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2012年12月10日 (月)

Google Now デスクトップPC用のChromeに搭載か

以前、こちらの記事(Google Now 聞かなくても適時適切に教えてくれる新しい検索のあり方)でアンドロイド端末用Google Nowについて紹介しましたが、Google Nowがデスクトップ用のChromeにも搭載されるようです。

Google Nowはユーザーに対して、適時適切な情報を能動的に提供する機能です。

これまでの検索スタイルでは、ユーザーは駅で列車の運行状況を確認したいとき、端末にその情報を提供しているサイトのurlを入力するでしょう。もし、urlが分からなければキーワードを入力して情報を提供してくれるサイトを検索するでしょう。また、旅行に行くユーザーは渡航先の天気を知りたいかもしれません。ユーザーは天気の情報を提供してくれるサイトのurlを入力するか、地名と天気のキーワードを入力してサイトを検索するでしょう。つまり、これまでの検索スタイルは、ユーザーが知りたい情報を自ら探さなければなりません。

Google Nowは何が違うかというと、ユーザーが駅に到着したら、画面に駅の時刻表を表示し、渡航先の現地に着いたら、その場所の天気を表示するというように、ユーザーの行動に合わせて必要な情報が表示されます。このとき、ユーザーは何らかのキーワードを入力する必要はありません。Google NowはGPS位置情報やカレンダー機能の予定などの情報から、ユーザーの行動を予測し、ユーザーが必要であるとされる情報を必要なときに提供するサービスです。

また、ユーザーの趣味などを知っていれば、ユーザーに対して情報を提供することも可能です。音楽好きなユーザーには東京ドームで行われる海外のロックバンドのコンサートチケットの案内が表示されるかもしれません。野球好きのユーザーには、東京ドームで行われる野球の試合の予定や結果が表示されるかもしれません。おそらく、Googleが狙っているのはこのあたりではないかと思います。適時適切にユーザーにとって便利な情報、すなわち広告を提供するということです。

多くの人たちの行動結果(検索結果)が、個人の行動を予測するデータベースにもなるでしょう。今日のこの時間に、この場所にいるユーザーの90%以上は、この情報を必要とするはずだという予測ができれば、少なくても、その時間にその場所にいるユーザーの90%以上が満足できる情報を提供できることになります。

こうした機能は将来的にはGoogleのProject Glass(Googleのスカウターを開発中 Project Glass)とともに提供されることになるでしょう。Google Nowの可能性も含めて詳しい話は「Google Now 聞かなくても適時適切に教えてくれる新しい検索のあり方」にまとめてあります。

Googleは、Google NowをChromeに組み込もうとしていることは認めていますが、現時点では何も発表することはないとしています。開発のひとつのテーマとして取り組んでいるということでしょう。

Introducing Google Now

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