FsWikiをCMSに(1)
■はじめに
FsWikiはデータベース不要のperlで動くオープンソースのWikiです。
サーバにセットアップするのも簡単、導入後の管理も簡単。限られた機能ではありますが、ページを作成するのも非常に簡単です。プラグインを導入することにより、いろいろな機能を追加できることも魅力的です。
最近、サイトを構築するときにはFsWikiを使っています。使い方としては、本来のWikiとしての使う場合と、htmlなどを記述できるようにすることによってCMS(Contents Management System)として使う場合があります。
このブログではFsWikiをCMSとして使う場合の自分のメモを防備録的に紹介したいと思います。あわせて、スタイルシートの設定や、FsWikiを通常のWikiとして使う場合のメモも紹介します。自分のメモですから、Webサーバの知識や、FsWikiの知識をある程度有している人にしか参考にならないかもしれませんが、FsWikiを導入できるレベルの人で、ここはどうするんだろうと悩んでいる人には役に立つメモになるかなと思います。
FsWikiの作者のたけぞうさん、そしてプラグインを作成している多くの方々に敬意を表明し、感謝します。
■FsWikiをセットアップしたら
FsWikiをセットアップしたら、まずは管理者adminでログインしてユーザーの設定を変更します。まず最初にadminのパスワードを変更します。あるいは、新しい管理者を作成してログインしなおし、adminを削除します。guestもパスワードを変えるか、必要なければ削除します。
■CMSとして使う場合の絶対条件
CMSとして使う場合、本来のWikiのように誰でもページを作成できるようにすることを想定していけません。JavaScriptやiframeを含むhtmlを動かしますので、誰でも編集できるようではセキュリティ的に問題があるからです。
つまり、CMSとして使う場合には、管理者もしくは限られたユーザーだけがページを編集できるようにしておく必要があります。
この設定はFsWikiに管理者でログインしたときに出てくる「環境設定」で行うことができます。
権限による制限という項目を下記のように設定します。
ページの作成・編集:ログインユーザーのみ可能
添付ファイルの削除:ログインユーザーのみ可能
ページの閲覧とページの参照権限のデフォルト値は目的に応じて設定すると良いでしょう。通常のサイトならば、誰でも可能で良いはずです。
■htmlを入力できるようにするために必要なプラグイン
htmlを動かすのに必要なプラグインは2つです。上記の設定変更をしたら、下記の2つのプラグインを導入します。
2) HTML直接記述プラグイン(要:複数行プラグイン/CPAN モジュール)
この2つを導入すると、htmlを記述できるようになります。利用できるタグはCPANのTagFilter.pm に依存していますので、この内容をカスタマイズする必要があります。そのままですと、非常に限られたタグしか動きません。TagFilter.pmについては次回に。
関連記事:FsWikiをCMSに
| 固定リンク | 0
「FsWiki」カテゴリの記事
- FsWikiをCMSに(2)(2008.08.06)
- FsWikiをCMSに(1)(2008.07.31)
コメント