シロアリ
気がつかないうちに住まいをボロボロに食い荒らす恐ろしいシロアリ。シロアリは、その名前からアリの仲間と考えられがちですが、実はアリの仲間ではなく、ターマイトというゴキブリに近い昆虫です。北海道の北部を除く日本全土に生息しています。
シロアリは、紙や木材を始めとして、モルタルやコンクリート、発砲スチロールやポリウレタンなどの断熱材まで食い荒らします。その被害件数は増加傾向にありますが、表面に出ていない潜在的なものを含めると、実際の被害件数は想像よりもはるかに多いと言われています。
■どんなところにシロアリはいるの?
住まいの中で被害を受けやすいのは、日当たりが悪く、湿気の多い場所です。台所、洗面所、浴室、トイレなどは注意が必要です。シロアリは、主に木材を食い荒らしますが、日光や外敵を避けるために、木材の表面に穴を開けません。表から見て異常がないように見えても、中身はボロボロに食い荒らされているのです。そのため、被害が小さいうちはなかなか発見できません。気がついたときには床が抜ける寸前だったという例も多く、阪神大震災で倒壊した家屋にはシロアリの被害を受けていたものが少なくないようです。
シロアリが増えてくると、四月から六月の蒸し暑い日の午後に、一部のシロアリが、巣作りのために羽アリとなって飛び立ちます。羽アリを見つけたら注意が必要です。家のどこかに必ず大群がいるはずです。建物の接合部や割れ目などにセメント状に固められたような蟻道があったら要注意です。クロアリの蟻道は砂で作られていてすぐに崩れますので、見分けることが可能です。
■シロアリを駆除するにはどうしたらいいの?
とにかく早期発見が重要です。シロアリの発見や駆除は専門の業者に頼むのが確実ですが、縁の下など家の人が入りにくいところを調べたふりをして、シロアリが居ないのに駆除の費用を騙し取るような悪質な業者もいますので注意が必要です。シロアリ駆除は、県や市、日本しろあり対策協会などに登録されている信用できる業者に頼むのがよいでしょう。
| 固定リンク | 0
「住まい・インテリア」カテゴリの記事
- ペルチェ冷却機能つきネッククーラー(2024.09.04)
- 仏壇用LEDろうそくを買ってみた(2024.05.03)
- パナソニック(ドルツ)の超音波口腔洗浄器(2023.10.30)
- 人感センサーLEDライトで夜中が超便利に(2023.02.20)
- テディベアの日(10月27日)(2022.10.27)
「昆虫」カテゴリの記事
- ミヤマアカネのオス(2022.08.28)
- スズメバチの巣を発見(2022.06.13)
- 外来種アカボシゴマダラを発見(2021.07.18)
- 昭和の懐かしの昆虫採集セット(2021.06.14)
- チョウとガの違い(2022.05.30)
「環境」カテゴリの記事
- 石油はあとどれぐらいもつの?|可採年数が変化しない理由(2022年データ)(2024.06.09)
- 環境の日|世界環境デー(1972年6月5日)(2024.06.05)
- トイレットペーパーの有料化が義務化へ(4月1日)|ライアー新聞(2024.04.01)
- 世界トイレの日(11月19日)(2023.11.19)
- 鬼の洗濯板|宮崎県青島の波状岩(2023.09.07)
コメント