大沼公園がラムサール条約に登録
北海道函館市近郊の渡島管内七飯町の大沼が、国際的に重要とみなされる湿地の保全を目的とするラムサール条約に登録されました。
登録の対象となったのは大沼国定公園の大沼・小沼・蓴菜沼など1236ヘクタールです。次のGoogle Mapは大沼国定公園周辺ですが、右上の大きな湖が大沼、左下の湖が小沼です。蓴菜沼は小沼の左上、地図上では日暮山と書いてある部分の上部あたりです。
これらの湖を始めとする周辺の湿地帯は大沼の北にある駒ヶ岳が1640年に噴火した際、山が崩壊した土砂で折戸川がせき止められてできたものです。
湖には100を超える大小の島があります。周辺にはエゾマツ、イタヤカエデ、シラカバなどの森林が広がっています。秋になると紅葉を見にたくさんの人が訪れます。
ところで、このブログで紹介している角錐体の形をした日本最古のコンクリート電柱を建てた電力会社は、かつて函館にあった函館水電(旧:渡島水電 1906年明治39年設立)という電力会社です。この函館水電は大沼で水力発電をしていました。また、函館の路面電車も元々はこの会社が始めたものです。この会社は1941年に配電統制令により北海道電力に統合されました。路面電車は函館市交通局が引き継ぎました。
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