水をどんどん半分にしていくと
私たちの体も含めて私たちの身の回りにあるすべてのものは原子からできています。自然のものも、人工的に作られたものも、すべての物質は原子が組み合わさってできているのです。
原子と原子が結びついたものを分子といいます。
身近な水で考えてみましょう。水は水素原子2つと酸素原子1つから成る分子からできています。
いま、コップ1杯(180 cm3 )の水を半分にわけたとします。半分に分けて90 cm3 にしても、水が水であることには変わりません。その水をまた半分に分けて、45 cm3にしてみたところで、やはり水は水です。
ところが、この操作をおよそ80回ほど繰り返すと、水の性質を保ったままで分けることができない状態となります。このときの最小の単位が水の分子です。
水の分子をさらに分けると、水素と酸素の原子に分けることができますが、この状態ではもはや水の性質は失われます。水素と酸素が結合した水の分子が、水の基本的な性質を決めているのです。
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