ミハエル・シューマッハ 鈴鹿で引退を表明
本日5日、三重県の鈴鹿サーキットでF1第15戦日本GPが開幕します。
開幕に先立つ4日、メルセデスのミハエル・シューマッハ選手(43歳)が記者会見を開き、今季限りで現役を引退することを表明しました。
シューマッハ選手は2006年のイタリアGPで優勝した直後、今季限りでの引退を表明しました。当時、ちょうど通算90勝目をあげたところでした。、端から見ると、まだまだやれるよという感じで、その次戦の中国GPで優勝し、通算91勝目となりました。
そのシューマッハ選手がF1に復帰することになったのは2009年のことでした。ハンガリーGPでフェラーリのフェリペ・マッサ選手が重傷を負い、次戦の欧州GPからシューマッハ選手が参戦することになったのです。しかし、体調を崩したため、その年の復帰は断念しました。そして、シューマッハは2010年に古巣のフェラーリではなく、メルセデスで復帰を果たしました。
シューマッハとメルセデスの2010年に結んだ契約は3年で今季限りです。チームは既にマクラーレンのルイス・ハミルトン選手の加入を表明しています。契約の切れるシューマッハがどうするのか注目されていましたが、4日に鈴鹿で引退を表明することになりました。
シューマッハは復帰後は残念ながら優勝は果たしていません。決勝での最高位は3位です。2010年、2011年は最高位が4位で、表彰台に立つことはできませんでした。2012年は欧州GPで3位となり、復帰後、初めて表彰台に立ちました。2006年の中国GPから6年ぶりのことです。
来年、走ったとしても、シューマッハがトップクラスのレーサーであることにはかわりません。しかし、トップクラスで走り続けてきた彼にとっては、今が見極めの時期なのでしょう。限界を感じたといっても、トップを走り続ける人間が感じた究極の限界だと思います。
シューマッハの引退でF1は再び新しい世代に入ります。
シューマッハもそうやって時代を変えたのです。
アイルトン・セナの41勝目に並んで涙したシューマッハ
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