パイナップルの果実 函館市熱帯植物園
ずいぶん以前に函館市熱帯植物園 でパイナップルの果実がなっているところ見つけました(パイナップルの実って?)。パイナップルがなっているところは、なかなか見る機会はないかもしれません。
パイナップルはブラジルなど熱帯アメリカ原産の植物です。
パイナップル(pineapple)のパイン(pine)は松という意味です。一方、アップル(apple)は、かつてリンゴに限らず果実一般を意味する単語でした。パイナップルは本来は松かさ(松ぼっくり)のことでしたが、この種の果実が松かさに似ていることから、やがてパイナップルと呼ばれるようになりました。現在、松かさの方はpine coreと呼ばれます。
パイナップルは次の写真のように剣状の葉が地下茎からたくさん生えています。育成が進むと、やがて株の中心から花軸が伸び、その先に花が咲き、結実します。
パイナップルの表面のブツブツが花だった部分です。パイナップルの実は表面の黄色い部分で、私たちが食べない「皮」の部分です。パイナップルの果肉は、たくさんの花の付け根の部分と花軸が一緒に肥大し、1つの果実のようになったものです。このような果実をクワ状果といいます。
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