三陸大王杉
岩手県大船渡市三陸町の杉下というところに、樹齢が推定1500年(環境庁 日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版)と言われている大きな杉の木があります。一説によると樹齢7千年以上の縄文杉とも考えられています。
この杉の木は三陸大王杉と呼ばれ、市の天然記念物に指定されています。高さが約23メートル、幹の周囲は11.6メートルあります。
この地に大昔から佇んできた三陸大王杉は地元の人たちにとって守り神、今回の震災による津波では、この杉までの小道や階段は崩れ落ち、他の杉の木も折れていたそですが、三陸大王杉のあるところ後ろ側には被害がなかったそうです。
この写真は2004年5月に三陸町に仕事をしにいったときに撮影したものです。
三陸大王杉は1896年(明治29年)の明治三陸津波も見ていたことでしょう。樹齢1500年、あるいは7千年以上だとしたら、太古の昔に起きた大津波も知っていることでしょう。そして、これから復興していく町を見守っていくのでしょう。
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