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2013年1月21日 (月)

ウルトラセブン第16話「闇に光る目」放映45周年!(1968/01/21 19:00)

1ウルトラセブンは 1967年10月1日に放送が開始されました。1968年1月21日は第16話「闇に光る目」が放映された日です。

  • 地球人はいろいろな星に探査機を送っているようです。第14・15話の備隊西へ」ではペダン星に探査機を送り、美しい地球の存在に気が付いたペダン星人に侵略されそうになります。そして、第16話も同じように、地球防衛軍が調査のために打ち上げた宇宙船が問題を引き起こすのです。

ウルトラ警備隊の作戦室がざわついています。アンノン星調査のために打ち上げられ、消息を絶っていた無人宇宙船サクラ9号が突然帰ってきたのです。

フルハシ隊員とソガ隊員がホーク1号で出動、サクラ9号を確認します。そして、サクラ9号が宇宙局の基地近くの地獄山に降下していくことを確認。

宇宙局が危ない、サクラ9号に細菌でも詰め込まれていたら大変だという話になります。そこに、パトロールから戻ってきたことを報告しに来るダン。

キリヤマ隊長はダン、アマギ隊員、アンヌ隊員に宇宙局の警戒態勢を敷き、サクラ9号の回収を命じます。

3人はポインターで地獄山に向かいます。ホーク1号がサクラ9号が地獄山に落下したことを確認。

3人は黄色い硫黄を含む煙が漂う地獄山を進みます。サクラ9号を発見した途端に、サクラ9号は爆発してしまいます。

ダンは宇宙船が爆発したことをキリヤマ隊長に報告します。そして、3人は宇宙船が爆発した原因をあれこれ詮索します。

アンヌ「落下したショックで爆発しなかったものがどうして」 

アマギ 「我々の姿を見て、自爆したんじゃないのか?」

ダン 「誰か乗り込んできた奴がいるのだろうか?」

アマギ 「バカ言え、何もそれらしいものは見当たらないじゃないか」

 →だって、「我々の姿を見て、自爆・・・」って言ったじゃない

こんな話をしているところで、ダンが何か異音に気が付きます。アンヌ隊員とアマギ隊員には何も聞こえませんが、ダンにはキリキリという音が聞こえるようです。

ダンが音のする方向に行ってみると、岩山の壁に緑色に光る目が現れます。しかし、ダンは気が付きませんでした。すると、再び音が聞こえてきます。アンヌ隊員とアマギ隊員は突然頭痛に見舞われます。アマギ隊員は「硫黄の煙にやられたらしい」と。

シーン変わって、何やら変わった形の石を抱えて歩く少年。公園でブランコで遊ぶ子どもたち。1人が少年を見つけ「弱虫ヒロシが来たぞ」と言い、子どもたちがヒロシ君のまわりに集まります。子どもたちはヒロシ君が持っていためずらしい石を見つけ、石をヒロシ君から取り上げようとします。「やだよ~」と、いやがるヒロシ君。

  • ヒロシ君の役を演じているのは稲吉千春さん。ウルトラマンの「怪獣殿下」に出演しています。

すると、公園の樹木の樹皮に緑色の目が現れて、あのキリキリという音が鳴ります。子どもたちは、頭を抱えて、頭痛を訴えます。ヒロシ君は何ともありません。弘君はその場から逃げ去ります。

そこにやってきたのがポインターです。子どもたちを介抱します。すると、ダンがまたキリキリという音がするのに気が付きます。そして、樹木の目を見つけたダンはすかさずウルトラガンで目を撃ちます。アンヌ隊員とアマギ隊員もウルトラガンを構えます。

ダンがキリヤマ隊長に被害を受けた子どもたちを病院に収容したことを報告します。アンヌ隊員が「あの子たち、ヒロシっていう子と地獄山でひろってきた石の取り合いをしているときにやられたそうよ」とダンに報告。「子供たちには、石でも宝石のような価値を与えるものらしいからな」とアマギ隊員。話がお気楽な方へ・・・

シーン変わって、ヒロシ君の部屋。ヒロシ君が机の上に置いた石を磨いています。すると突然電灯が消えてしまいます。部屋の扉を開けようとしますが、明きません。「ママー、ママ-」とお母さんを呼びますが、ヒロシ君は部屋に閉じ込められてしまったようです。

すると、どこからともなく「坊や、そんなことをしても無駄だ」という声が聞こえてきます。その声はヒロシ君に「私の体を返しにもらいに来た」と言います。ヒロシ君が「そんなものは知らないよ」と言うと、壁に突然、あの緑色に光る目が現れます。そして、その声は、自分の体はヒロシ君が持ち帰って来た石であり、宇宙船を爆破するときに飛ばしてしまったと説明します。

その声はヒロシ君に石を地獄山の煙の中に落として欲しいと頼みます。そして、その代わりに、ヒロシ君を一番強い子にしてあげると約束します。ヒロシ君は声に頷きます。

シーン変わって山道を走るポインター。ダン、アンヌ隊員、アマギ隊員がヒロシ君の家に向かっています。子どもたちがやられたのに、ヒロシ君だけが無事だったのはおかしいなどという話をしていると、突然ポインターが急停止します。3人はポインターのフロント部分を調べますが、特に異常はないようです。

すると突然また音が聞こえ、目が現れます。ダンはウルトラガンで目を撃ちます。ダンは2人をその場に残して、ヒロシ君の家に向かいます。

ダンがヒロシ君の家に着いたときには、ヒロシ君は既に家にいませんでした。ヒロシ君のお母さんは、ヒロシ君には変わったことはなかったこと、あの子が友達に乱暴するとは考えられませんとダンに言います。ダンはヒロシ君を探します。

  • ヒロシ君のお母さんは北川恭子さん。ウルトラマンの「恐怖のルート87」にも出演されています。

シーン変わって交番の前。ヒロシ君が立ち止まり、お巡りさんと目が会います。ヒロシ君は逃げるようにその場から去ります。お巡りさんは「ぼうや」と呼びかけますが、ヒロシ君は行ってしまいます。そこに、ちょうどたどり着いたのが、ダン、アンヌ隊員、アマギ隊員の乗ったポインターです。

ダンがお巡りさんに男の子を見なかったか聞くと、お巡りさんは、今何か抱えた子があっちへ行きましたと話をします。ダンはお巡りさんに、捜索隊を組織するよう頼みます。

  • 昔は、こういう交番がよくありました。

ダンは「地獄山に行ったとした道は2つしかない」と言い、石は宇宙船が運んできたもので、ヒロシ君は地獄山に言ったのでないかと考えます。

地獄山を歩くヒロシ君。捜索隊の松明の火を見て、ヒロシ君がひるみます。声は捜索隊を倒すから行くのだとヒロシ君に言います。ヒロシ君を見つけた捜索隊が光る目にやられます。

ヒロシ君は地獄山であともう少しの陸橋のところまでやってきます。ヒロシ君は皆が自分をつかめようとすることに疑問を持ち、その理由を声に聞きます。声は、「我々の星の平和を、二度と荒しに来ないようにするだけだ。君だって、君をいじめる子はやっつけてやりたいだろう。私も同じことだ」と答えます。理由を聞いたヒロシ君は「いやだ、いやだ、僕帰る」と言って、石を放り出します。しかし、声は、約束を破ることはできないし、強い子にもなれないと言って、ヒロシ君を諭すように脅します。

ダンがヒロシ君を探しています。ダンが陸橋にたどり着きると、ヒロシ君を呼ぶと、突然、陸橋が崩れ落ちてしまいます。山頂に向かうヒロシ君、ほどなくダンは気が付き、アンヌ隊員とアマギ隊員に山頂に向かうように連絡します。2人はキリヤマ隊長に連絡、キリヤマ隊長、フルハシ隊員、ソガ隊員は、子どもを保護して、石を調べるため、ホーク1号で出動。

アンヌ隊員とアマギ隊員に山頂に向かうヒロシ君を発見するものの、光る目にやられてしまいます。そして、ヒロシ君はついに山頂に到着し石を谷底に落とそうとしたとき、ダンがヒロシ君を捕まえます。石はヒロシ君の手から離れ、硫黄の煙が吹き出す谷底に落ちていきます。

ダンはヒロシ君に帰ろうと言いますが、ヒロシ君は強くしてもらうと、言うことを聞きません。

谷底で何やらうごめきはじめ、緑色の光が石と融合、なんと石が怪獣となりました。その瞬間、ダンとヒロシ君の足場が崩れて谷底に落ちてしまいます。気を失う2人。

そこにホーク1号が到着、怪獣を発見したホーク1号は攻撃を開始します。怪獣が緑色のビームを発射、ホーク1号は不時着します。怪獣は墜落したホーク1号に近づいてきます。キリヤマ隊長、フルハシ隊員、ソガ隊員はホーク1号から脱出、ウルトラガンで怪獣を攻撃します。

そこで、ダンが気がつき、ウルトラセブンに変身します。セブンはヒロシ君を安全な場所に運びます。

キリヤマ隊長が怪獣に話しかけます。

キリヤマ:「お前は、地球に何しに来たんだ?」

声:「我々のアンノン星を攻撃してきた地球を破滅させにだ」

キリヤマ: 「攻撃だって、それは違う。我々が宇宙船を打ち上げたのは宇宙の平和利用のためだったんだ」

声:「地球人の言うことは信じられない」

そこにウルトラセブンが戻ってきます。セブンは怪獣を殴る蹴る、そしてエメリウム光線。しかし、怪獣にはまったく通用しません。そこで、ウルトラセブンはウルトラ念力?を使い、怪獣の動きを止め、怪獣に話かけます。

セブン:「アンノン、キリヤマが言ったことは嘘ではない。地球人は、決して君の星を侵略したのではないのだ」

  • ここで声の主を初めてアンノンと呼ぶ。

アンノン星人: 「本当なのだな」

セブン:「私も同じ宇宙人だ。嘘は言わない!」

アンノン星人:「よし、セブンの言うことは信用しよう。しかし、アンノン星はいかなる星からの侵略目標にもさせない」

すると怪獣から緑色の光が離れて、空へ飛んでいきます。怪獣はただの岩となって崩れ去ります。飛んでいく光を追いかけていくように、セブンも帰って行きます。

ソガ:「あいつ目だけじゃないか」

キリヤマ:「きっと、頭脳だけの宇宙人だ」

フルハシ:「そうか、あの石は活動するのに必要な体だったんだ」

シーン変わって交番の前。ヒロシ君のお母さんと子どもたちが並んでいます。そこに、ポインターでダン、アンヌ隊員、アマギ隊員が、ヒロシ君を送り届けます。

ダンはみんなのところに歩み寄れないヒロシ君に「本当に強い子はみんなと仲良くできる子なんだよ」と諭します。

友だちが、「おい!」と声をかけます。ダンがヒロシ君に「君もおい!って言ってごらん」と言うと、ヒロシ君は元気に「おい!」と言い、皆に歩み寄ります。

どうやら、ヒロシ君はこれで本当に友だちと仲間になれたようです。

そして、最後の浦野光さんのいつもナレーション

「あの宇宙の彼方にはわれわれの想像を絶する何かが存在している。宇宙開発も十分気を使ってやる必要がありそうだ」

「闇に光る目」と「ウルトラ警備隊西へ」の事件が起きるきっかけは、どちらも地球人の探査でした。

地球人は宇宙平和のために宇宙船を打ち上げて探査したと説明しますが、宇宙船を送り込まれた宇宙人からするとそれはとんでもないことです。地球にいきなり宇宙船が飛んできたことを想像すると、それは容易にわかります。

「闇に光る目」と「ウルトラ警備隊西へ」、どちらもウルトラセブン(ダン)が宇宙人と平和に解決しようと話を持ちかけます。「ウルトラ警備隊西へ」のペダン星人はウルトラセブンを裏切って地球侵略を続け、「闇に光る目」のアンノン星人はウルトラセブンの話を信じて自分の星に帰って行きます。

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