ウルトラセブンは作品中でどのようにしてウルトラセブンと呼ばれるようになったのでしょうか。実は、作品を見ているだけではわからないのです。
第1話の「姿なき挑戦者」で、ダンがフルハシ隊員とソガ隊員に名前を聞かれて「モロボシ・ダンとでもしておきましょう」と答えたシーンはとても有名ですが、ウルトラセブンのことをウルトラセブンと呼ぶシーンはありません。
作品中で、ウルトラセブンのことを、初めてウルトラセブンと呼ぶシーンは第2話「緑の恐怖」に出てきます。
宇宙ステーションV3から休暇で6ヶ月ぶりに地球に帰還してきたイシグロ隊員はミツコ夫人と休暇をゆっくり過ごすため、小田急ロマンスカーで箱根に向かいます。ところが、ワイアール星人はイシグロ隊員の姿を保つことができず、トンネルの中を走る電車中でその姿を現してしまいます。
イシグロ隊員の正体がワイアール星人であることを知って、現場にかけつけるウルトラ警備隊のダンとアンヌ隊員。乗客を助けるのですが、トンネルの入り口に取り残されたおじさん。ダンは、おじさんを助けるため、トンネルに向かいます。そして、ワイアール星人を倒すため、ダンはウルトラセブンに変身して戦います。
このとき、アンヌ隊員がウルトラセブンに向かって「ウルトラセブ~ン、頑張って~」とウルトラセブンを応援します。 これが作品中で、ウルトラセブンの名前が初めて出てきたシーンです。
それでは、アンヌ隊員がウルトラセブンと名付けたのかというと、そうではないことがわかるシーンが最後にあります。
この後、アイスラッガーでワイアール星人を倒したウルトラセブンは宇宙に帰っていきますが、ちょうどそこにウルトラ警備隊のホーク1号が飛んできます。そして、ホーク1号の中から、アマギ隊員が飛んでいくウルトラセブンを指さして、「あっ!ウルトラセブンだ」と言っています。
そして、キリヤマ隊長にウルトラ警備隊の本部から連絡が入ります。本部からの連絡は「警視庁からの連絡が入りました。事件は無事解決し、被害者のすべては人間に復活し、収容した。ウルトラ警備隊の活躍に感謝する。以上です」でした。キリヤマ隊長は「了解。この台詞はウルトラセブンに言ってもらいたいな」と答えます。
アンヌ隊員がウルトラセブンと名付けたのであれば、アマギ隊員やキリヤマ隊長はウルトラセブンという名前を知らないはずです。ですから、第2話の時点では、ウルトラ警備隊の隊員たちは、ウルトラセブンという名前を知っていたと考えるのが妥当でしょう。
そうすると、やはり、ウルトラセブンの名前の秘密は第1話にありそうです。実はウルトラセブンは第1話の脚本に、ウルトラセブンの名前の由来が出ていたようです。
第1話の最後のシーンで、ウルトラ警備隊の隊員たちがダンの話をしています。フルハシ隊員が「いやぁ、今度の事件になくてはならかったのは、あの風来坊だったな」といういと、アンヌ隊員が「彼はどこに行ったのかしら?」と答えます。
そこに、ヤマオカ長官と隊員服を着たダンが現れ、ヤマオカ長官が「ここだよ諸君、紹介しよう、モロボシ・ダン隊員だ。今日からウルトラ警備隊員として、勤務についてもらう」とダンを紹介します。その後、出動するホーク1号のシーン。第1話はここで終了してしまいます。
実は脚本上はヤマオカ長官がダンを紹介した後、次のようなシーンがあったようです。
キリヤマ隊長「六名の隊員が誕生したわけか、いやひょっとしたら七人目の隊員も誕生したかもしれん」
アマギ隊員「ピンチを救ってくれた幻のヒーローですね」
キリヤマ隊長「うん。七人目のヒーローだからな、ウルトラセブンとでも呼ぶか」
これを見ると、ウルトラセブンの名前の由来はウルトラ警備隊の7番目の隊員という意味になっています(6番目はモロボシ・ダン)。そして、ウルトラセブンと名付けたのはキリヤマ隊長ということになります。
アマギ隊員「ピンチを救ってくれた幻のヒーローですね」と言っています。第2話の最後にアマギ隊員が「あっ!ウルトラセブンだ」と言うシーンともつながっているように思います。
しかし、このシーンが第1話の最後に挿入されることはありませんでした。
第1話でウルトラセブンが皆に姿を現すのは、クール星人の円盤につかまっている人たちを助けに行った後です。ウルトラセブンは彼らを助けた後に、巨大化して、円盤を宇宙へと運んでいきます。その姿を見て、助けられた人々のうちの警察官が飛んでいくウルトラセブンを指さして「あれは何ですか?」と叫びます。そのまわりにはウルトラ警備隊の隊員たちもいます。
ですから、ここでウルトラ警備隊の隊員たちはウルトラセブンを見ているのです。そして、ウルトラセブンの名前を知っているような気配はありません。物語は最後のセブン命名シーンに辻褄があうように進んでいます。
なぜ、最後のキリヤマ隊長がウルトラセブンを名付けるシーンがなくなったのでしょうか。時間がなくなってカットしたとも考えられますが、ちょっと残念です。
ちなみに、第1話では、モロボシ・ダンとアンヌ隊員の会話のシーンもカットされているようです。このシーンでは、アンヌ隊員がウルトラ警備隊のために活躍してくれたダンにプレゼントをあげようとして「あなたの一番好きなものは何?」と聞きます。ダンはアンヌに「地球」と答え、この美しい地球が大好きで、命をかけてこの地球を守るという決意表明をアンヌ隊員にしています。
まぁ、これらの話は第一話ではテレビ放映されなかったと理解することにしておきましょう。
ウルトラセブンは作品中でどのようにしてウルトラセブンと呼ばれるようになったのでしょうか。実は、作品を見ているだけではわからないのです。
第1話の「姿なき挑戦者」で、ダンがフルハシ隊員とソガ隊員に名前を聞かれて「モロボシ・ダンとでもしておきましょう」と答えたシーンはとても有名ですが、ウルトラセブンのことをウルトラセブンと呼ぶシーンはありません。
作品中で、ウルトラセブンのことを、初めてウルトラセブンと呼ぶシーンは第2話「緑の恐怖」に出てきます。
宇宙ステーションV3から休暇で6ヶ月ぶりに地球に帰還してきたイシグロ隊員はミツコ夫人と休暇をゆっくり過ごすため、小田急ロマンスカーで箱根に向かいます。ところが、ワイアール星人はイシグロ隊員の姿を保つことができず、トンネルの中を走る電車中でその姿を現してしまいます。
イシグロ隊員の正体がワイアール星人であることを知って、現場にかけつけるウルトラ警備隊のダンとアンヌ隊員。乗客を助けるのですが、トンネルの入り口に取り残されたおじさん。ダンは、おじさんを助けるため、トンネルに向かいます。そして、ワイアール星人を倒すため、ダンはウルトラセブンに変身して戦います。
このとき、アンヌ隊員がウルトラセブンに向かって「ウルトラセブ~ン、頑張って~」とウルトラセブンを応援します。 これが作品中で、ウルトラセブンの名前が初めて出てきたシーンです。
それでは、アンヌ隊員がウルトラセブンと名付けたのかというと、そうではないことがわかるシーンが最後にあります。
この後、アイスラッガーでワイアール星人を倒したウルトラセブンは宇宙に帰っていきますが、ちょうどそこにウルトラ警備隊のホーク1号が飛んできます。そして、ホーク1号の中から、アマギ隊員が飛んでいくウルトラセブンを指さして、「あっ!ウルトラセブンだ」と言っています。
そして、キリヤマ隊長にウルトラ警備隊の本部から連絡が入ります。本部からの連絡は「警視庁からの連絡が入りました。事件は無事解決し、被害者のすべては人間に復活し、収容した。ウルトラ警備隊の活躍に感謝する。以上です」でした。キリヤマ隊長は「了解。この台詞はウルトラセブンに言ってもらいたいな」と答えます。
アンヌ隊員がウルトラセブンと名付けたのであれば、アマギ隊員やキリヤマ隊長はウルトラセブンという名前を知らないはずです。ですから、第2話の時点では、ウルトラ警備隊の隊員たちは、ウルトラセブンという名前を知っていたと考えるのが妥当でしょう。
そうすると、やはり、ウルトラセブンの名前の秘密は第1話にありそうです。実はウルトラセブンは第1話の脚本に、ウルトラセブンの名前の由来が出ていたようです。
第1話の最後のシーンで、ウルトラ警備隊の隊員たちがダンの話をしています。フルハシ隊員が「いやぁ、今度の事件になくてはならかったのは、あの風来坊だったな」といういと、アンヌ隊員が「彼はどこに行ったのかしら?」と答えます。
そこに、ヤマオカ長官と隊員服を着たダンが現れ、ヤマオカ長官が「ここだよ諸君、紹介しよう、モロボシ・ダン隊員だ。今日からウルトラ警備隊員として、勤務についてもらう」とダンを紹介します。その後、出動するホーク1号のシーン。第1話はここで終了してしまいます。
実は脚本上はヤマオカ長官がダンを紹介した後、次のようなシーンがあったようです。
キリヤマ隊長「六名の隊員が誕生したわけか、いやひょっとしたら七人目の隊員も誕生したかもしれん」
アマギ隊員「ピンチを救ってくれた幻のヒーローですね」
キリヤマ隊長「うん。七人目のヒーローだからな、ウルトラセブンとでも呼ぶか」
これを見ると、ウルトラセブンの名前の由来はウルトラ警備隊の7番目の隊員という意味になっています(6番目はモロボシ・ダン)。そして、ウルトラセブンと名付けたのはキリヤマ隊長ということになります。
アマギ隊員「ピンチを救ってくれた幻のヒーローですね」と言っています。第2話の最後にアマギ隊員が「あっ!ウルトラセブンだ」と言うシーンともつながっているように思います。
しかし、このシーンが第1話の最後に挿入されることはありませんでした。
第1話でウルトラセブンが皆に姿を現すのは、クール星人の円盤につかまっている人たちを助けに行った後です。ウルトラセブンは彼らを助けた後に、巨大化して、円盤を宇宙へと運んでいきます。その姿を見て、助けられた人々のうちの警察官が飛んでいくウルトラセブンを指さして「あれは何ですか?」と叫びます。そのまわりにはウルトラ警備隊の隊員たちもいます。
ですから、ここでウルトラ警備隊の隊員たちはウルトラセブンを見ているのです。そして、ウルトラセブンの名前を知っているような気配はありません。物語は最後のセブン命名シーンに辻褄があうように進んでいます。
なぜ、最後のキリヤマ隊長がウルトラセブンを名付けるシーンがなくなったのでしょうか。時間がなくなってカットしたとも考えられますが、ちょっと残念です。
ちなみに、第1話では、モロボシ・ダンとアンヌ隊員の会話のシーンもカットされているようです。このシーンでは、アンヌ隊員がウルトラ警備隊のために活躍してくれたダンにプレゼントをあげようとして「あなたの一番好きなものは何?」と聞きます。ダンはアンヌに「地球」と答え、この美しい地球が大好きで、命をかけてこの地球を守るという決意表明をアンヌ隊員にしています。
まぁ、これらの話は第一話ではテレビ放映されなかったと理解することにしておきましょう。
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