ウルトラセブン第12話「遊星より愛をこめて」放映45周年!(1967/12/17 19:00)
ウルトラセブンは 1967年10月1日に放送が開始されました。12月17日は第12話「遊星より愛をこめて」が放映された日です。
ウルトラセブン第12話は現在欠番となっています。DVDで見ることはできませんので、今回は感想のみ。
第12話「遊星より愛をこめて」は、放送当時は特に問題もなく放映され、その後の再放送もされていたのですが、1970年に発売された小学館の雑誌の付録の怪獣カードに、12話に登場するスペル星人を被曝星人と記載していたことが問題となりました。放送中にスペル星人のことを被曝星人と呼ぶシーンはなかったと記憶していますが、この問題は全国的な抗議運動に発展し、その結果、円谷プロダクションは第12話を自主的に封印することになりました。
この第12話のストーリーそのものについては、数十年にも渡って封印されるような大きな問題は感じられません。過去によく見られた放射能を題材にした宇宙人や怪獣もののドラマや映画と変わりません。しかし、スペル星人が被曝星人と設定されてしまったことや、そのデザインが被曝を連想すると言われても仕方がないものだったことは問題だったと思います。原子爆弾の被害にあった人たちへの配慮が足りなかったという指摘を否定することはできなかったでしょう。
第12話の冒頭は以下のように始まり、地球の平和が第一であるという台詞で締めくくられ、そして本編ストーリーに入っていきます。
宇宙で大爆発が起きます。ホーク2号でパトロール中のソガ隊員とアマギ隊員は爆発には気が付きません。アマギ隊員が本部に「宇宙には異変がありません、平日より若干多量の放射能を検知した」と知らせてきます。その報告を聞いたフルハシ隊員が「放射能か、ついこの間まで地球もその放射能で大騒ぎしたものだ。原水爆の実験でな」と言うと、キリヤマ隊長は「しかし、地球ではその心配はなくなった。地球の平和が第一だ」と答えます。そのキリヤマ隊長に「まったくですね」と反応するダン。
地球の平和が第一は、ウルトラシリーズの一貫したテーマです。時を経て、この第12話がそのまま封印されたままになっていることはたいへん残念なことです。そう簡単にはいかないのだろうと思いますが、当時、封印となった経緯を十分に踏まえつつ、時を経た現在の見解から、何とか封印解除の方向へと動いて欲しいと思います。
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コメント
ウルトラセブン
スペル星人について。
結果論になりますが、大伴昌司はどうして「ひばく星人」と銘を打ったのでしょうか。
大伴昌司がそんな銘を打たなければ、封印されることはなかったと思います。
どうして当時は大伴昌司が設定を勝手に考えいたのですか?
また、それを突っ込む人もどうかしていたのでは?
投稿: タロス | 2017年5月24日 (水) 21時04分