生食用牛肉の表面加熱処理義務化 10月1日から
「焼肉酒家えびす」のユッケによる集団食中毒の事件により、導入されることになった生食用牛肉の罰則付き新基準が10月1日から施行されます。
新しい基準では加工業者は牛肉の表面を深さ1センチまで60度、2分以上加熱処理して殺菌することが義務づけられます。
飲食店は新しい基準で処理された生食用として販売されている牛肉以外の肉をユッケや牛刺しとして提供することを禁じられます。
どちらも、違反すると営業停止などの行政処分の対象になります。悪質な場合には2年以上の懲役または200万円以下の罰金の刑事罰の対象になります。
こういう状況で、かつ基準が厳しいので、生食用牛肉の提供を断念する加工業者や飲食店が多いようです。
個人的にはユッケは食べないので良いのですが、牛刺しが食べられなくなるのはとても残念です。
ところで、牛の生レバーであるレバ刺しは新基準の対象外ですが、厚生労働省は年内には提供禁止の検討を始めると表明しており、それまでは生レバーを提供しないよう呼びかけています。
食中毒の危険性はあるのですが、こうやって食文化が失われていくのかなと残念に思います。
この写真はずいぶん前に食べたレバ刺し。
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