レオナルド・ダ・ヴィンチの手記
ちょっと調べたいことがあって、レオナルド・ダ・ヴィンチの手記(上)(下)を買いました。
残念ながら調べたかったことは記載されていませんでしたが、これがなかなか面白い。
(上)は「絵画論」「人生論」「文学論」についての手記がまとめられており、(下)には「科学論」「解剖学」などの手記がまとめられています。
理科に興味がある人は(下)が面白いと思います。光とは何か、水とは何か、鳥はなぜ飛ぶのかなど、ダ・ヴィンチが思いをめぐらしたことが記載されています。
ものがどうして見えるのかについて、ダ・ヴィンチは目から視力線というものが出て、それがもので跳ね返って、目に入るから、ものが見えると考えていたようです。ダ・ヴィンチは1452-1519年、歴史上初めてものが見えるしくみをほとんど正しく説明したアルハーゼン(イブン・アル・ハイサム)は965-1040年。400年後のダ・ヴィンチが目から視力線というものが出ると考えていたとはちょっとびっくりでした。
安いので(上)(下)買っても良いと思います。
レオナルド ダ・ヴィンチ (著), 杉浦 明平 (翻訳)
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