回折格子
回折格子(グレーティング)が手に入りました。
凹面鏡の表面に数千本/mmの割合で溝が刻まれています。溝の部分では光が乱反射し、溝以外の部分では光が正反射します。溝の間隔が非常に小さいので、光が回折と干渉を起し、色づいて見えます。
光を分散させて分光する素子に、光の屈折を利用するプリズムがありますが、回折格子でも分光することができます。
この写真は赤・緑・青の蛍光を発する3色蛍光灯の光を分光したものです。
虹の部分だけをデジカメで撮影してみると、こんな感じになります。
肉眼では、赤・緑・青が見えるのですが、デジカメで撮影すると、黄色やシアンの色が映ります。
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