Google翻訳-あの話題は海外では?
Google翻訳は入力したテキストやホームページの内容を翻訳するサービスですが、5月23日から「他言語でウェブを検索」という新しい機能が搭載されています。
どのような機能かというと、自分が知っている言語の検索キーワードを入力し、検索して欲しい言語を設定して検索すると、その言語で書かれたサイトが検索結果として表示されるという機能です。
実際にやってみるとすぐわかります。Google翻訳他言語でウェブを検索にアクセスします。
Google翻訳の説明にもありますが、日本語で「地球温暖化」というキーワードを入力し、検索言語を「英語」で検索すると「地球温暖化」が自動的に「Terrestrial warming」に訳され、「Terrestrial warming」で検索したサイトの原文と訳文が表示されます。
Google翻訳の説明では「grobal warming」と書いてありますが、実際には「Terrestrial warming」になるようです。訳が気に入らない場合は下図の「翻訳を修正する」をクリックして自分で修正することもできます。
単語がどのように訳されるかで、検索結果に表示されてくる内容が変わってきます。さて、これだけ終わってしまっては面白くありません。
Google翻訳では日本語からは英語しか検索できないようですが、自分の言語を英語にすると11カ国語を選択することができます。クエリの翻訳に出てきた英単語をコピーして、検索クエリにペーストします。自分の言語を英語にして、検索対象の言語を選びます。
どうも使ってみるとわかりますが、地球温暖化ではあまり良い結果は得られません。Grobal Warmingでは検索できない言語もあります。このあたりは、まだ課題ということなのでしょうね。
それでも専門用語ではかなり使えそうです。例えば、日本語で「光の屈折」と入力し、英語のサイトを検索してみました。翻訳された検索キーワードは「Refraction of light」でばっちりです。検索結果も満足のいくものとなりました。
試しにRefraction of lightでアラビア語で検索したら、انكسار الضوء というタイトルのページが検索されました。 確かに屈折を説明したページです。
こんな使い方もできそうです。キーワードに「中学校 理科 教科書」と入力します。そうすると英語のページが出てきます。An Analysis of Selected Junior High School Science Textbooksというページが表示があります。日本語の翻訳タイトルは「指定中学校科学の教科書の分析」、検定中学校理科の教科書の分析ということですね。英語圏の中学理科教科書の状況がわかりそうです。
ちなみに翻訳されたキーワード「Junior high school science textbook 」で、中国語のサイトを探してみたら、いろいろと出てきました。なかなか面白いです。
現在の状況では、検索対象の言語に関する知識が全くないと、あまり実用的ではないように思いますが、これが画像検索だとかなり使えそうです。
あと、ニュースの検索も面白そうです。内容がわからなくても、あるキーワードが世界的にどれぐらいマスコミで取り上げられているのかなどがわかるようになりそうです。
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