水深100mではどれぐらい水圧がかかるか
水深100メートルでは水圧はどれぐらいかかっているでしょうか。
圧力は単位面積あたりにかかる力の大きさです。ですから、水深100 mの水底で 1 cm3あたりにかかる力を考えれば良いということになります。
水深100 mで1 cm2の面積の水底の上部には、1 cm2×100×100 = 10,000 cm3の水があります。
水の密度は 1 g/cm3ですから、10,000 cm3の水の質量は10,000 g = 10 kgということになります。
1気圧はおよそ1 kg/cm2ですから、水深100 mにおける水圧は約10気圧ということになります。最後に忘れずにということで、水面には大気圧が1気圧かかっていますから水深100 mでは約11気圧ということになります。
大気圧(1気圧)+水深1 mごとに0.1気圧と覚えておくと良いでしょう。
なお1気圧(kg/scm2)は98066.5 Paです。11気圧は10787315 Paになります。これは1.08×106 = 1.08 MPaになります。
水深100メートルの海底は太陽光はほとんど届かず暗い世界です。水温は約1.5℃です。
【関連記事】
・豪華客船オリンピック号がUボートを撃沈(1918年5月12)
| 固定リンク | 0
「身近なものの仕組み」カテゴリの記事
- 五百円札の発行(昭和26年 1951年4月2日)(2025.04.02)
- 2月24日が閏日だった?(1996年2月24日)(2025.02.24)
- 江戸幕府が主要な街道に一里塚を設置(慶長9年 1604年2月4日)(2025.02.04)
- 紅白幕に対して白黒幕の名前は?(2024.12.03)
- 虹の日(7月16日)(2024.07.16)
「物理」カテゴリの記事
- 【おもしろ映像】光の三原色の混色の実験(2024.12.18)
- 虹の日(7月16日)(2024.07.16)
- 朝永振一郎博士がノーベル物理学賞を受賞(1965年12月10日)(2023.12.10)
- レンズ光学の入門書|よくわかる最新レンズの基本と仕組み[第3版](2023.07.09)
コメント