トナカイの語源 英語のレインディアの意味
クリスマス・イヴにサンタクロースの乗るソリを引くトナカイ。トナカイという言葉は英語でもなければ、ヨーロッパの各国語でもありません。
トナカイは英語ではレインディア(reindeer)といいます。北アメリカのトナカイはカリブー (Caribou)といいます。
reinは英語では手綱、deerは鹿という意味です。そこでreindeerはサンタクロースのソリを引くので手綱の鹿というのかと思いきや調べてみると手綱は関係ありませんでした。reindeerのreinは古北欧語のhreinnに由来しますす。hreinnは手綱という意味ではなく、角に由来する言葉です。ですから、reindeerは角鹿ということになります。
ちなみに、中国語では馴鹿と書き、これは人に馴れた鹿という意味です。
さて、トナカイという呼び方は日本でしか通じません。実はトナカイはアイヌ語のトゥナカイ」(tunakay) に由来します。ですから英語でクリスマスやサンタクロースの話をするときトナカイと言っても通じません。
その他、ふだん良く見かける動物の名前でアイヌ語に由来するのは、ラッコやシシャモなどがあります。
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