ウォーレス・カロザースの命日(1937年4月29日)
4月29日はアメリカの有機化学者ウォーレス・カロザースの命日です。
カロザースは米国アイオワ州バーリントンで生まれました。1924年にイリノイ大学で博士号を取得し、1926年にハーバード大学の講師となりました。その後、1928年にデュポン社に基礎研究プログラムの有機化学部長として赴任します。当時、未だ十分に解明されていんかったか高分子化学について研究しました。

ウォーレス・カロザース
その研究の成果として、1930年にクロロプレンをモノマーとする合成ゴム・ネオプレン(クロロプレン)の重合に成功しました。また、1935年には世界初の合成繊維ナイロンを発明しています。上の写真は、合成ゴム・ネオプレンを引っ張って見せているところです。
カロザースは1928年頃から精神疾患をわずらい1937年4月29日に青酸カリを服毒し自殺しました。カロザースが発明したナイロンが発表されたのは彼の死後から2年後の1939年でした。
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