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2008年9月 5日 (金)

グーグルクロム(Google Chrome)を使ってみる(9)

■実行ファイルのある場所は

多くのソフトウェアはプログラムをインストールするフォルダを指定することができます。デフォルトでは<C:\Program Files>にインストールされます。

レジストリもいろいろ調べてみましたが設定に関するようなエントリーはありませんでした。レジストリは必要最低限という感じです。

Google Chromeはインストール先を自分で設定することができず、しかもインストール先は下記のフォルダです。プログラムファイルがこんなところに保存されるのは通常は考えられません。なぜ、ここなのでしょうか。

C:\Documents and Settings\<login user>\Local Settings\Application Data\goolge\chrome

ログインユーザのディレクトリにありますから、同じパソコンの他のユーザは使えません。複数のユーザーが共有しているパソコンでは、Google Chromeの実行ファイルがたくさん存在することになります。

上のフォルダをのぞいてみると、

  • Application
  • User Data

というフォルダが存在します。<application>にGoogle Chromeのプログラムが、<User Data>にユーザーの設定が保存されています。

Windowsの作法に従えば、<application>フォルダは<c:\program files\Google Chrom>とかになっているべきです、<User Data>はまぁ同じ場所でも良いでしょう。

なぜ、Google Chromはこんなところにインストールされるのか。

これはGoogle Chromの機能に依存することなのでしょうか。いろいろ考えてみました。LinuxやMacのことなども考えてみましたが、自分の出した結論は次の通りです。

管理者権限のないユーザーでもインストールできるようにしてある

管理者権限なしでのインストールはまだ確認していませんが、もしそうだとすると、これはGoogle Chromeの用件ではなくて、Googleの戦術かもしれません。頭いいかも。

個人的にはプログラムのインストール位置もユーザー領域も自分で設定できるようにして欲しいです。今のままだとキャッシュデータがC:¥ドライブに入るので、C:\ドライブのディスク容量を圧迫するのと、デフラグを頻繁にやらなければならない状況になりそうです。<User Data>のフォルダは別のドライブに設定したいところです。

なお、User Data\Default\Cache の下にあるファイルはキャッシュデータですが、それらのファイルを全て削除しても特に問題はありませんでした。フォームの入力やクッキーは別のところに保存されています。

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コメント

コメントありがとうございます。
多くの企業ではユーザーが勝手にソフトウェアをインストールしないよう管理者権限を与えていない場合がありますね。Google Chromeのシェア向上を狙っているのかなと思います。

投稿: toshizo | 2009年3月29日 (日) 10時25分

インストールされた場所がなぜそのような場所に設定されているか疑問に思ってましたが、そうゆう事だったんですね。
ありがとうございます。

投稿: H | 2009年3月28日 (土) 01時18分

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