国内でランサムウェアが発見される
トレンドマイクロ社が7月6日に同社のサイトで発表したインターネット脅威マンスリーレポート - 2012年上半期・6月度によると、国内でコンピュータに侵入し、環境を使えない状態にしたうえでユーザーを脅迫するタイプのウィルス「ランサムウェア」が発見されたようです。
ランサムウェアはウィルスの一種で、他のウィルスと同様にコンピュータに侵入して、システムやデータファイルを使用不可能にします。ただし、ランサムウェアは、システムやデータファイルを完全に破壊するのではなく、その復旧と引き換えに金銭を要求します。
ランサムウェアにはいろいろなタイプのものがありますが、今回日本国内で見つかったのは、データファイルを勝手に暗号化して使用不能するものです。暗号化されたファイルは拡張子が変更されます。ファイルを開くことができなくなり、ユーザーがファイルにアクセスすると、「このファイルを開けません」というWindowsのダイアログボックスが表示されます。ファイルを復旧したければ金を払えと脅迫してきます。
このように暗号化したファイルを人質に身代金を請求してくるので、このタイプのウィルスにランサム(ransome:身代金)ウェアという名前がつけられました。
今回見つかったウィルスは暗号化解除のためのキーがウィルス内に含まれていたそうですが、海外で出回っているものの中にはキーを含まない強力なタイプのものもあるようです。
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