米国内での検索サービスに関するアンケート調査結果
米国の調査機関Pew Research Centerが、米国内のインターネットユーザーを対象として実施した検索サービスに関するアンケート調査の結果を発表しました。
http://www.pewinternet.org/~/media//Files/Reports/2012/PIP_Search_Engine_Use_2012.pdf
調査結果によると、米国内でもっとも利用されている検索サービスはGoogleで、実に83%の回答者がGoogleを検索に利用していると答えています。一方、第2位のYahooの利用者は全体の6%にとどまりました。2004年の調査では、それぞれ47%、26%でしたから、この7年間でGoogleが一人勝ちの状態となったことがわかります。
検索サービスを利用することで、自分が探したい情報を見つけることができているかという質問については、回答者の91%が情報を得られるとしていると答えています。また、86%の回答者が検索サービスで、新しい情報を見つけたり、重要な情報を知ったり、知識を増やしたりすることができたと答えています。
検索サービスの品質に関しては、52%の回答者が、検索結果の精度が高くなっており、便利になっていると答えています。
Googleなどの検索サービスがユーザーの検索履歴を参考にして検索結果を表示していることについては、回答者の73%がプライバシー侵害にあたり好ましくない答えています。
また、回答者の65%は、検索履歴を利用した検索結果を表示することは、得られる情報が限定されるため好ましくないと答えています。
これは確かにその通りかもしれません。とりわけ、他人が見つけるのとは違う斬新な情報を探すときには、Google以外を使った方が良いということにもなりそうです。これは単純にシェアの大きさからだけではなく、検索結果の表示方法からも言えることです。
Webサイトで情報を発信している側は、このことを良く考えておく必要がありそうです。Googleの検索履歴を利用したランキングはリピータの獲得には良いかもしれませんが、新規ユーザー獲得には良くないのかもしれません。
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