ホーキング、宇宙と人間を語る
ホーキング、宇宙と人間を語る
スティーヴン ホーキング (著), レナード ムロディナウ (著), 佐藤 勝彦 (翻訳)
ホーキング博士の9年ぶりの著作です。宇宙がどうしてできあがったのか、私たち人類がどうしてここにいるのかなど、最新の物理学で解説してくれます。
この本を読むにはある程度の量子力学の知識が必要ですが、非常にわかりやすい言葉で説明されているので読み進めることができると思います。わからない言葉はインターネットで調べるなり、翻訳者の佐藤勝彦先生の一般向けの著書を見ると良いと思います。
内容紹介
世界的ベストセラー『ホーキング、宇宙を語る』『ホーキング、未来を語る』に続く、物理学者、スティーヴン・ホーキング博士による9年ぶりの最新理論!
3000年以上にもわたり人類が探求してきた宇宙と人類の起源、歴史、そしてその存在の意味するところを最新のアプローチにより提示する。
宇宙はいつ、どのように始まったのでしょうか?
なぜ、この世界が存在するのでしょうか?
なぜ、私たちは存在するのでしょう?
本書でホーキング博士は、こうした宇宙、そして生命の根源的な謎に対して、「宇宙はカオスから生まれるのではなく、神によって創造されたに違いない」というニュートンの学説に異論を唱え、「重力の法則があるため、宇宙は無から自らを創造でき、これからもそうするだろう。このような自発的な創造が、無ではない有、すなわち、宇宙と人間が存在することになった理由だ」と説きます。
そして、物理学がすべての理論、自然のすべての法則を完全に説明できる一つの枠組みを構成する時に至っているとし、アインシュタイン以来、すべての物理学者が追求してきたそのテーマに対し、現在私たちが到達しうる最新の理論を導き出します。
ホーキング博士は自ら、「宇宙を記述するただ一つの理論に私たちが到達したことは、奇跡的である」と言っています。
単行本: 272ページ
出版社: エクスナレッジ (2010/12/16)
言語 日本語
ISBN-10: 4767810442
ISBN-13: 978-4767810447
発売日: 2010/12/16
目次
第1章 この宇宙はなぜあるのか?―存在の神秘
第2章 自然法則はいかに創られたか?―法則の決まり
第3章 実在とは何か?―モデル依存実在論
第4章 すべては無数の歴史の足し上げで決まるのか?―量子論の描く世界
第5章 万物の理論はあるのか?―無数の宇宙を予言するM理論
第6章 この宇宙はどのように選ばれたのか?―相対論と量子論の描く宇宙像
第7章 私たちは選ばれた存在なのか?―見かけ上の奇跡
第8章 グランドデザイン―宇宙の偉大な設計図
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