マイクロソフトがカタカナ用語の長音表記を変更
マイクロソフトが自社のソフトウェアやマニュアルに使われているカタカナ用語の末尾の長音表記の方法を変更するそうです。例えば、コンピュータはコンピューター、プリンタはプリンターというように表記が変更になるということです。
一般的には国語審議会による内閣告示によって、英語でer、or、arで終わる単語には原則として長音記号をつけるということになっています。新聞などマスメディアなどにおける表記はこの告示に従っています。
一方、学術・JISの記述のルールでは、末尾の長音記号については2音以上の単語には長音記号をつけ、3音以上はつけないという規則があります。理系の人はこちらを採用して使っている人が多いと思います。
マイクロソフトの表記方法の変更の背景にはいろいろなことがあったのだろうと思いますが、これ結構面倒なことになりそうです。ソフトウェアの操作マニュアルとか直さないといけません。検索・置換で良いのでしょうが、改行位置などを気にしなければならないところなど、細かいところはそうはいきません。
テクニカルライティングの本もたくさんありますが、いろいろ影響がありそうです。
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コメント
こちらにもコメントどうもありがとうございます。
自分の勤務先では、このニュースが社員の間で流れていました。マイクロソフトもどの段階で変えるのか、どこまで対応するのかわかりませんから、しばらくしないと落ち着かないでしょうね。少なくてもXPは今のままだと思います。Windows7を出すとか言ってますので、Vistaもそのままかも。そうすると市場に存在するWindowsがその種類によって表記がバラバラということになります。とりあえず、わかれば良いというのを優先するしかないのかな。落ち着くまではマニュアルの注意書きに書いておくという手もありそうです。
自分の勤務先は理化学機器関係なので、ちょっと面倒そうです。まじめに対応することになると、理化学用語としてはJISに従うが、コンピュータ用語だけは従わないということになるのかな。
ブザってありましたね。当時のバスはブザを押すと前方に緑色の「つぎとまります」のランプがついたような気がします。
サーバがサーバーになったりするのでしょうかね。サーヴァーになったりして(笑)
投稿: toshizo | 2008年7月29日 (火) 00時39分
カタカナ表記は、私もよく迷うことがあります。
勤めている会社にも規則集のようなものがあって、現状は「コンピュータ」「プリンタ」を使っていますが、マイクロソフトが変えたのに応じて、変えたりするのかなーと少し心配しています。私がマニュアルを書いているわけではないですが・・・
全然話は変わるのですが、以前、バスの中で「ブザ」という表記を見て、違和感を覚えました。逆に「ドアー」よりは「ドア」の方が自然な気がします。
ややっこしいですねぇ。
投稿: 宮崎 | 2008年7月29日 (火) 00時19分