ「もう。よせよ」

ヤスイ「今日がダメなら明日。そうだ、明日を捜せばいいんですよ」

キリヤマ「君は私が責任を持って守る。だから、安心して帰りたまえ」

キリヤマ隊長はヤスイのことを信じないわけではありませが、やむを得ずヤスイを帰宅させてしまいます。

そう言いながら、キリヤマ隊長はマナベ参謀のところにスーツ姿で現れ1日の休暇願を出します。

キリヤマ「あの男を信じたついでに、あの男が言っていた明日を捜してみます」

休暇とは言え、危険な状況になる可能性のある明日を捜しに行こうとするキリヤマ隊長に対し、マナベ参謀はこれを持って行けと拳銃を渡します。

▼アンヌ

「でも隊長はまだ信じているわ。だから休暇を取ったのよ」

モロボシ・ダンが一週間の宇宙パトロールから帰還します。ダンの不在中の出来事をダンに教える隊員たち。

ダン「明日を捜しに?」

フルハシ「隊長は責任感が強いからなぁ。放っておけなかったんだろ」

ソガ「その予言者のために、やれマルサン倉庫だ円盤だって。いいように扱われたよ」

アンヌ「でも隊長はまだ信じているわ。だから休暇をとったのよ」

アマギ「鬼の隊長も心霊現象にだけは、弱かったってわけだ」

フルハシ「ダン、どこに行くんだ?」

ダン「隊長を捜してきます」

▼ダン

「隊長と一緒に、明日を捜したくなりましてね」

「探す。キリヤマ隊長はあてどもなく探し回る。明日は一体どこにあるのか。ヤスイは一体どこに消えてしまったのか」(浦野光)

しかし、ヤスイは既に宇宙人につかまり、連れ去らわれていたのです。

夜のマルサン倉庫を捜索するスーツ姿のキリヤマ隊長。何者かの気配を感じます。

すると、向こうの方に何者かの影が。鉢合わせになると、その影の正体はダンでした。

キリヤマ 「ダンじゃないか」

ダン「隊長!」

キリヤマ「どうしてこんなところへ?」

ダン「隊長と一緒に、明日を捜したくなりましてね」

キリヤマ 「そうか。聞いてきたのか。私は古いタイプの人間かもしれないが、人間の予知能力、霊感といったものを無視できないタチでな」

そのとき、異様は気配がします。

ダン「はっ!」

キリヤマ「どうした?」

ダン「人の気配がします」

ダン「隊長、どうやら予言は的中ですよ!」

空から火の玉が降ってきました。マルサン倉庫が爆発し、キリヤマ隊長が負傷します。ヤスイの予言は当たったのです。

▼キリヤマ

「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず」

メディカルセンターで治療を受けるキリヤマ隊長。ヤスイの予言が当たっていたのに、ヤスイを追い返してしまったことを後悔する隊員たち。

フルハシ「隊長、申し訳ありませんでした」

キリヤマ「何もお前たちがあやまることはない」

フルハシ「いえ、我々は隊長を笑っていたんですから」

キリヤマ「ふっ、そうだろうと思ったよ」

ソガ「隊長、ヤスイさんはやっぱり宇宙人に」

キリヤマ「彼の予言通りだとするとな。私の判断が甘かった」

フルハシ「いえ、追い出した我々の責任です」

キリヤマ「殺されるから助けてくれと頼んでいた。それを私は断った。窮鳥懐に入れば猟師も殺さず。それなのに私は懐に入った窮鳥をみすみす死のジャングルに追いやってしまったのだ」

その後、ダンの発案で、アマギが姿を隠している宇宙人を突き止めることができる放射線照射装置を開発。フルハシを基地に残し、キリヤマ、ソガ、アマギ、アンヌ、ダンが出動します。

ダンとアマギが放射線装置を使って、基地の入り口を発見。基地に侵入しますが、基地の中に隠されていた円盤が発進、ダンとソガは瓦礫に埋もれてしまいます。気がついたダンはウルトラセブンに変身。

セブンは円盤を攻撃。すると円盤が爆発し、怪獣カブラが現れました。セブンはカブラの首をアイスラッガーで切り落とします。セブンが円盤に近づくと、円盤はヤスイを解放します。セブンはヤスイを救いますが、切り落とされたガブラの首がセブンの肩にかみつきます。ヤスイはセブンにガブラの牙には毒があること、ガブラの首は円盤が操っていることを教えてます。セブンは指先からビームを発し、円盤を攻撃。円盤は爆発し、ガブラの首がセブンから離れます。セブンの勝利です。

メディカルセンターに運ばれたヤスイ。フルハシがヤスイに予言を頼みますが、水晶玉に何も見ることができなくなったヤスイは予言ができくなったと言います。

フルハシ「頼むよ。今度は信じるからさぁ」

ヤスイ「ダメです。超能力が無くなっちまったんです」

フルハシ「なんだって?」

ヤスイ「超能力が無くなっちまった。やった、もう逃げなくてすむんだ!」

「予感。テレパシー。人間誰しも多少の予知能力はあるものです。もし、あなたに超能力があっても、宇宙人来襲の予言だけはしないでください。命を狙われては元も子もありませんからね」(浦野光)

終劇です。

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