タイリクバラタナゴと水槽の全反射
タイリクバラタナゴは名前からも分かる通り、もともとは中国原産の魚です。今から60年ほど前に中国から食用として輸入した魚に混じって日本に入ってきたそうです。最初の頃は利根川あたりで繁殖していましたが河川の汚染に強かったため全国に広がっていきました。
日本には在来種のニッポンバラタナゴがいますが、こちらは絶滅危惧種です。タイリクバラタナゴとの交配によって、純粋なニッポンバラタナゴが少なくなっているようです。
水槽の中では、いつも壁際にいます。この角度から写真で撮影すると、こんな感じで、鏡の中の自分たちと、にらめっこ状態ですが、これは全反射のせいです。水槽の中にいる魚は正面を向いているので、ちゃんと水槽の外が見えているはずです。
全反射の起こるところから先は、魚からも鏡のように見えているはずです。
全反射はすべての方向で起きるので、水槽の外の景色は丸いの穴を覗いたような感じになります。
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