ドイツの飛行船ヒンデンブルク号の爆発事故(1937年5月6日)
ヒンデンブルグ号はドイツの飛行船会社ツェッペリンが1936年に製造した大型の飛行船です。全長245メートル、直径41メートルもあり、豪華な客室を備え、高級レストランまでありました。まさに空を飛ぶ豪華客船でした。
ヒンデンブルグ号はドイツとアメリカを約2日半で結ぶ定期便として就航しました。1937年5月3日、ヒンデンブルグ号はドイツのフランクフルトを出発しました。予定通り5月6日にはアメリカのニュージャージ州レイクハースト上空に到着しました。
ヒンデンブルグ号がまさに着陸しようとしたとき、突然船体の尾翼が爆発、炎上しました。そして、炎に包まれながら、墜落してしまったのです。この事故で乗客乗員97名のうち35名、地上作業員1名の36名が死亡しました。
ヒンデンブルグ号には20万立方メートルの水素が浮揚ガスとしてつめられていました。ツェッペリン社は水素は引火の危険があるので、ヘリウムをつめるべきだと考えていたようです。しかし、ヘリウムの産出国であるアメリカがヘリウムを供給しませんでした。ヒトラーが飛行船を軍事目的で使うと考えたからです。ヒンデンブルグ号の爆発事故が起きたのは、水素を使ったためという説が有力視されました。
ところが、1977年にNASAの技術者が事故の詳しい分析を行い、水素を使っていたことがヒンデンブルグ号爆発の直接的原因ではないという説を出しました。この説によれば、事故の原因はヒンデンブルグ号の外皮の塗料に極めて引火性の高い物質が使われていたことによります。
飛行中に機体にたまった静電気が着陸用ロープが下ろされた際にうまく逃れず放電が起こり、外皮が発火したと考えられています。現在、この説がヒンデンブルグ号の事故原因として有力視されています。もし、そうであればヘリウムを使っていたとしても、ヒンデンブルグ号は炎上していたことになります。
ヒンデンブルクの惨事 - 本物の映像 (1937) |ブリティッシュ・パテ
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コメント
コメントありがとうございます。
どの映像もあっという間に火に包まれていて、引火の様子を確認できる映像が見つかりませんでした。
着陸用のロープの取り付けが悪くて静電気の放電が起こったようです。
投稿: toshizo | 2011年5月 8日 (日) 14時04分
映像見ました。
ウキウキした気持ちになって見ていたら、卒然爆発しちゃうんですね。
爆発ですが、映像の中で着陸する頃に、小雨が降ってきたとあります。
この小雨が漏電?の原因になって、たまった静電気をロープから放出することができなかったじゃないかしら??
投稿: | 2011年5月 6日 (金) 08時27分