Google ChromeのセットアップファイルGoogleSetup.exeが実行できなくなり、Google Chromeを使えない状態になってしまいました。
そこで、Google Chromeの母体であるChromiumをダウンロードして使っていたのですが、いろいろ調べているうちに、Google Chromeを動かすことができるようになりました。
Google ChromeはC:\Document and Settingsの下に実行ファイルが作られますが、今回紹介する方法はGoogle Chromeの実行フォルダを任意の位置にすることが可能です。
まず、Google Chromeをダウンロードします。ダウンロードする場所は下記のURLです。
http://build.chromium.org/buildbot/symbols/
ここから、ダウンロードしたいバージョンのフォルダを開きます。 Version 2.0の最新バージョンです(この記事を書いた時点では<2.0.181.1/19-May-2009 23:1>)。
このフォルダの中に、mini_installer.exeというのがありますので、任意のフォルダにダウンロードします。例えば<D:\TEMP>にします。
(1) <D:\Temp>でmini_install.exeをコピーして実行します。 すると、<D:\Temp>の下に<Chrome_xxxxx>というフォルダができます。
(2)<Chrome_xxxxx>を開きます。そこに、Chrome.7zというファイルがありますので、それをダブルクリックして解凍します。すると、<chrome-bin>というフォルダができます。このフォルダには下記の2つのフォルダと2つのファイルがあります。
<2.0.181.1> ←バージョン番号のフォルダ
<Dictionaries> ←中身が空のフォルダ
Chrome.exe ← Chromeの実行ファイル
wow_helper.exe
(3) Google Chromeを実行したいフォルダを作成します。自分はキャッシュをCドライブに起きたくないので、<E:\Google Chrome>にしました。
(4) さきほどの<2.0.181.1>フォルダの下にあるフォルダやファイル(Locales,Resources,Themesその他)をすべて<E:\Google Chrome>にコピーします。
(5)<E:\Google Chrome>にChrome.exeをコピーします。
(6) Chrome.exeを実行すると次の画面が表示されます。[Google Chromeを起動]するのボタンをクリックします。すると、IEなどの設定がインポートされた上でChromeが起動します。
(7)Chrome.exeのショートカットを作って、デスクトップやスタートメニューに追加します。
これでChromeを任意のフォルダにインストールすることができました。
Chromeがインストールできない状況になっていましたが、これでChromeを再び使うことができるようになりました。
なお、この方法でもキャッシュは<C:\Documents and Settings\USERNAME\Local Settings\Application Data\Google\Chrome>に保存されますので、キャッシュの保存場所を変更する場合はGoogle Chrome ( グーグルクロム)でキャッシュの保存先を変える方法を参考にしてください。
問題点がひとつ。自動アップデートができないということです。Chromeについてを開くと、更新サーバにアクセスできません(エラー:1)となります。
このエラーの原因を調査する予定ですが、このエラーは前にも起きていたし、バージョンアップされたら、この手順でまたインストールすれば良いので駄目でもOKとします。
Googleの元になっているChromiumでも良いという人は下記のURLからChromiumをダウンロードすると良い後思います。
http://www.brothersoft.com/chromium-download-171320.html
zipファイルをダウンードします。インストールしたいフォルダに解凍するだけです。
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Google Chromeがセットアップできない、インストールできない/Google Chromeを任意のフォルダで実行したい/Google Chromeの手動インストール
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