ガラナ飲料とは 生誕55周年 なぜ北海道限定なのか
先日、北海道から友人が来たのですが、そのときにお土産で持ってきてくれたのが北海道のガラナ飲料水です。 いつも持ってきてくれますm(_ _)m
北海道では昭和35年(1960年)からガラナを作り始めて創業53年の小原商店のコアップ・ガラナが有名ですが、最近はキリンが北海道限定のキリンガラナが発売されています。このキリン・ガラナは季節限定で関東地区などでも発売されます。
ガラナ飲料水は一見するとコーラのような炭酸飲料なのですが、味はコーラとはだいぶ違います。どちらかというとドクターペッパーのような風味があります。
ガラナ飲料はアマゾン川流域を原産とする植物ガラナの実を使った飲み物で、カフェインやカテキンをたくさん含んでいます。
コカ・コーラが東京飲料(現東京コカ・コーラボトリング)によって日本国内で一般販売を開始したのは昭和33年(1957年)です。
当時、日本では炭酸飲料はラムネやサイダーしかありませんでしたから、コカ・コーラが日本で発売されると、コカ・コーラに市場を奪われてしまいます。
そのため、全国清涼飲料協同組合連合会が昭和33年に開発したのがガラナです。ですから、今年でガラナは生誕55周年。
ガラナが選ばれた理由は、ガラナがよく飲まれているブラジルでは、コカ・コーラがあまり売れていないという市場調査によるものだったそうです。
さて、当初はガラナは日本国内のいろいろなところで製造販売されいましたが、コカ・コーラが広まるに連れて、ガラナの人気は落ちていき、どんどん市場からガラナ飲料が消えて行きました。ところが、コカ・コーラも一気に日本国内に広まったわけではなく、北海道ではコカ・コーラが販売開始されるまで3年かかりました。この3年の間に、北海道ではガラナ飲料が定着していたのです。そのため、コカ・コーラが北海道にやってきても、ガラナの人気は衰えることはありませんでした。これが、未だに北海道で根強くガラナが売れている理由です。
自分が初めてガラナを飲んだのは、くじ引きのできる小さな駄菓子屋さんだったように記憶しています。三丁目の夕日の茶川さんがやっているような店です。当時のガラナはもちろんペットボトルではなく、茶色のビンに入っていました。容量は200数十ミリリットルだったと思います。せこい話ではありますが、コカ・コーラは180ミリリットル、ファンタは200ミリリットルでしたので、子ども心にお得感があってガラナを買ったというのもあったかもしれません。
今でもガラナを飲むのは年に数回ですが、これを味わうと何か昔にフラッシュバックされるのでありました。
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