小学館の小学五年生、小学六年生が休刊に
小学生の頃、小学館の小学○年生という雑誌を毎月読んでいました。発行日に父親が本屋さんで買って家に帰ってくるという感じです。記事や付録などとても楽しみでした。
そういえばドラえもんもこの雑誌で連載が始まり、子どもたちに大人気となりました。
その小学校一年生から小学校六年生のうち、小学校五年生と小学校六年生が休刊になるそうです。五年生は来年の三月号まで、六年生は今年の12月末に発売される2/3月合併後までだそうです。
休刊となった理由は小学校高学年の学習環境や趣味の多角化が進んだからだそうです。単純に小学校五年生とか小学校六年生というタイトルで、幅の広い画一的な内容では売れないという判断があったようです。朝日新聞によると小学館の説明は次の通りです。
- 「小学校高学年の子どもは学習環境だけでなく、趣味の多角化が進み、男女の性差が顕著になり、情報も細分化している。学習、生活、活動など幅広く網羅する編集方針が、この時代の変化に合致しなくなっていた」
そういえば数十年前の話ですが、自分も小学校高学年の頃には小学校○年生という雑誌を読まなくなっていたように思います。そして、あるときから「子供の科学」などの雑誌を買ってもうらうようになっていました。
小学校一年生から小学校四年生は内容を見直しながら出版を続けるようです。長い歴史をもつ雑誌の一部が幕を閉じました。小学校五年生、小学校六年生はおよそ87年の歴史があり、創刊は1922年9月だそうです。
今年87歳になるお爺さん・お婆さんから、現在の小学校高学年の生徒まで。全員とは言わないまでも、ずいぶん多くの日本人がこの雑誌を片手に小学校時代を過ごしたのではないでしょうか。
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