トナカイの語源|トナカイの英語 レインディア( reindeer )の意味
クリスマス・イヴにサンタクロースの乗るソリを引くトナカイ。トナカイという言葉は英語でもなければ、ヨーロッパの各国語でもありません。
トナカイは英語ではレインディア(reindeer)といいます。北アメリカのトナカイはカリブー (Caribou)といいます。
reinは英語では手綱、deerは鹿という意味です。そこでreindeerはサンタクロースのソリを引くので手綱の鹿というのかと思いきや調べてみると手綱は関係ありませんでした。reindeerのreinは古北欧語のhreinnに由来しますす。hreinnは手綱という意味ではなく、角に由来する言葉です。ですから、reindeerは角鹿ということになります。 ちなみに、中国語では馴鹿と書き、これは人に馴れた鹿という意味です。
鹿の仲間で雄雌ともに角を持っているのはトナカイのみです。オスは角を繁殖期の抗争に使いメスより大きな角を持っています。角はオスとメスともに冬期にエサを取るために雪を掘るのに使われます。オスは繁殖期に向かう春に角が生え秋から冬にかけて抜け落ちます。冬期に子育てをするメスは冬に角が生え春から夏にかけて角が抜け落ちます。
さて、トナカイという呼び方は日本でしか通じません。実はトナカイはアイヌ語のトゥナカイ」(tunakay) に由来します。ですから英語でクリスマスやサンタクロースの話をするときトナカイと言っても通じません。
その他、ふだん良く見かける動物の名前でアイヌ語に由来するのは、ラッコやシシャモなどがあります。
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・サンタクロースのトナカイの名前は?(12月24日)
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