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2012年8月23日 (木)

江差線 デュアルモードビーグル(DMV)の可能性は

 JR北海道が、北海道新幹線の敷設に伴い、江差線の木古内-江差間を2014年春に廃止する方針を決めたようです。

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 江差線の木古内-江差間の営業キロは42キロです。1キロメートル当たりの1日平均輸送量を輸送密度といいますが、この路線は輸送密度がわずか41人しかありません。一般的に採算性が取れる輸送密度は数千人のオーダーです。大幅な赤字路線となっていますから、採算性だけを考えれば、新幹線敷設と切り離しても、いずれ廃線になってもおかしくない状況です。

 しかしながら、この路線の廃止は地元には多大な影響があると思います。特に江差、上ノ国までの交通の整備は進んでおらず、木古内から上ノ国への路線バスも走っていません。江差線の木古内-江差間が廃線になるのであれば、路線バスを走らせるのは最低条件ですが、それだけでは地方の切り捨てになってしまいます。

 渡島半島の左側は開発が遅れていますが、自然に恵まれており観光資源的には面白いものがたくさんあります。知床のように世界遺産になるまでのものではないかもしれませんが、渡島全体の観光という観点から、何か工夫はできないでしょうか。

木古内-江差間も単純に廃線とするのではなく、JR北海道やトヨタ(日野自動車)が開発を進めている道路と線路を走行することができるデュアルモードビーグル(DMV)を導入することはできないのでしょうか。

冬期間の運行が難しい面もあるかもしれませんが、DMVだと、路線から外れてあちこち走ることもできるので、いろいろな展開ができそうな気がします。海峡線のドラえもん海底列車のような企画や、DMVそのものデザインを工夫するのも面白いと思います。

JR北海道・デュアルモードビーグル(DMV)
http://www.jrhokkaido.co.jp/new/dmv/index.html

JR北海道・DMVとは
http://www.jrhokkaido.co.jp/new/dmv/about.html

下記の映像がわかりやすいと思います。

Japanese Dual Mode Vehicle(DMV) デュアルモードビークル JR北海道

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コメント

コメントありがとうございます。
北海道の場合は除雪をしっかりする必要がありそうです。車体が軽いので脱線しやすいようです。

投稿: toshizo | 2012年8月26日 (日) 17時20分

廃線は考えものですね。少なくとも人がいるところを孤立させてしまうのはいけないでしょうし。鉄道だけの問題じゃないと思う。なんとかしないといけませんね。採算度外視でなんとか残してもらいたい。DMV?なんか良さそうだけど。

投稿: 鉄道フォン | 2012年8月25日 (土) 07時55分

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