ウルトラセブン語録@第5話 消された時間 (1967/10/29)
ウルトラセブンの第5話は「消された時間です」。ビラ星人が登場します。
▼ダン
「しかし、なぜ、あんなことを言ったのだろうか。僕が宇宙人だということを知ってたのだろうか。まさか、そんなことはありえない」
南極の地球防衛軍科学センターから地球の頭脳と呼ばれているユシマ博士が地球防衛軍極東基地にやってきます。ユシマ博士の乗る飛行機は、ビラ星人の怪光線を浴びます。ビラ星人はユシマ博士に催眠術をかけ、ユシマ博士に命令を出します。
「我々はビラ星人。全宇宙の征服者だ。我々は地球侵略の手 下としてお前を選んだ。お前の乗ったロケットを時間停止光線で捉え、時間の進行を止めておいて、お前の頭にビラ星人の心を植え付けた。お前は体はユシマ博士だが心はビラ星人になってしまったのだ。これからは、我々の指令を忠実に守って、地球征服に協力しなければならない。わかったな。命令する。先ずユシマダイオードを出せ、出すのだよろしい。それから明日の朝、レーダーの心臓部を破壊せよ。わかったな。注意する。地球には人間に味方する宇宙人がいる。名前はモロボシダンという。この男に気をつけろ」
ユシマ博士が怪しいと感じたダンは、ユシマ博士が本物かどうか疑います。
「この男、本当にユシマ博士なのだろうか。いや、間違いない。前に写真で見たことがある。しかし、なぜ、あんなことを言ったのだろうか。僕が宇宙人だということを知ってたのだろうか。まさか、そんなことはありえない。いずれにしても注 意しなければ」
このダンの台詞ですが、実はうまく話がつながっていません。最初の方で、ユシマ博士が 「私などをどうにかしようとする宇宙人がいますか」と言っているので、この話を聞いてダンが敏感に反応したのかと思いましたが、どうも元々のシナリオに、ユシマ博士がダンが宇宙人だと示唆するようなシーンがあったようです。
「そうだ。昨日は宇宙人の夢を見たな。地球防衛軍に一人だけ宇宙人がまぎれこんでいてね」
このシーンがカットされているので、話がつながらない台詞になってしまったのでしょう。
▼アンヌ
「いいえ、博士が悪いんじゃありません。ビラ星人がいけなかったんですわ」
ウルトラセブンがビラ星人を倒した後、メディカルセンターに運ばれていたユシマ博士は正気に戻ります。ユシマ博士はビラ星人に操られていたことをまったく覚えていません。自分が宇宙人に操られて、地球防衛軍の基地を破壊しようとしていたと聞いて驚くユシマ博士。
ユシマ博士:「ここはどこです。どうして僕はここに?」
キリヤマ隊長: 「地球防衛軍、極東基地の中ですよ」
ユシマ博士: 「私は、ロケットに乗っていたのでは」
ダン: 「博士、あなたはビラ星人の陰謀に利用されたんです。あなたを自由に操って、この防衛基地を破壊させようとしてんです」
ユシマ博士:「私がこの基地を?」
アンヌ: 「いいえ、博士が悪いんじゃありません。ビラ星人がいけなかったんですわ」
ヤマオカ長官: 「ビラ星人も上手いことを考えたものだ。博士は警備の盲点だからね」
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