出版社20社が電子書籍新会社を設立
国内の大手出版社20社が共同出資により、電子書籍新会社「出版デジタル機構」が4月2日に設立されるようです。
出版デジタル機構
http://www.shuppan-d.info/
詳細については、3月に発表されるようですが、出版デジタル機構は出版物の電子化を一手に請け負うことを目指しているとのことです。
日本の出版社は電子書籍には否定的だったような印象がありますが、これだけ電子書籍の勢いがついてくると、対応せざるを得ないということなのだろうと思います。
しかし、考えてみれば、電子書籍に否定的というのは、現在のビジネスモデルに否定的だったということなのでしょう。共同出資で新会社立ち上げですから、日本の出版業界が、自分たちでビジネスモデルを作り上げるということなのだろうと思います。
さて、それで心配なのは本屋さんのこれからのビジネスモデルです。紙面の本はなくならないという考えはありますが、売れ筋の週刊誌や新書などが電子書籍になると売り上げ的に厳しい状況になると思います。
本屋さんで売っている紙面の本がリアル本とするなら、電子書籍はバーチャル本。リアルな世界とバーチャルな世界をどのように結ぶかというのが、これからのIT技術だと思います。と思いながら、知人のIT会社の社長さんと何か良いビジネスモデルはないだろうかと話をしていたところで、入ってきたのがこのニュースでした。
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