水深100mではどれぐらい水圧がかかるか
水深100メートルでは水圧はどれぐらいかかっているでしょうか。
圧力は単位面積あたりにかかる力の大きさです。ですから、水深100 mの水底で 1 cm3あたりにかかる力を考えれば良いということになります。
水深100 mで1 cm2の面積の水底の上部には、1 cm2×100×100 = 10,000 cm3の水があります。
水の密度は 1 g/cm3ですから、10,000 cm3の水の質量は10,000 g = 10 kgということになります。
1気圧はおよそ1 kg/cm2ですから、水深100 mにおける水圧は約10気圧ということになります。最後に忘れずにということで、水面には大気圧が1気圧かかっていますから水深100 mでは約11気圧ということになります。
大気圧(1気圧)+水深1 mごとに0.1気圧と覚えておくと良いでしょう。
なお1気圧(kg/scm2)は98066.5 Paです。11気圧は10787315 Paになります。これは1.08×106 = 1.08 MPaになります。
水深100メートルの海底は太陽光はほとんど届かず暗い世界です。水温は約1.5℃です。
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