WHO ディーゼルエンジンの排気ガスの発がん性リスクを最高度に設定
世界保健機関WHOの国際がん研究部門は、ディーゼルエンジンの排気ガスについて、「発がん性が十分に認められ、肺がんの危険性を高める」として調査結果を発表しました。
ディーゼルエンジンの排気ガスは1988年に発がん性リスクがあるとして、5段階評価中2番目に発がん性リスクが高いレベルと分類されていましたが、今回の調査で5段階評価中1番目のレベルに分類されました。
ガソリンエンジンの排ガスについては、1989年以来、5段階評価中3番目に発がん性リスクが高いレベルに分類されています。
ちょうど1980年代後半に、液体クロマトグラフィーを使って、ディーゼルエンジンから出るピッチタールなどの分析を行っていましたが、そのとき発がん性物質として注目していたのがベンゾピレンでした。ずいぶん入っていたように記憶しています。
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