ウルトラセブン第10話「怪しい隣人」放映45周年!(1967/12/03 19:00)
ウルトラセブンは 1967年10月1日に放送が開始されました。12月3日は第10話「怪しい隣人」が放映された日です。
収録されているDVDはNo.3になります。
交通事故で足を負傷し別荘地で療養中のアキラ少年が双眼鏡で隣の家をのぞいています。隣人の男は椅子にずっと座ったままで、何かを作り続けているようです。アキラ少年はこの隣人を怪しいと考えています。
そこへアンヌ隊員がお見舞いにやってきます。どうやら、アキラ少年のお姉さんはアンヌ隊員と友達のようです。アキラ少年は隣人の話をしますが、姉もアンヌ隊員もあまり興味がないようです。
シーン変わって、地球防衛軍基地のメディカルセンター。ダンとアンヌ隊員がアキラ少年について話をしています。ダンはアキラ少年は交通事故が原因でノイローゼになっているのではないかと思ったようです。アンヌ隊員はダンを誘って、改めてアキラ君の見舞いをすることにしました。アンヌ隊員によると、アキラ君の家の隣に男がやってきたのは2ヶ月ぐらい前のことのようです。ダンは2ヶ月前という部分に反応し、何かを感じます。
シーン変わってウルトラ警備隊の作戦室。レーダーが基地の東北の別荘地あたりで何かをキャッチしました。キリヤマ隊長が2ヶ月前にもレーダーが同じような反応を示したことをマナベ参謀に報告します。
再びシーン変わってアキラ君の家。アキラ君が空中に静止している鳥を発見します。驚いたアキラ君のお姉さんは地球防衛軍に電話で連絡しようとしますが、そこにちょうどダンとアンヌ隊員が見舞いにやってきます。アキラ君とお姉さんはさっそく2人に状況を説明します。
ダンはこの別荘地で何かたいへんなことが起こっていることを察知し、キリヤマ隊長に報告します。キリヤマ隊長はダンに調査を命令します。
あたりを見回したダンはいきなり窓の外へと飛んでいきます。ダンは隣の家の方に飛んでいきますが、やがて姿を消してしまいます。アンヌ隊員は驚いて、ダンを呼びますが返事はなし。キリヤマ隊長にダンが大変だと状況を報告します。
シーン変わって、黄色い大小の風船が浮かぶ不思議な空間。ダンはどうやら四次元の世界に紛れ込んでしまったらしい。そこへ突然現れる隣の男。自分の正体が第17惑星からやってきたイカルス星人であることをダンに明かします。コントロールマシンを使って、四次元の世界と三次元の世界をつなぎ、四次元の世界から地球を攻撃し、地球を征服する作戦を説明します。
ダンはその話を聞いて、ウルトラアイを取り出して変身しようとします。しかし、四次元の世界では変身することができません。変身ができないことに気が付いたダンは、カプセル怪獣の赤いカプセルを放りますが、やはり何も起こりません。男はダンに対して、次元の違う世界だから、ここでは何も起こらないのだと教えます。
シーン変わって工業地帯。円盤が工業地帯を光線で攻撃します。石油タンクが爆発し、横行地帯は火の海と化してしまいます。
さっそくホーク1号が出動しますが、円盤は消滅してしまいます。そして、続いて東京湾の沖合で大型タンカーが爆発します。円盤は神出鬼没で、ホーク1号は対応することができません。
シーン変わって四次元空間。男は姿を消しており、ダンがさまよい歩いています。ダンは次元こそ違うが、アキラ君の部屋と同じ場所にいるようです。
アンヌ隊員が何か気配を感じ、「誰?誰なの?」と聞きます。すると、「アンヌ、僕だ」とダンの声がかえってきます。どうやら、姿形は見えないけれども、声は聞こえるようです。アンヌ隊員は「ダン、どこにいるの?」と問いかけ続け、ダンは「アンヌ、アンヌ」と返事をします。しかし、2人はお互いを姿を確認することはできません。
ダンはイカルス星人のコントロールマシンを壊すと四次元の世界と三次元の世界を断ち切ることができると考えます。アンヌ隊員はコントロールマシンを壊したら、ダンがこちらの世界に戻って来れなくなることを心配します。しかし、ダンは「やるよ。やるよ僕」と言って、コントロールマシンを破壊することを決意します。アンヌ隊員が「ダァ~ン」と叫びます。
ダンはウルトラガンでコントロールマシンを破壊します。すると、白煙が出てあたりが見えなくなりました。やがて視界が戻ると、そこは別荘地の森の中でした。ダンの目の前には隣の男がたたずんでいました。男はダンの仕業にびっくりして、お前は誰だと聞きます。
- どうもイカルス星人はダンがウルトラセブンとは知らなかったようです。
そう言うと男はイカルス星人の姿になり巨大化します。すかさずウルトラセブンに変身するダン。ウルトラセブンとイカルス星人の戦いが始まります。
- イカルス星人の名前の由来は当時地球に接近していた小惑星のイカルスに因んでいるそうです。
- 自分は放送当時、イカルス星人の耳がイカの耳にも似ていて、隣は空き家になって留守というのがなぜか頭に浮かび、イカルス星人と言うのだろうと信じていました。烏賊留守星人(^^ゞ
イカルス星人の必殺技は全身から出すアロー光線です。これにあたったところは、あっという間に焼けてしまいます。ウルトラセブンはアイスラッガーを放ちます。アイスラッガーはイカルス星人に当たりますが、体を切ることはできませんでした。しかし、打撃は与えたようです。ウルトラセブンは弱ったイカルス星人を念力を使って谷底へ落とします。
こうしてイカルス星人の野望はウルトラセブンに打ち砕かれました。しかし、アキラ君は空き家になった隣を監視続けているようです。
イカルス星人を発見したご褒美に、ダンとアンヌ隊員がポインターでアキラ君にプレゼントを届けに行くところで終演です。
そして、最後におきまりのナレーション。
皆さん、あなたの隣の家には怪しい人はいませんか?地球は狙われています。もし怪しい人に気が付いたら地球防衛軍基地までお電話を下さい。ひょっとするとあなたの隣人は惑星から来た宇宙人かも知れないのです。
そう、そう、烏賊留守星人かもしれないのです。
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