人間魚雷回天
19日(日)に日曜洋画劇場で「出口のない海」をやっていました。第二次世界大戦の回天特別攻撃隊の話です。この映画はこれで面白いのですが、自分は1955年の「人間魚雷回天」の方が良かったなと思いました。去年、「出口のない海」が公開される前に、Gyaoで人間魚雷回天が無料放送されていました。これを見た後に「出口のない海」を見たのですが、ちょっと物足りなさを感じたのを覚えています。
同じ回天を取り上げたものとしては、TVのドラマでしたが「僕たちの戦争」が面白かったです。こちらの映画はタイムスリップで現代の若者と日本兵の若者が入れ替わってしまうという話です。生きるとはどういうことなのか、現在は過去から続いているということを考えさせられる作品でした。
下の写真は沖縄平和記念資料館に旧日本海軍に展示されている酸素魚雷です。酸素魚雷というのは魚雷の推進剤を燃焼させるのに酸素を酸化剤として使った魚雷です。もともとは酸化剤に空気を使っていたようですが、空気には大量の窒素が含まれるので、窒素が泡として吹き出すため、見つかりやすかったそうです。酸化剤を酸素に変えると、出てくるのは二酸化炭素だけ。二酸化炭素は水にとけるので、魚雷の航跡も見えにくいということです。日本軍が先駆けて開発に成功したのだそうです。
回天は九三式三型という酸素魚雷を改造して作られたそうです。
写真の魚雷には重量1720kg、全長7.15mと書いてあります。
この魚雷は九五式2型という酸素魚雷で潜水艦に搭載されていたもののようです。
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