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2013年1月20日 (日)

ボーイング787が出荷停止に

米ボーイング社が中型旅客機B-787の出荷を停止することを決めました。B-787の生産そのものは継続し、安全性が確認されるまで出荷を停止するようです。米連邦航空局などからの運航停止命令が解除されるまで出荷停止を続けるようです。

昨秋あたりからB-787の問題がいくつか見つかっていますが、現在一番問題視されているのは、やはりバッテリーの発火の問題です。ボストンの空港で発生したJALのB-787のバッテリーの発火については、米国家運輸安全委員会(NTBS)がバッテリーの写真を公開しています。ご覧の通り、真っ黒に焼け焦げています。

NTSB Provides Second Investigative Update on Boeing 787 Battery Fire in Boston

Photo

現在のところ、発火の原因はメインバッテリーへの過充電による過熱と考えられています。通常、リチウムイオン電池は過充電や過放電を防ぐための保護回路や制御管理のシステムが搭載されています。 バッテリーそのものの故障も考えられますが、高松空港に緊急着陸したANAのB-787では、バッテリーは数ヶ月前に交換したばかりだったようです。となると、バッテリーそのものではなくて、保護システムに問題がある可能性があります。

リチウムイオン電池は軽量でエネルギー密度が高く、メモリー効果もありません。そのため、継ぎ足しながら充電して使うパソコンや携帯端末やハイブリッド自動車にもよく使われます。一方で、充電と放電の制御をしっかりと行わないと過熱して発火する可能性があります。エネルギー密度が高いので、過熱すると、発火して破裂により溶融金属を吹き出しすこともあるので、非常にやっかいな面もあります。

電池工業会
リチウムイオン電池をご使用の際は次のことを必ず守ってください。

http://www.baj.or.jp/frombaj/03.html

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