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2012年6月13日 (水)

WHO ディーゼルエンジンの排気ガスの発がん性リスクを最高度に設定(2012年6月12日)

 2012年6月12日、世界保健機関(WHO)の国際癌研究所(IARC)はディーゼルエンジンの排気ガスについて「発がん性が十分に認められ、肺がんの危険性を高める」とした調査結果を発表し、肺癌を誘発する1級(5段階評価中1番目)の発ガン物質に設定しました。

 ディーゼル排出ガスは1988年より癌を起こす可能性が高い物質として2A等級(5段階評価中2番目)に分類されていましが、今回の新たな設定によりタバコ、酒、石綿、プルトニウム、ヒ素などと同じ等級になりました。ガソリンエンジンの排ガスは1989年以降、2B等級(5段階評価中3番目)とされています。

 1980年代後半に、液体クロマトグラフィーを使ってディーゼルエンジンから出るピッチタールなどの分析を行った経験がありますがそのとき発がん性物質として注目していたのがベンゾピレンでした。ずいぶん入っていたように記憶しています。

ベンゾピレン
ベンゾピレン

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