セブン上司にえっ?
ウルトラセブンの最終回(第48回、第49回)に、傷ついた諸星弾の枕元に現れ、M78星雲に帰り、変身しないように忠告したウルトラセブンそっくりなキャラクターが出てきます。
ウルトラマンにおいては、ウルトラマンとハヤタ隊員は基本的に別の人物ですから、ウルトラマンとハヤタ隊員が会話することは違和感がありません。
ところが、ウルトラセブンの場合は、ウルトラセブンと諸星弾は同一人物ですから、2人が会話をするシーンは辻褄が合いません。
そこで、後付けではありますが、このキャラクターはM78星雲のウルトラセブンの上司という位置づけのセブン上司という実在のキャラクターであることが示されました。
しかし、リアルタイムで見ていた自分はこのウルトラセブンは実在のキャラクターではないと思っていました。
それでは、どんなキャラクターと思っていたかというと、なにせ5歳頃の記憶なので霞んでいるのですが、ひとつ明確に覚えているのは、あれは夢の中の出来事だったということです。
ウルトラセブンは地球を守る強い意志を持っていましたが、それでも、地球を離れなければならないことや死ぬことへの恐怖などで葛藤する自身が夢の中に出たのではないかと思ったのです。地球人に対してダンとセブンを演じている意識の違いみたいなものを感じたようにも思いました。正義の味方はかっこいいけど可哀想だとも思いました。
ということで、セブン上司は声は違うもののウルトラセブン自身だったというのが自分の解釈でした。なので、あとで、セブン上司というのを知ったときに、えっ?と思ったのです。
ところで、最終回の諸星弾とアンヌ隊員の別れの名シーンは強く記憶に残っています。ただし、ひとつだけ、えっ?と思ったのが、弾が最後の変身をするシーンです。アンヌ隊員が「待って、ダン、行かないで!」と弾の変身を制止しようとするのですが、弾は「アマギ隊員がピンチなんだよっ」と言って、アンヌ隊員を振り払ってしまいます。その勢いで、アンヌ隊員は地面に倒れてしまうのですが、それが何とも可哀想でした。
再放送を見るたびに、おい弾、アンヌを突き飛ばすな!と思うのでありました。
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