カテゴリー「昭和の思い出」の126件の記事

2014年9月 8日 (月)

ウルトラセブン語録@第48話 史上最大の侵略 後編(1968/09/08)

ウルトラセブン第49話は最終回後編「史上最大の侵略」です。ゴース星人、パンドン、セブン上司が登場します。

苦しんでいたダンのうめき声が突然止まり、前編は終了。

「悪魔のような侵略者から地球を守るために戦ってきたウルトラセブンにも最期の時が近づいていた。もう二度と再び立ち上がることはできないのだろうか。死んではいかん。地球はまだ君を必要としているのだ。がんばれ!モロボシダン。ウルトラセブン、生きるんだ」(浦野光)

隊員たちが、ダンを心配そうに見守ります。

アンヌ「大丈夫。峠は越したようだわ」

ダンは命を取り留めたようです。ダンをアンヌに任せて、作戦室に戻るキリヤマ隊長と隊員たち。

ダンの病室にキタムラ博士がやってきました。アンヌに手術室の用意を依頼します。

キタムラ「レントゲン写真を撮ってみよう、手術の必要があるかもしれない。アンヌ隊員、手術室の用意を」

病室から出て行くアンヌとキタムラ博士。こっそり2人の話を聞いていたダン。

ウルトラセブンがパンドンを倒した現場を上空からホーク3号でパトロールするフルハシとソガ。しかし、そこには、ウルトラセブンに切り落とされた腕と足が転がっていただけで、パンドンの姿はありませんでした。そこに作戦室から連絡が入ります。

キリヤマ「ソガ、フルハシ、直ちに基地へ帰れ!敵の攻撃を受けている」

円盤からの攻撃を受ける地球防衛軍基地。ホーク1号の発進場のある二子山が攻撃で山火事になっています。

クラタ隊長が応戦のためホーク1号で出動しようとしますが、キリヤマ隊長は、ホーク1号を発進すると二子山が開いて基地が丸見えになってしまうと制止します。応戦することができないことを悔しがるクラタ隊長。

緊急状態でダンが心配になったアンヌはメディカルセンターに戻ります。しかし、ベッドの上にはダンはいませんでした。ダンを探し回るアンヌ。

そこにホーク3号のフルハシとソガが戻ってきました。すかさず円盤にミサイル攻撃、見事に命中させます。逃げていく円盤を追いかけるホーク3号。円盤は真っ黒な雲の中に姿を消しました。ホーク3号も黒雲に突入しましが、円盤を見失ってしまいます。円盤は急降下して地下基地に逃げたのです。

地下基地の中を進む円盤。基地の中にはウルトラセブンに倒されたはずのパンドンが横たわっていました。

ゴース星人の首領が部下の報告を受けています。首領が何やら指示をすると、部下が首領の前に拉致していたアマギを連れ出してきます。

一方、地球防衛軍基地は混乱が収まりません。

キリヤマ 「敵が防衛軍基地上空から直接攻撃してきたのは、これがはじめてだ」

クラタ「久しぶりに手ごたえのある連中だ」

キリヤマ「大口を叩くな、次にどんな手を打ってくるかわからんぞ」

そこに、フルハシとソガが戻ってきます。

フルハシ「確かに命中はしたんですが、クマガタケの辺りで見失ってしまって」

ソガ「たぶん噴火口に突っ込んだでしょう」

そこに、ダンを探していたアンヌもやってきます。

アンヌ 「隊長!ダンがいないんです」

ダンは地球防衛軍の基地を抜け出していました。

ダン「許してくれ、アンヌ。レントゲン写真を撮られたら、僕が宇宙人であることがわかってしまう。アンヌ、僕をそっとしておいてくれ」

アンヌの話を聞いて笑い出すクラタ隊長。

クラタ「今度は脱走か。ウルトラ警備隊の恥じっさらしだよ、あいつは」

ソガがダンを擁護しますが、クラタ隊長は聞く耳をもっていません。

クラタ「怖くなったんだよ、防衛軍の仕事が」

そこに、緊急連絡が入りました。画面に映ったのは、なんとアマギでした。アマギがゴース星人のメッセージを伝えます。

アマギ「地球防衛軍に告ぐ。地球防衛軍は直ちに、我々ゴース星人に降伏せよ。我々ゴース星人に降伏すれば、火星の地底都市に移住を許可し、全人類の生活を保障する。我々は強力な地底ミサイルを持っている。地球人たちは空と海の守りは堅いが、地底はまったくの無防備だ。降伏に従わない場合には不本意ながら、世界各国の主要都市を一斉攻撃し、30億全人類の皆殺し作戦を実行する。ハッハッハッ」

この話を聞いて、徹底抗戦を主張し出す隊員たち。しかし、タケナカ参謀とマナベ参謀がいさめます。

タケナカ「 これは30億全人類の運命がかかった史上最大の侵略だ。軽率に行動してはならん」

マナベ「 やつらの言うとおり、地底はまったくの無防備だ。地底ミサイルを撃ち込まれたら防ぎようがない」

ヤマオカ長官がウルトラ警備隊に敵の基地を探すよう命令します。

ヤマオカ「ウルトラ警備隊は、敵のミサイル基地を探し出してくれ」

全員「はいっ!」

ヤマオカ「我々は各国首脳部を集めて、対策会議の真似事をやる。できるだけ長引かせるから、なんとか敵の基地を見つけてくれ」

夜道を停車しているポインター。そのポインターを見つけたアキオ少年とその姉のユミ。

アオキ「あっ、ウルトラ警備隊のポインターだ。停めてよ」

アキオとユミがポインターの運転席をのぞき込むと、そこにはハンドルに包帯を巻いた頭をのせて、苦しそうにしているダンがいました。

アキオ「どうしたんだろう?」

ユミ「早く病院へ連れていかなくちゃ。アタシ救急車呼んでくるわ」

ダン「待ってくれ。救急車はいらないよ。ちょっと休みたいだけなんだ」

ユミ「だってこんなところじゃ身体に毒よ」

アキオ「そうだ、ぼくん家おいでよ」

こうしてダンはアキオ君とユミの家に行くことになりました。

アキオ少年の家の部屋。ウルトラセブンの本や、ウルトラホークのプラモデルがかざってあります。二段ベッドの下で寝ているダン。

ダン「ありがとう」

アキオ「ボクも大きくなったらウルトラ警備隊の隊員になるからね」

一階ではユミと母親が話をしています。

母親「ユミ、ヤマモト先生に往診してもらいなさい。早く、電話をかけて」

ユミ「でもちょっと休みたいだけだって」

母親「いえ、ご遠慮してらっしゃるだけよ」

ユミ「そうね、きっと」

ユミはヤマモト医師に電話をかけます。

母親とユミの会話を聞いてアキオ君に話をするダン。

ダン「僕ねぇ、注射が嫌いなんだよ。だから」

アキオ「僕も嫌いなんだ」

アキオ「逃げちゃおうか、ボクたちの作戦本部があるから、そこに行こうよ」

ダン「うん」

アキオはダンを連れて彼らの作戦本部に移動します。資材置き場を通り抜ける2人。ラジオの野球中継が流れています。2人は作戦本部になんとか到着。

アキオ「さぁ、ここなら平気だよ。ここがボクたちの作戦本部さ。ねぇカッコいいでしょ」

シーン変わってゴース星人の基地。地球防衛軍からの連絡がないため、ついに首領がしびれを切らして、地底ミサイル発射命令を出します。

世界各国を攻撃する地底ミサイル。世界の主要都市が焼き尽くされていきます。

作戦室の画面に再び現れるアマギ。

アマギ「返事はまだか。30分後にもし返事がなければ、次に東京を攻撃する。イエスかノーか、その答えが欲しい」(

ヤマオカ「敵の基地はまだ発見できんのか?」

キリヤマ「クラタ君にも手伝ってもらっているんですが」

マナベ「長官、30分といえば時間がなさ過ぎます。対策会議どころじゃありませんよ」

タケナカ「この際、降伏もやむを得ません。町は大混乱です」

東京の街は大混乱。人々はパニック状況に陥っています。

アキオ君の作戦本部でテレビニュースを見ているダン。

アナウンサー「各駅とも避難する群衆が押し寄せ、大混雑となっております。東京も遂にゴース星人の魔の手にかかり、廃墟となってしまうのでしょうか」

そのニュースを見て、出かけようとするダン。そんな身体では駄目だと、それを制止するアキオ少年。確かにアキオ少年の言うとおりです。出ていくのを断念するダン。

ニュースが流れ続けています。

アナウンサー 「人類は遂にゴース星人の奴隷となるのでしょうか。それとも人類の誇りとともに滅亡するのでしょうか。二つのうち、いずれかを選ばねばならんときが来たのです」

ダンの様子を見て、アキオ少年が作戦本部を出て行きます。

アキオ「ちょっと待ってて。どこにも行っちゃダメだよ」

シーン変わって作戦室。どこからかの電話に応答するキリヤマ隊長。そこに、クラタ隊長、フルハシ、ダンが戻ってきます。

クラタ「敵の基地がわかりました」

ヤマオカ「そうか、よくやったぞ」

タケナカ「場所はどこだ?」

クラタ「クマガタケの地底」

フルハシ「クマガタケは活火山ですが、その噴火口が出入り口になっているんです」

キリヤマ「長官、一刻を争うときです。マグマライザーに時限爆弾を積んで自動操縦で敵の基地に突っ込みましょう」

ヤマオカ「よし、すぐ準備にかかれ」

ソガが思わずその命令を制止します。

ソガ「待ってください!敵の基地にはアマギが捕まっているんです。奴はどうするんですか?」

クラタ「何を言うんだ。この際、人間ひとりの命にかまっている場合ではない」

ソガ「私が助けに行きます」

クラタ「馬鹿!お前がノコノコ入っていったら元も子もなくなるんだ」

ソガ「しかし!」

クラタ「あきらめるんだ!」

クラタ「君がアマギを思う気持ちはよくわかる。だが、彼だってウルトラ警備隊だ。自分の命よりも人類すべてのことを大事に思うだろう」

この様子をビデオシーバーで見ているダン。

ついにキリヤマ隊長が出動命令を出す。

キリヤマ「マグマライザー、出動スタンバイ!」

▼ダン

「アンヌ、僕は、僕はね、人間じゃないんだよ!M78星雲から来たウルトラセブンなんだ!」

▼アンヌ

「ううん、人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンにかわりないじゃないの。たとえ、ウルトラセブンでも」

ビデオシーバーで作戦室のやり取りを見ていたダンは思わず作戦本部の外に出て、旨のポケットからウルトラアイを取り出し、ウルトラセブンに変身しようとします。すると、ダンの目の前にセブン上司が現れ、ダンに変身しないよう告げます。

セブン上司 「やめるんだセブン。今度こそ本当に死んでしまうぞ!」

ダンはセブン上司に止められて変身をためらいます。

そこにダンを照らす自動車のライト。アンヌの乗るポインターがやってきたのです。

ダンに優しく声をかけるアンヌ。

アンヌ「アキオ君って子供が教えてくれたの、ダンがここにいるって」

アンヌ「なぜ、逃げたりなんかしたの?」(

アンヌ「ねぇ、答えて」

しかし、ダンは無言のまま返事をしません。

アンヌ「ダン?」

意を決しって、アンヌの方を振り向くダン。自分の正体をアンヌに告白します。

ダン「アンヌ、僕は、僕はね、人間じゃないんだよ!M78星雲からきたウルトラセブンなんだ!」

ダン「びっくりしただろう?」 

アンヌ「ううん、人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンにかわりないじゃないの。たとえ、ウルトラセブンでも」

ダン「ありがとう、アンヌ」

作戦室では、キリヤマ隊長がマグマライザーの発進命令を出します。

キリヤマ「マグマライザー発進!」

ゴース星人の基地に向けて地底を走るマグマライザー。ゴース星人の基地にはアマギが拉致されています。このままではアマギの命はありません。

ダンとアンヌの会話。

ダン「今、話した通り、僕はM78星雲に帰らなければならないんだ。西の空に、明けの明星が輝く頃、ひとつの光が宇宙へ飛んで行く。それが、僕なんだよ」

ダン「さよならアンヌ!」

アンヌ「待って、ダン!行かないで!」

ダン「アマギ隊員がピンチなんだよ!」

アンヌを突き飛ばして、ついにウルトラセブンに変身するダン。

ダン「デュワッ!」

▼キリヤマ

「行こう!地球は我々人類、自らの手で守り抜かなければならないんだ」

ウルトラセブンはゴース星人の基地に侵入、アマギ隊員を助け出します。そこに無人運転のマグマライザーが到着し、基地は大爆発。ウルトラセブンとアマギは間一髪で逃げ出します。ウルトラセブンはアマギを連れ戻します。そのアマギを助け出すキリヤマ隊長以下、ウルトラ警備隊の隊員たち。

爆発炎上する山の地面が割れ、そこからパンドンが姿を現します。ウルトラセブンに切り落とされた片腕と片足はサイボーグ化されていました。ウルトラセブンは命をかけてパンドンとの戦いを始めます。

その姿を見て耐えられなくなったアンヌは、ついにダンの正体を皆にあかします。

アンヌ「ウルトラセブンの正体は、アタシたちのダンだったのよ」 

アンヌ「M78星雲から、地球を守るために遣わされた平和の使者で、自分を犠牲にしてまでこの地球のために闘っているんだわ」 

アンヌ「でも、もうこれが最後の闘いよ!ダンは自分の星に帰らなければならないの」

あっけにとられるキリヤマ隊長、クラタ隊長、隊員たち。

闘う力が残っていないダン。一方的にパンドンの攻撃を受けます。

その様子を見て、キリヤマ隊長は気を取り戻します。

キリヤマ 「行こう!地球は我々人類、自らの手で守り抜かなければならないんだ!」

ウルトラ警備隊はウルトラホークでパンドンに攻撃を仕掛けます。

ミサイルがパンドンに命中します。

フルハシ「ダン離れるんだ。怪獣は俺に任せろ!」

アマギ「ダン!」

ダンは隙をついてパンドンに近づいてとっくみあいを始めます。

アンヌ「ダンは死ぬ気で闘っているんだわ」

キリヤマ「体の具合が悪ければ悪いで、なぜはっきり言ってくれなかったんだ」

クラタ「モロボシ、許してくれ!」

ソガ「危ない!」

ウルトラホークの怒濤の攻撃でひるむパンドン。ダンはアイスラッガーを投げます。しかし、威力がなく、パンドンはアイスラッガーを手でつかみ取ってしまいます。アイスラッガーを投げ返そうとするパンドン。そこに、クラタ隊長がアルファ号でパンドンを攻撃。パンドンはダンに向かって、アイスラッガーを投げつけます。ダンは念力でアイスラッガーを跳ね返します。パンドンは首が切り落とされ、その場に崩れ落ちます。

ついにパンドンをたおしたダンは、、最後の力をふりしぼり、西の空に向かって飛んでいきます。やがて、ダンはひとつの光となり、宇宙へと消えて行きます。

ダン「明けの明星が輝く頃、ひとつの光が宇宙へ飛んで行く。それが僕なんだ」

その光をみつめる隊員たち。ソガが思わずつぶやきます。

ソガ「ダンは死んで帰っていくんだろうか。もしそうなら、ダンを殺したのは俺たち地球人だ」

ソガ「奴は傷ついた身体で最後の最後まで、人類のために闘ってくれたんだ!ダンを殺したのは俺たちなんだ。あんないい奴を」

フルハシ「そんな馬鹿な。ダンが死んでたまるか、ダンは生きている。きっと生きてるんだ。遠い宇宙から、俺たちの地球を見守ってくれるさ。そしてまた、元気な姿で帰ってくる!」 

アンヌの頬に涙が伝わる。アンヌはいつかまたダンと会えることを信じて、フルハシの言葉にうなずきます。

空いっぱいに元気に走るダンの顔。 ウルトラセブンの主題曲が流れる中、ダンは走る、走り続けます。そして、大きな笑い顔で地球を見守ってくれているのです。

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2014年9月 2日 (火)

BRUCE LEE'S NUNCHAKU IN ACTION

ブルース・リーの輸入雑誌「BRUCE LEE'S NUNCHAKU IN ACTION」です。30年以上前に通信販売で購入しました。この手の雑誌を10冊以上持っています。

この頃、ブルース・リー関連の雑誌を輸入していたのはイエナという会社でした。ここから、多数雑誌を購入していたら、そのうちブルース・リーのファンクラブを発足するという入会案内が届いて、すぐにファンクラブに入会しました。

Bruce_lees_nunchak_in_action

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2014年9月 1日 (月)

ウルトラセブン語録@第48話 史上最大の侵略 前編(1968/09/01)

ウルトラセブン第48話は最終回前編「史上最大の侵略」です。ゴース星人、パンドン、セブン上司が登場します。

Photo

カチカチと時計の音が鳴り響く真夜中のダンの部屋。寝ながら苦しそうにしているダンが跳ね起きます。目の下にはクマができ、汗をびっしょりかいています。フクロウ掛け時計の時間は午前3時20分。隊員服に着替え、任務につきます。

部屋を出たダンは長い廊下をふらふらと歩いて行きます。向かう先はウルトラホークの発射場です。そこへ、ソガ隊員がやってきてダンに声をかけます。

ソガ「AM300現在、大気圏外ポイント728方面パトロール終了。異常なし」

ダン「はぁ、交代します」

ソガとダンのパトロール任務交代ですが、ソガは顔色が悪いダンに気が付きます。

ソガ「ダン、顔色が冴えないぞ。どっか悪いんじゃないのか?」

ダン「いや」

ソガ「代わってやろうか?」

ダン「大丈夫です、じゃあ」

ソガは元気がなさそうなダンを心配して、すれ違いざまに、もう一度声をかけます。振り向くダンにガムを投げ、声をかけます。
ソガ「元気出せよ!」
と声をかけるソガ隊員。
ウルトラホーク2号で宇宙パトロールに出かけるダン。体調不良、星々がぐるぐる回って焦点が定まりません。

ダン「脈拍360、血圧400、熱が90度近くもある。原因は何だ。この異常な症状が、もしや?」
自分の体調の異常に何か気が付いたダン。そのときステーションV3のクラタ体調から緊急連絡が入ります。
クラタ「こちらステーションV3、こちらステーションV3。ホーク2号応答せよ、ホーク2号応答せよ」

ダン「はい、こちらホーク2号」

クラタ「ポイント701方面に飛行物体発見。現在マッハ1.3のスピードで移動中。進行方向地球、こちらの呼び掛けに応答なし。ただちに追跡撃墜せよ」

ダン「了解」

ダンはホーク2号を急旋回し、ポイント701方面に向かいます。飛行物体は地球へ向かう円盤でした。ダンはホーク2号のレーザー砲で攻撃を開始しまが、円盤はレーザーをかわします。

ダンは円盤を追尾し、再度攻撃しますが、円盤にレーザーが当たりません。ダンは円盤が三重に見え、気を失いかける寸前です。そこにV3のクラタ隊長から連絡が入ります。

クラタ「ホーク2号、何をやっているんだ。目を開いているのか、ボヤボヤするな」

ダンは慌ててレーザー砲のスイッチを押します。しかし、レーザー砲は当たりません。やがて、円盤が反撃してきました。ホーク2号は被弾し、火を噴きます。そこに、クラタ隊長がステーションホークで駆けつけます。

クラタ「バカモン!搭乗者は誰だ。名前を言え、名前を!」

ダン「はい。モロボシダンです」

クラタ「モロボシ?貴様、弾の撃ち方も知らんのか。それでよくウルトラ警備隊の隊員が勤まるな。邪魔だ。どけ、どけ!」

クラタ隊長はホーク2号の機体の状況を確認。

クラタ「ケツに火が点いているぞ。不時着して昼寝でもするんだな。防衛軍のエリートさん」
クラタ隊長は円盤を追尾、一方、ダンは不時着し、気を失います。円盤はクラタ隊長の攻撃を受け、煙を吐きながら山に墜落し、爆発します。

メディカルセンター。ダンがベッドで寝ています。アンヌが起き上がろうとするダンを制止してベッドに寝かしつけます。

アンヌ「ダン、起きちゃダメよ。運がいいのね、アナタって。ホーク2号が大爆発を起こしたのよ。クラタ隊長からの連絡がもう少し遅かったら、助かってなかったかもよ」

ダンは何か言いかけて起き上がろうとします。

アンヌ「ダメダメ、少しはアタシの言うことも聞いて。あなたはひどく疲れているんだから」

ダン「平気だよ」

アンヌ「いけないわ。身体に自身のある人ほど、身体の欠陥を知らないものよ」

そう言うと、アンヌはダンの汗を拭きます。

アンヌ「さあ、静かにして」

ダンは心の中で「体が思うように動かない。すべて駄目になってしまったんだろうか」とつぶやきます。

射撃訓練場でクレー射撃をするダン。しかし、まったく当たりません。「畜生」と悔しがるダン

体育館でバスケットボールをするダン。しかし、まったくゴールにシュートできません。「くそっ」と悔しがるダン。そして、鉄棒。鉄棒につかまろうとジャンプしますがまったく手が届きません。やっと鉄棒をつかむことができましたが、。落っこちてしまいます。ダンは汗まみれでマットの上に大の字になり、「ダメだ!ダメだ!」と悔しがります。

アンヌがその様子を見守っています。

アンヌ「ダン、ひとりで何をそんなに苦しんでいるの?」

▼アンヌ

「どうしたのダン、何でもないことじゃないの。レントゲン写真と心電図をとるだけなんだから」

作戦室。最近発生している異常現象について打ち合わせをしています。

キリヤマ「頻々と飛来する宇宙からの飛行物体、そして怪電波、異常なデリンジャー現象、地球がこのところ不穏な空気に包まれていることは諸君もよく知ってのことと思う。何者かが大規模な侵略計画を企てているに違いない。レーダーによる監視を厳しくし、パトロールを強化して、インベーダーを一歩たりとも地球に寄せつけないよう一層防衛体制を固めてもらいたい」

キリヤマ隊長の話が終わるやいなや、苦しそうにしていたダンは作戦室を出ます。アンヌ隊員はダンを追いかけます。

アンヌ「ダン、いけないわ。すぐ精密検査を受けましょうよ」

ダン「精密検査?」

アンヌ「そうよ、体の内部を徹底的の調べてみる必要があるわ」

ダンは逃げるようにその場を立ち去ろうとします。

アンヌ「どうしたのダン、何でもないことじゃないの。レントゲン写真と心電図をとるだけなんだから。ねっ、アタシのお願いも聞いてちょうだい。さっ、行きましょ」

ダン「ほっといてくれ」

アンヌ「ダン!」

ダンはアンヌを突き放して、その場から立ち去ります。

▼ダン

「しかし、この美しい星は狙う侵略者たちは後を絶たない。僕が帰ったら地球はどうなるんだ」

ダンの私室。時間は23時。ダンは隊員服を着たままベッドで寝ています。すると、枕元にウルトラセブンが現れます。

セブン上司「340号!」

目を見開くダン。

セブン上司「いや、地球での呼び名に従って、ウルトラセブンと呼ぼう。君の死体は過去の侵略者たちとの激しい闘いによって、多くのダメージを受けた」

ウルトラセブンの過去の壮絶な戦いがフラッシュバックします。

セブン上司「これ以上、地球にとどまることは非常に危険だ。ウルトラセブン、M78星雲に帰る時が来たのだ」

ダン「しかし、この美しい星は狙う侵略者たちは後を絶たない。僕が帰ったら地球はどうなるんだ」

セブン上司「セブン、今は自分のことを考えるべきだ。地球にとどまることは死を意味するのだ」

ダン「元の体には戻れないのか」

セブン上司「それにはM78星雲に帰る必要がある。君の体は人間とは違うんだ」

ダン「今は帰れない。地球に恐ろしいことが起こりそうなんだ。このまま、放っておくわけにはいかん」

セブン上司「ひとつだけ忠告する。闘って、これ以上エネルギーを消耗してはならん。M78星雲に帰ることができなくなってしまう。変身してはいかん!」

セブン上司は念力(?)でダンの胸からウルトラアイを取り出します。ウルトラアイは壁掛けのフクロウ時計のフクロウの目にかかります。

ダンは飛び起きて、汗をぬぐい、胸ポケットに手をやります。胸にウルトラアイが入ってないことに気が付くダン。そして、クロウ時計の目にかけられたウルトラアイを見つけて驚きます。ダンはウルトラアイを手にします。セブン上司との会話は夢の中の出来事ではなかったようです。

作戦室。ダンがレシーバーをつけて通信機の前に座っています。
ゴース星人の基地。立派な椅子に座っているゴース星人を中心に5人のゴース星人が会議をしています。何を話をしているのかわかりませんが、中心のゴース星人が史上最大の侵略の指令を出したようです。

宇宙ステーションV3から緊急連絡が入ります。

クラタ「緊急事態発生、緊急事態発生、ポイント580方面に、飛行船状の物体をキャッチ。地球に向って移動中。ただちに攻撃態勢に移れ」

夜勤で通信機の前で待期しているダン。クラタ隊長からの緊急連絡が聞き取れません。意識がもうろうとなり、肝心のレシーバーを外してしまいます。未確認飛行物体への対応が遅れます。

地上レーダーが敵影を捉え、正気を取り戻したダン。作戦室のコントロールパネルのスイッチを入れます。作戦室の装置が動き始め、キリヤマ隊長と隊員たちが作戦室に集まってきます。

キリヤマ「どうした?」

ダン「はっ、未確認飛行物体が地球に侵入します」

キリヤマ隊長「なに。ウルトラホーク出動スタンバイ!」

隊員「はい!」

ウルトラホーク1号と3号が緊急出動します。飛行物体を発見して両機はすかさず攻撃を開始します。レーザー砲が当たっているのに撃墜することができません。また、飛行物体は反撃もしてきません。

フルハシ「変だな。隊長、中には誰も乗ってないんじゃないですか。誰かいたら反撃してくるはずですよ」

キリヤマ「油断するな。チャンスをうかがっているのかもしれん」

飛行物体は地上に着陸します。ホーク1号と3号は着陸、隊員たちに地上からの攻撃を命令するキリヤマ隊長。キリヤマとフルハシ、ソガとアマギ、ダンとアンヌと3グループに分かれ、飛行物体のまわりに待機します。

ソガとアマギが岩陰からゴース星人を発見します。アマギはウルトラガンを構えて近づいていきますが、ゴース星人がアマギを返り討ちにします。ゴース星人が放った光線が、球状のカプセルなり、アマギを捉えます。カプセルはアマギとともに宙に舞い上がります。

続いてゴース星人はソガを攻撃し。ソガは間一髪でカプセルから逃れます。そこに駆けつけるキリヤマ隊長とフルハシ隊員。

キリヤマ「ソガ、大丈夫か」

ソガ「アマギがやられました」

ソガは空へと飛んでいく球体を指さし、アマギの拉致を報告します。

フルハシがエレクトロ・H・ガンで飛行物体を攻撃、キリヤマ、ソガもウルトラガンで攻撃を開始します。しかし、飛行物体にはまったく通用しません。やがて、飛行物体が開き、そこから火を吐く大怪獣パンドンが現れました。

パンドンは、キリヤマ、フルハシ、ソガに向かって火を噴きます。3人は火の海に包まれます。逃げる場所を閉ざされてしまいます。その様子を見ているダンとアンヌ。ダンはアンヌにホーク3号で消火するよう指示します。ダンはウルトラアイを取り出し、ウルトラセブンに変身しようとします。そのとき、セブン上司が現れます。

セブン上司「待て!変身してはいかん!」

ウルトラ・アイを地面に叩きつけるダン。ウルトラセブンに変身することを断念して悔しがります。しかし、パンドンはキリヤマ隊長らに攻撃を続けています。

仲間の絶対絶命のピンチを目の前にしたダンは、自分の命も顧みず、意を決して、地面に落ちたウルトラアイに向かってうつぶせに倒れ込みます。ダンはウルトラセブンに変身します。

ウルトラセブンはパンドンに体当たりし、パンドンを突き飛ばします。そして、キリヤマ、フルハシ、ソガを助けようとしますが、背後からパンドンに岩を投げつけられ羽交い締めにされます。ウルトラセブンは苦戦、隊長たちを助けることができません。

そこへ、アンヌが搭乗するウルトラホーク3号がやってきます。

アンヌ「セブン、隊長たちの方は、アタシに任せて」

ウルトラホーク3号は上空を旋回し、消化剤をまきます。隊長たちを包み込む炎が鎮火し、キリヤマ、フルハシ、ソガが救出されます。

パンドンとの戦いを続けるウルトラセブン。セブンはエメリューム光線を放ちますが、エネルギーが少なくなっているため、パンドンに届きません。がっくりと崩れ落ちてしまうセブン。そのセブンにパンドンが容赦なく攻撃を続けます。セブンは地面に倒れてのたうち回ります。

セブンは頭からアイスラッガーを外し、パンドンの身体を切ろうとしますが、アイスラッガーをたたき落とされてしまいます。地面に落ちたアイスラッガーを踏みつけるパンドン。

そのとき、ホーク3号がパンドンをミサイル攻撃。アンヌが必死になってセブンを援護します。パンドンがホーク3号に気を取られているうちに、セブンはアイスガッラーを拾い、パンドンの左手と右足を切り落とします。

その場に崩れ落ちたパンドンを確認したウルトラセブンは変身を解き、ダンの姿に戻ります。ダンは地面に倒れます。顔面血だらけの瀕死の重傷です。

▼キリヤマ隊長

「クラタ、V3は何をやっていたんだ」

メディカルセンターに運ばれるダン。かなり厳しい容体のようです。

キリヤマ「助かりますか?」

キタムラ博士は答えが見つからず無言。

そこにクラタがやってきました。

キリヤマ「クラタ、V3は何をやっていたんだ」

クラタ「なにぃ」

キリヤマ「そっちからの連絡が早ければ、モンスターは宇宙で始末できたのに。アマギは拉致され、ダンは再起不能のキズを負った。V3の責任だぞ」

クラタ「いいがかりはやめろ。俺はちゃんと連絡をとった。しかし、そっちから、ウンともスンとも返事がないんで、気になって降りてきたんだ」

キリヤマ「本当か」
クラタ「貴様、「当番が居眠りでもしてたんだろ!」
キリヤマ「そんな、馬鹿な」

キリヤマ「誰だ。ゆうべの当番は」

ダン「ボクです」

クラタ「またお前か。一度ならずも二度もミスを犯すなんて。それでも地球防衛軍の隊員か。通信機が故障だなんていわせんぞ。無線室で何をやっていた。イビキでもかいて寝てたんだろう」

苦しそうなダン。

クラタ「自業自得だ。おいキリヤマ、人に文句を言う前にな、自分の部下の教育をするんだ」

そう言って、クラタはメディカルセンターを出てきました。
ダンが苦しみはじめます。

アンヌ「ダン」

キリヤマ「おいっ」

「悪魔のような侵略者から地球を守るために戦ってきたウルトラセブンにも最期の時が近づいていた。もう二度と再び立ち上がることはできないのだろうか。死んではいかん。地球はまだ君を必要としているのだ。がんばれ!モロボシダン。ウルトラセブン、生きるんだ」(浦野光)

アンヌ「ダンは今、必死に死神と戦っているんだわ」

ソガ「がんばるんだ、ダン」

フルハシ「負けるんじゃないぞ、ダン」

隊員たちがダンに励ましの声をかけます。

しかし、突然ダンのうめき声が止まりました。

どうしたダン!

前編が終了。

ダ~~~~ン(>_<)

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2014年8月25日 (月)

ウルトラセブン語録@第47話 あなたはだぁれ?(1968/08/25)

ウルトラセブン第47話は「あなたはだぁれ?」です。フック星人、ムラマツキャップ・・・じゃない・・・サトウさんが登場します。

Photo

深夜のK地区のフクロウ団地。夜中の2時にサトウさんがタクシーでご帰還です。もちろん、酔っぱらっています。

運転手「旦那、着きましたよ」

サトウ「ん、今何時?」

運転手「2時ですよ。奥さんに叱られますよ」

サトウ「フン!カアちゃんがなんだぁ!」

タクシーを降りて、手土産の折り詰めをぶらさげながら家に帰ります。途中交番のお巡りさんに挨拶。

5-1棟に到着。階段をのぼり、自宅のドアの前。

サトウ「ママ!開けとくれ。オープン・ザ・ドア」

ドアが開くと、サトウさんは手土産を差し出す。

サトウ「ただいま、ほおら」

すると奥さんのトシエさんはサトウさんを見て

トシエ「どちら様ですか?」

サトウ「なんだとぉ」

そこに子どものイチロー君が顔を出します。

サトウ「いよ~イチロー、ママはなパパのこと忘れちまったらしいぞ」

するとイチロー君はトシエの方を向いて

イチロー「どこのおじさん?」

トシエ「部屋を間違えたんじゃありませんか?」

奥さんと息子の対応にびっくりしたサトウさんは、隣のヤマダさんの家を訪問。ところが・・・

ヤマダ「どなた?」

サトウ「サトウですよ。ほら、向かいのサトウですよ」

ヤマダさんは、無言のまま、ドアを閉めてしまいます。

サトウさんは交番に駆け込みます。

サトウ「お巡りさん。どうも女房の様子がおかしいんですよ、隣も。なんとかしてくださいよ」

警察官「あんた、誰?」

サトウ「誰って、サトウですよ。5-1の」

警察官「酔ってるね、アンタ」

交番に住人が集まってきましたが、サトウさんのことを誰も知らないと言います。サトウさんは、財布からトシエさんの写真を取り出し、警察官に見せますが、警察官は他人の空似だと切り捨てます。住人たちは、サトウさんを残して、家に戻ってしまいます。

▼アンヌ

「単なるイタズラとも思えないわねえ」

▼ダン

「入った情報は目で確かめる。そうでしたね、隊長」

すっかり落ち込んでしまったサトウさん。さっきまでの行動を思い起こしてみます。すると、何か獣が鳴き声のような音が聞こえて、あたりに人影のようなものが見えます。

不安になるサトウさん。すると、上空をホーク1号が飛んでいきます。どうやら、K地区をパトロールしに来たようです。

ホーク1号を見て、何か思いついたかのように、赤電話へ走るサトウさん。

フルハシ「はい、こちらウルトラ警備隊」

サトウ「深夜劇場やってるテレビ局ありますでしょうか?」

フルハシ「え~っ、今何時だと思ってるんだい?」

サトウ「ところが、ここの団地でやってるんですよ、テレビ」

フルハシ「場所はどこですか?」

サトウ「K地区のフクロウ団地。先ほど家に帰ってみますとね、女房や子供、それに近所の人たちまでが、私のこと知らんって言うんですよ」

フルハシ「ここはウルトラ警備隊だよ!家庭のいざこざは、警察か家庭裁判所へいってくださいよ」

サトウ「はぁ、ですから」

フルハシ「宇宙人とか円盤が出たら知らせて下さい」

サトウ「そうだ、あれは宇宙人だ!」

このとき、サトウさんを宇宙人が取り囲みます。サトウさんは悲鳴をあげ気絶。宇宙人が電話を切ってしまいます。

フルハシ「畜生、切りやがった。宇宙人だ~っ、だってさ」

ダン「宇宙人?」

ダンはサトウさんからの電話の録音テープを聴きます。どうやら、K地区の別の人からも、同じような電話があったようです。

アンヌ「単なるイタズラとも思えないわねえ」

フルハシ「おいおい、まさか調査に行くつもりじゃあないだろうな」

ダン「入った情報は目で確かめる。そうでしたね、隊長」

キリヤマ「それに気になるものを放っておいては体にも悪い。なっフルハシ!」

フルハシ「はいはい、同行すればいいんでしょ。行ってきます」

ダンとフルハシはK地区フクロウ団地にパトロールに出動します。

昼間のK地区フクロウ団地。ダンとフルハシは住人に聞き込みします。昨晩の録音テープをトシエに聴かせると、確かにサトウさんの声であると確認します。

トシエ「パパの声だわ」

ヤマダ「お宅の旦那さまよ。いい声ねえ」

ダン「奥さん、間違いありませんか?」

トシエは10年も一緒に住んでいるパパを忘れるわけがないと断言します。

警察官は、いつも帰りがけに挨拶していくサトウさんが、昨晩はこなかったような証言をします。サトウさんが、フクロウ団地から電話してきたのかも怪しくなってきました。

しかし、テープにはK地区でキャッチした音波と同じ音が録音されていました。ダンは、昨晩サトウさんがフクロウ団地にいて、何かが起こったことを確信します。

ダンとフルハシは作戦室に戻り、隊長にパトロールの結果を報告。

ダン「夕べの音波とサトウさんの失踪は、なにか関係があるような気がします」

キリヤマ「ということは、夕べの音波はその団地から発せられていた」

ダン「何かそんな気がします。とにかく張り込ませて下さい」

キリヤマ「よし、探ってみろ!」

ムラマツサトウ

「ウルトラ警備隊?」

夜のフクロウ団地。ダンとフルハシは、つなぎを着て変装しています。

団地を見張っていると、ダンは団地の異変に気が付きます。ダンは団地が動いて地下に沈み、団地とそっくりな建物が浮上してくるのが見えます。しかし、人間のフルハシには見えないようです。

そのとき、獣の鳴き声が聞こえ、男たちがダンとフルハシに襲いかかります。

フルハシ「貴様たち、どこのどいつだ?」

ダン「どうやら、団地事件と関係がありそうですよ」

ダンは団地の部屋を透視してみます。団地は人間に化けた宇宙人で占拠されていました。

ダン「どうやらこの団地の住人は全部宇宙人になってしまったらしい」

フルハシ「まさか、15000人もいるマンモス団地だぜ。それに、昼間の団地は?」

ダン「団地全部がそっくり入れ替わったんですよ」

フルハシ「えっ、じゃあ昼間の団地は?」

ダン「たぶん」

と言って、ダンは地面を指さし、昼間の団地が地下にあることを教えます。

ダンは、地下へ降りるマンホールを発見。

階段を降りていくと、なんということでしょう。

そこにはフクロウ団地があったのです。どうやら、宇宙人は、この一帯を宇宙人居住区にするつもりのようです。

ダンとフルハシが話をしていると、壁が開きます。すると、その中に、サトウさんがいました。サトウさんに声をかけるフルハシ。サトウさんは気が付きます。宇宙人にさらわれてきたことを説明するフルハシ。

すると、そこにトシエが現れます。しかし、すぐにダンは宇宙人が変身していることを見抜きます。続いて警察官や自治会のハヤシさんが現れます。

ハヤシ「どうやら我々の計画に気づいたようだな」

ダン「なぜ、真夜中に地上に出るんだ?」

トシエ「フック星人は夜しか活動しない。さあ、見なさい」

たくさんの円盤が団地に飛来し、地下に隠れます。

フルハシ「畜生、夜な夜な侵略計画を進めていたわけだ」

ダン「相当な戦力だ」

トシエ「間もなくフック星からの武器の搬入が終わる」

警察官「君たちはずっとここにいてもらう」

ハヤシ「全隊員に次ぐ、攻撃態勢に入れ」

団地の住人たちがフック星人の姿を現し、攻撃態勢に入ります。

トシエ「間もなく地球は私たちのものよ」

笑いながら、フック星人たちは正体を現わした。

すかさずダンはウルトラセブンに変身。フルハシとサトウさんを地上に運びます。

地上に戻ったサトウさんは、家族を助けに行こうとしますが、それを制止するフルハシ。

フルハシ「あとはウルトラ警備隊に任せて下さい」

ムラマツサトウ「ウルトラ警備隊?」

  科学特捜隊じゃないのかっ!

フルハシ「ええ、宇宙人をやっつけてやりますよ」

靴の底を取り出し、アンテナを伸ばして、本部に連絡するフルハシ。どうやら、靴の底に無線機がしこまれていたようです。

▼キリヤマ

「よし、撃墜せよ!」

作戦室にフルハシから連絡が入ります。

フルハシ「こちらフルハシ。K地区は宇宙人の居住区になっています。サトウさんは救出しましたが、ダンが行方不明です」

キリヤマ「よしわかった」

キリヤマは隊員たちに出動命令を出します。

キリヤマ「出動!」

ウルトラホーク1号とウルトラホーク3号がフクロウ団地に急行します。フクロウ団地上空で円盤群を発見、キリヤマ隊長は攻撃開始を命令します。

キリヤマ「よし、撃墜せよ!」

ソガ「了解!」

ホーク1号と3号は円盤を攻撃を開始します。

一方、ウルトラセブンはフック星人と戦いを始めます。フック星人はまるで忍者のような身軽さでウルトラセブンに攻撃を仕掛けます。ウルトラセブンは苦戦しますが、念力のような技でフック星人たちをけちらし、ワイドショットのポーズで光線を放ちます。フック星人たちは消え、団地は元に戻ります。

円盤群を撃墜したホーク1号と3号は基地へと帰還します。2機は遊覧飛行のように交互にゆらゆらと高度を変えながら、飛んでいきます。隊員たちもお互いに手を振っています。

一夜明けたフクロウ団地。ウルトラ警備隊の隊員たち全員がポインターでサトウさんを送りにきました。

サトウ「おかげさまで、やっと家に帰ることができます」

キリヤマ「大丈夫ですか?」

サトウ「ええ、もう」

サトウさんは階段を一目散に駆け上がり、自宅へ。

表札には「5-1-202 佐藤」とあります。

部屋のブザーを押すと、ドアが開きます。

サトウ「あっ!」

隣の階段のサトウさん「あ~ら、お隣のサトウさん」

サトウさん「あっ!こりゃどうも」

慌てて階段を降りてくるサトウさん。サトウさんは、どうやら昇る階段を間違ってしまったようです。隣の階段を一目散に駆け上ります。その様子を見て、隊員たちは笑っています。

しばらくすると、サトウさんはトシエとイチローと階段の踊り場から顔を出します。ウルトラ警備隊の隊員たちに手を振ります。

笑いながら、フクロウ団地から引き上げるウルトラ警備隊。

ポインターがフクロウ団地から出て行きます。交番のお巡りさんが、敬礼してポインターを見送ります。

いよいよ来週は最終回前篇です。

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2014年8月18日 (月)

ウルトラセブン語録@第46話 ダン対セブンの決闘(1968/08/18)

ウルトラセブン第46話は「ダン対セブンの決闘」です。ニセウルトラセブン、サロメ星人、カプセル怪獣アギラが登場します。

Photo

「平和で美しい伊良湖岬。近頃、この一帯に怪現象が頻々と起こっているとの情報をキャッチした地球防衛軍では、ハイドランジャーで海底を捜索する一方、ウルトラ警備隊のダン、フルハシ、アンヌの3隊員を現地に派遣。その原因を追求することになったのである」(浦野光)

捜査のためダン、フルハシ、アンヌは隊員服ではなく私服で出動します。ダンは水色のシャツ、フルハシは作業服、アンヌは白い帽子にオレンジ色の服を着ています。

フルハシは伊良湖岬の港から沖合を双眼鏡で監視。そこに水中翼船がやってきます。水中翼船が港に到着すると、女が降りてきて、近くに止めてあった、真っ赤なホンダS800に乗り換えて、どこかに向かいます。フルハシからの知らせを受けて、車で追いかけるダンとアンヌ。

女はリゾートホテルに到着、プールサイドのサマーベッドででくつろいでいます。女は何やら腕時計を見ています。その対岸側から女を見張るダンとアンヌ。

ダン「今日こそ尻尾をつかんでやるぞ。アンヌ、女の近くで見張るんだ」

アンヌ「はい」

アンヌはプールに飛び込んで女の方へ近づきます。

海底を探索中のハイドランジャー。このハイドランジャーにはウルトラ警備隊の隊員は搭乗しておらず、地球防衛軍の隊員たちが搭乗しています。ハイドランジャーは、海中の不思議な音波をキャッチ。それは魚雷が近づく音でした。魚雷はハイドランジャーに命中し、ハイドランジャーは爆発してしまいます。

ハイドランジャーの爆発直後、女はプールから立ち去ります。ダンは女を追いかけようとしますが、隊長から無線連絡が入ります。

ダン「はい、こちらダンです」

キリヤマ「ハイドランジャーがやられたぞ。やはりその一帯には敵の基地があると見なければならん。尾行している女の様子はどうか?」

ダン「今のところ別に。でも、水中翼船でどこからともなく現われることや、我々の関心を引こうとする点など、どうもただの女じゃなさそうですね」

キリヤマ「一刻も早く正体を掴むんだ。我々もそちらに急行する」

ダン「了解」

アンヌが女のいたサマーベッドのところに到着。女は腕時計を忘れていました。そこにやってきたダン。ダンは腕時計はハイドランジャーがやられた時間で止まっていることに気が付きます。ホテルの中で、女を捜すダン。しかし、女はS800でホテルを立ち去ります。車で追いかけるダン。ホテルに残り、フルハシ隊員に連絡するアンヌ。

連絡を受けたフルハシは道路でバリケードを張り、S800を停止させようとしますが、S800はブレーキもかけることなく猛スピードでそのまま通過。ダンもその後を追いかけます。

ダンはやがてS800を見失います。ダンは車から降りて、あたりを捜索。大きな灯台を見つけます。灯台に潜入しようと、階段を昇ったダン。いきなり電気ショックを受け、気を失ってしまいます。

▼ダン

「セブンは地球人の味方だ!」

気が付いたダン。身体が拘束されていました。そこに笑いながら現れる男と女。

女「ようこそセブン、ミイラとりがミイラ。まんまと罠にかかったわね」

ダン「罠?…」

男「ここは海底にある我らサロメ星人の海底工場」

ダン「工場?」

女「あなたは、私たちが作っているものを見たくて来たのでしょう。見せてあげるわ。ことにあなたには、是非にでも見てもらいたい」

そういうとサロメ星人たちはダンを工場に連れていきます。そこで、ダンが見たものは、なんとウルトラセブンのロボットでした。

女「いかが?」

ダン「こんなもの作って、どうするというんだ」

男「無敵の超人ウルトラセブンを、セブンを我らの味方にできたら」

ダン「セブンは地球人の味方だ!」

女「それがもうすぐ地球人の敵になるわ!地球上のあらゆる物を破壊するウルトラセブン。正義の味方が悪魔の代名詞になるのよ」

男「地球人はセブンが侵略者になったと思うだろうな」

ダンは呆然とした顔でニセウルトラセブンを見上げます。

再び拘束されるダン。

サロメ星人の話によると、ニセウルトラセブンは未完成でした。

男「そこで、お前に頼みがある。我らがセブンは完成間近だが、ひとつだけ足りないものがある。ウルトラビームだ。ビームの秘密を知りたい」

ダン「ビームの?」

男「我らがセブンは、我がサロメ星の科学を結集して作り上げたものだ。完成すれば天下無敵。我らの計算では、本物のセブンでも倒せる」

女「さあ、ダン。ウルトラビームの秘密を言うのよ」

黙秘するダン

男「よし、トークマシンを使おう」

ダンは隊員服を車に置いていました。ウルトラ・アイは隊員服の胸ポケットの中。ウルトラセブンには変身できません。

▼キリヤマ

「まともに行っては、ダンの二の舞になる」

伊良湖岬に到着したホーク1号。キリヤマ隊長、ソガ、アマギが、フルハシとアンヌに合流します。ダンの車を発見した隊員たち。灯台に向かいます。

灯台の階段の手前で何かに気が付くキリヤマ隊長。

キリヤマ「ちょっと待て!」

キリヤマ隊長の万年筆型の探知機が作動したのです。探査機で階段を調べるキリヤマ隊長。

キリヤマ「下がれ!」

そう言って、キリヤマ隊長は石を拾って、階段に向かって投げます。すると、石は爆発して粉々になってしまいました。

キリヤマ 「見えないバリヤに包まれている。引き上げよう」

サロメ星人の基地では、ダンがトークマシンにかけられ、ウルトラビームの秘密を尋問されていました。

男「さあ、ウルトラビームの秘密を言え」

女「早く言うのよ、ダン」

ダン「ううっ、M2SH3GWFB1」

ウルトラビーム生成のキーワードを教えてしまいました。

男「よし、よく言った。これでウルトラビームができる。我らがセブンも完成するぞ」

海岸ではウルトラ警備隊の隊員たちが、灯台に潜入する方法を相談していました。

キリヤマ「この灯台の地下には敵の基地がある。おそらくダンも」

アマギ「どうやって潜入します?」

キリヤマ「まともに行っては、ダンの二の舞いになる」

▼アンヌ

「まさか、そんなはずはないわ!」

サロメ星人の工場ではニセウルトラセブンにウルトラビームが取り付けられます。それを見せられるダン。ニセウルトラセブンのビームランプが点灯し、動き出します。

女「ダン、見なさい。あなたの兄弟が誕生するのよ」

男「セブンを地上に出す。ウルトラ警備隊もセブンが相手なら不足はなかろう、ハッハッハッ」

ニセウルトラセブンは工場から飛び立ち、地上に向かいます。

そのセブンを発見するウルトラ警備隊の隊員たち。

ソガ「あっ!セブンだ」

ニセウルトラセブンは、いきなりウルトラビームで貨物船を攻撃。

フルハシ「セブンが船を」

アマギ「狂ったのか!」

アンヌ「まさか、そんなはずはないわ!」

隊員たちはホーク1号へ戻ります。

ニセウルトラセブンはその後、客船を破壊。それをテレビで見せつけられるダン。ニセウルトラセブンの完成を喜ぶサロメ星人。

男「ウルトラ警備隊の最期の相手がウルトラセブンとは皮肉な巡り合わせだな」

女「これでウルトラセブンも地球人の敵になった」

男「これでこの工場の役目は終わった。時限装置をセットしろ」

時限爆弾をセットするサロメ星人。

男「ここが、お前の墓場だ」

女「さようなら、ダン」

ダンは脱出しようにも、拘束されているので身動きが取れません。サロメ星人は水中翼船で工場から脱出。

地上ではニセウルトラセブンがウルトラ警備隊をウルトラビームで攻撃したり、岬の建物を破壊したりしています。

工場爆発まであとわずか。ダンはポケットからライターを取り出し、拘束具を焼き切ろうと考えます。しかし、取り出したライターを下に落としてしまいます。磁石のついた道具を取り出し、落ちたライターを拾い上げ、拘束具を焼き切ることに成功します。ダンの脱出と同時に、工場は爆発。

工場の爆発を見て、ダンが死んだと確信するサロメ星人たち。ダンは泳いで海岸に到着、カプセル怪獣アギラを召喚し、ニセウルトラセブンと闘わせます。

アギラの登場に、ダンは死んだはずだと驚くサロメ星人。水中翼船が海上から飛び立ち、上空から様子を見守ります。

アギラは混乱しているのか、ニセウルトラセブンとの戦いにくいのか、ほおづえをついて、隠れてしまいます。ニセウルトラセブンは隠れているアギラをたやすく見つけ、背後から背中を軽く蹴飛ばします。驚くアギラ。ニセウルトラセブンは余裕でアギラを攻撃。

上空ではウルトラホーク1号が水中翼船を攻撃。水中翼船は海上に戻ります。ウルトラホーク1号が海上の水中翼船を攻撃に集中している隙に、ニセウルトラセブンがウルトラビームでウルトラホーク1号を攻撃。ウルトラホーク1号は海上に墜落してしまいます。隊員たちは脱出用ゴムボートで脱出。

ダンはこの間に車に到着。隊員服からウルトラ・アイを取り出し、ウルトラセブンに変身。

ダン対セブンの決闘の始まりです。

男「ダンのやつ、やっぱり生きていたのか」

女「でもご心配いりません。いくら本物でも、我らがセブンの敵ではありません」

最初はウルトラセブンとニセウルトラセブンは互角に戦います。アイスラッガーも相打ちです。お互いに手から光線を発射、光線の綱引きが始まります。ウルトラセブンは光線を断ち切ると、バランスを崩すニセウルトラセブン。ニセウルトラセブンは飛び立ちます。追いかけるウルトラセブン。

▼アマギ

「セブンは勝ったんだ、俺たちのセブンだ!」

ウルトラセブンとニセウルトラセブンの空中戦。やがて、ウルトラセブンは念力でニセウルトラセブンを回転させます。高速で回転するニセウルトラセブンに突っ込んでいくウルトラセブン。ウルトラセブンと高速回転するニセウルトラセブンは、ともに海上に墜落、大爆発します。

アマギ「どっちが勝ったんだ?」

男「勝ったのか?」

女「我らのセブンが負けるはずありません」

すると、セブンが浮上し、泳いで戻っています。そのセブンを見て勝利を確認するサロメ星人。

キリヤマ「セブンはやぶれたのか?」

女「もう世界は我々のモノ。地球人たちは、我らのセブンに征服されるでしょう」

すると、セブンはサロメ星人の水中翼船をわしづかみにして沖へとを持っていきます。沖で大爆発。

アマギ「セブンは勝ったんだ、俺たちのセブンだ!」

ウルトラセブンが、沖から低空飛行で戻ってきます。ウルトラ警備隊の隊員たちに、敬礼して、その場を飛び去っていくウルトラセブン。

その直後、遠くからダンの声。

ダン「おーい」

アンヌ「あっ、ダンだわ!」

隊員たち「ダン!」

ダン「隊長ぉ!」

隊員たちがダンを囲みます。

伊良湖岬に元の平和が戻ったのです。

本物は強かった。

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2014年8月13日 (水)

お面ライダー

先日、ドンキホーテでウルトラマンのお面を見つけたのですが、今度は仮面ライダーのお面を見つけました。価格はウルトラ面と同じ、500円弱でした。

このお面ライダーは、仮面ライダー1号と2号で共有で使われた明るいグリーン色のマスクがモデルになっているような感じですアンテナの横縞や目の下のリベットなども再現されています。

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2014年8月12日 (火)

ウルトラ面

先日、ドンキホーテの玩具売り場をぶらついていたところ、ウルトラマンのお面がありました。価格は500円弱だったと思います。通販で350円ぐらいなので、まあ良心的な値段だと思います。露店で買うと800円ぐらいでしょうか。

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子どもの頃、お祭りで、ウルトラマンやウルトラセブンのお面を買ってもらったことを思い出します。あと、ハットリくんとかパーマンのお面もあったような。

オバQのお面はとても怖かったように記憶しています(笑)

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2014年8月11日 (月)

ウルトラセブン語録@第45話 円盤が来た(1968/08/11)

ウルトラセブン第45話は「円盤が来た」です。ベロリンガ星人、フクシン君、バロムワン・・・じゃない高野浩幸さんが登場します。

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物干し台から天体望遠鏡で星空を観察するアマチュア天文家のフクシン君。彼は、機械加工の仕事をしながら、毎晩、夜を徹して星の世界に誘われるのです。おかげで昼間は眠くて仕方ありません。

「そう、彼が心休らかに星の世界へ飛び込めるのは、夜遅くなってからでありますが、夜を徹して星を見るあまり、このありさま」(浦野光)

フクシン君は、ついつい居眠り。そして、身体が加工機械の方へ傾きます。

工員「危ない!しっかりしろ」

工場の社長 「星を見るのもいいかげんにしろや。第一、いい年して少しは自分のことを考えたらどうだ。ここんとこ、成績がよくないぞ」

フクシン「すみません」

仕事を終えて、河原の土手の草むらに寝転ぶフクシン君。弁当箱が土手の下に落ちていきます。その弁当箱を拾って、フクシン君に声をかける一人の少年。

少年「なんか悩んでんね、おじさん」

フクシン「近頃じゃネオンとかいろんな明るいものが多いだろ。夜遅くならないと星を見ることが出来ないんだよ。だから、お兄さん、会社じゃ眠くてヘマばかり」

少年「お兄さんは星を見るの?」

フクシン「うん、毎夜ね」

少年「どうして?」

フクシン「宇宙にね、お兄さんの名前の付いた星を持ちたいのさ。フクシン彗星」

少年「ふ~ん」

フクシン「それに星は汚れてなくてきれいだろ。地球なんか人間もウジャウジャいるし、うるさくて。君も一度、星を見てごらん、素晴らしいぞ」

少年「まあ今夜いいことがあるよ。きっと」

そして、夕日が沈み、また夜がやってくるのです。

「草木も眠る丑三つ時、それでもフクシン君はやめられず」(浦野光)

いつものように望遠鏡を覗いて星の観察をしていたフクシン君。ところが、今夜は視界の中に何か他のものが。

フクシン「星じゃない。大変だ!円盤だ!宇宙人だ!」

隣のゲンさんの家のドアをを叩き、電話を借りて、ウルトラ警備隊に連絡するフクシン君。ゲンさんは夜中にたたき起こされて不機嫌です。

ウルトラ警備隊作戦室。

ソガが一人で夜勤をしています。そこにフクシン君からの電話が入ります。円盤が襲来とおいう通報を受け、作戦室は緊急態勢。キリヤマ隊長以下、隊員たちが集まってきます。フルハシ隊員はパジャマのままです。

しかし、地球防衛軍の観測では異常はないようです。

ダン「隊長、うちの観測班も全天に渡り、そのような襲来事実はないとのことです」

しかし、円盤を発見したという電話がたくさんかかってきているようです。

フルハシ「隊長、第一報の後、同じようなアマチュア天文家からかなりのの電話がかかってきてるそうです。交換からです」

キリヤマ「もしもし、知らせてくれた人には丁重に感謝して下さい。現在調査中ですと」

東京天文台、東大でも異常は認められないとのこと。

キリヤマ「よし、おそらく何かの間違いだろう。別の気象状態を、アマチュアの数人が偶然錯覚したものと思う」

この円盤騒動は異常気象が原因と片付けられましたが、念のためダンとソガがパトロールに出ます。

▼ダン

「やけにロマンチックだなあ」

星のゆらめく光の中をホークでパトロールするダンとソガ隊員。

ソガ「何か普段よりも星の数が多いみたいだ」

ダン「やけにロマンチックだなあ」

ダン「ソガ隊員、さっきのアマチュマの観測データを下さい」

ソガ「ああ」

ダン「おかしいな」

ソガ「何も発見されないじゃないか。何がおかしい?」

ダン「いやあ、星の数が普段より多いみたいだ」

昼間の団地。空き地で昼寝中のフクシン君。そこに、あの少年がやってきます。フクシン君は夕べ円盤を発見しところ、ウルトラ警備隊に通報したが、錯覚と答えがかえってきことを少年に話をします。その話を聞いて、きっと円盤が見られると言う少年。

フクシン「ああ、僕が一番に知らせたんだ。昨日は何人ものアマチュアが見間違えたらしい。気象の状態で地上の何かの光が蜃気楼となって、円盤に見えたらしいんだな」

少年「おじさん、今日こそ円盤が見られるよ。星が見つかるかな。東の空だよ、きっと!」

蕎麦屋の増田屋でゲンさんとシゲさんが話をしています。そこにフクシン君がやってきます。ゲンさんは夕べの大騒動についてフクシン君に文句を言います。

ゲンさん「今度、邪魔しやがったら双眼鏡なんてたたき折ってやる」

フクシン「あれは望遠鏡です!」

ゲンさん「この野郎!」

また、夜がやってきます。相変わらず星空の観測をするフクシン君。すると、また円盤が現れます。大騒ぎするフクシン君。

フクシン「円盤だ、宇宙人だ!円盤だ、宇宙人だ!円盤だ、宇宙人だ!円盤だ、宇宙人だ!」

フクシン君の様子を見てゲンさんはもう勘弁ならないと、フクシン君につかみかかります。フクシン君はゲンさんに望遠鏡を覗くように言います。

目をつぶったまま望遠鏡を覗くゲンさん。フクシン君に目が反対だと指摘されます。ゲンさんが望遠鏡の視界の中に見たものは、なんと円盤でした。

ゲンさん「ひえ~っ、おいすぐ消防署、消防署行こう!」

フクシン「違うよおじさん!ウルトラ警備隊、ウルトラ警備隊だよ!」

望遠鏡にカメラを取り付けて円盤の写真を撮影するフクシン君。

フクシン君「よし、今日こそ証拠があるぞ」

その写真がウルトラ警備隊に届けられます。

▼キリヤマ

「我々が無駄な働きをすればするだけ、地球は平和ってことだ」 

作戦室。

アンヌ「隊長、昨日の第一通報者、世田谷区のフクシンさんです。今日は円盤のフィルムを持って駆けつけたそうです」

キリヤマ「よし、とにかく写真班に回せ」

しかし、隊員たちが調べた限りでは、今夜も特に異常はありませんでした。

ソガ「昨日今日とアマチュアからの知らせがやけに多い。しかし、天文台その他の観測所では何の異変も認めていない。どういう現象だろう?」

フルハシ「馬鹿げてるよ。こんなデララメな通報をいちいちウルトラ警備隊が真に受けて、パトロールに出動するなんてのは」

キリヤマ「何ともなければ、それでいいじゃないか。我々が無駄な働きをすればするだけ、地球は平和ってことだ」

アンヌ「隊長、フクシンさんの持参した写真を焼いたんですが、何の異変もないようです」

こうして、今夜の騒動も問題ないと片付けられました。しかし、ダンとソガは写真を見て、

ダン「ふ~む」

ソガ「ふ~む」

ダンとソガ「星が多いな!」

星が多いことが気になる2人。

酔っぱらったゲンさんを連れ帰るフクシン君。ゲンさんは自分が見た円盤が信じてもらえず気に入らないようです。酔っぱらって、円盤だ!宇宙人だ!と騒ぐ、ゲンさん。ゲンさんとフクシン君の仲が良くなっているのを不思議そうに見るシゲさん。

土手を自転車で走るフクシン君。トラックにあおられ転んでしまいます。そこに少年がやってきまし。。

フクシン「お兄ちゃんなあ、あんまり気が強い方でもないし、星を見ることだけが楽しみだったんだよ」

少年「ふ~ん」

フクシン「どこでもヘマばかりやって、怒られてばかりだろ。それに人間なんて嫌いなんだ」

少年「慰めてくれる恋人はいないのかい?」

フクシン「ませてるなぁ、ボクは?」

少年「あっ、一番星!」

フクシン「いいだろ星は綺麗で、星の世界に行ってしまいたいよ」

少年「僕がお兄ちゃんの望みをかなえてあげるよ。綺麗な星の世界に連れてってあげる」

フクシン「いいだろうなあ、星の世界で暮らすのは。のんびりと誰にもまずらわされず・・・でも夢さ。僕の頭はどうかしてるんだ。ありもしない円盤のことなんかを夢中になってウルトラ警備隊に報告したりしたんだから。うちのガラクタ望遠鏡で見えるんなら警備隊や天文台じゃ、もっと早く見えるはずだもんな」

少年はフクシン君を家に連れていきます。少年の家は望遠鏡屋さんでした。フクシン君がうらやむほどの立派な望遠鏡がたくさんありました。その望遠鏡を覗いてみたフクシン君。なんと、また円盤の大群を発見します。

フクシン「坊や、ちょっとこの望遠鏡覗いてみてごらん。円盤が見えるかどうか確かめてくれよ」

少年「確かめなくたって見えるよ、お兄さん」

フクシン「えっ?」

少年「もっとよく、大きな画面で見せてあげるよ」

フクシン「それは?」

少年「これは、ペガッサ星雲第68番ペロリンガ星で、地球を征服するために送り込んだ円盤群さ」

フクシン「やっぱり」

少年は光の中に姿を消します。そこに現れたのはベロリンガ星人でした。

ベロリンガ星人「君が見たものは正しかったのさ。ウルトラ警備隊や天文台が信用しなかったのは無理もない。私たちは円盤を星にカモフラージュしたんだからね。君の素晴らしい直感で円盤と見えたものも専門家には星としか見えない。それで専門家を油断させるのが、私たちの狙いさ。つまり、ウルトラ警備隊やウルトラセブンをね。私たちななるだけ穏やかに事を運びたいのさ。狼が来たー、幾度も言っているうちに誰も振り向きもしなくなる。本当の狼は、その隙にやって来る。こんな地球の童話を私たちも知っているよ」

ベロリンガ星人は電話を取りだし、フクシン君にウルトラ警備隊に連絡を取るように言います。

ベロリンガ星人「普通の地球の電話機さ。試してごらん。私は今、宇宙人のペロリンガ星人と話をしていると言って」

フクシン君はウルトラ警備隊に電話しますが、地球防衛軍の交換手は、もう取り次いでもくれません。

ペロリンガ星人「ほうら、もう本当のことを信じちゃくれないし、本部の誰にも取り次いでもくれないだろう。人間なんてそんな動物さ。専門家は常にアマチュアより正しいと思っているのさ。そこを突けば、油断している隙に苦もなく地球へ大円盤群を着陸させられる。ははっ、約束を果たしてあげよう。私は地球に飽き飽きした君を星へ連れていってあげるよ。もう随分大勢の地球人を私は星へ連れていってあげたんだ。ほら、ある日突然蒸発して、いなくなった人たちが、君の身の回にもいるだろう」

最初は呆然としていたフクシン君ですが、ベロリンガ星人に肩を組まれて、その誘惑にすっかり耳を傾けてしまっています。

▼アンヌ

「星が一瞬の露光で写るわけがないとしたら、これはなんだと思う?」

メディカルセンター。アンヌとダンとソガがフクシン君の写真を見ています。アンヌが写真の不審な点を指摘しはじめます。

アンヌ「いいこと、星が一瞬の露光で写るわけがないとしたら、これはなんだと思う?」

写真を良く見直すダンとソガ。

アンヌ「これは星じゃないのよ」

ダンは写真をじっくり見ます。

アンヌ「星に見せかけた円盤群なのよ、やっぱり!異常発光物体だから、アマチュアのカメラにも写ったってわけ」

円盤が来週していることを、確信する3人。

作戦室。ダンがフクシン君からの電話の声を再生します。話の途中に別人の声が入っていることを指摘するダン。

テープの声「あのね警備隊や天文台の観測機は強力な磁気と、何だっけ? ~不透視バリヤ~ 不透視バリヤーだってさ、そいつで見えるものも見えなくされちまっているんだよ。わかんないのかい、宇宙人が襲来」

キリヤマ隊長は、ダンとソガに、パトロールに出動するよう命令します。

ダンとソガはホーク1号で宇宙空間に向かいます。ホーク1号に襲いかかる円盤群。ホーク1号は円盤群と戦い始めます。すると、そこにベロリンガ星人が飛んできました。ホーク1号に襲いかかります。そのとき、ウルトラセブンが現れました。ウルトラセブンとベロリンガ星人、円盤群の戦いです。決まり手はわかりませんが、大乱戦の結果、ウルトラセブンが勝利しました。

シーン変わって、フクシン君のアパート。ダンとアンヌとソガがポインターでフクシン君を送ってきました。

住人「おっ!帰ってきたぞ」

住人たちがポインターのところにやってきます。

ダン「いずれ、ウルトラ勲章は君のものさ」

アンヌ「サブロウさん、これからもがんばってね」

ソガ「じゃ、さよなら」

ダン「じゃ」

アンヌ「さよなら」

ゲンさん「いい青年だよ。俺は昔から目をつけていたんだ!」

シゲ「ほおぅ」

住人「サブ!よくやった」

そして、フクシン君は今晩もまた星空を見上げます。しかし、今夜は物思いにふけっています。

そうして朝がやってきます。出勤の時間です。

工場地帯のゴミ捨て場。廃材がたくさん転がっています。

いつものゴミゴミとした風景がそこにありました。

その中を自転車で走るフクシン君。

工場の始業のサイレンが鳴り、急いで工場に向かうフクシン君。

また同じ日常生活が始まります。

もし、ベロリンガ星人に星空の世界に連れていってもらったら、フクシン君の夢はかなったのでしょうか。今となっては、誰もわかりません。いや、ウルトラセブンだけは知っているでしょう。

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2014年8月 4日 (月)

ウルトラセブン語録@第44話 恐怖の超猿人(1968/08/04)

ウルトラセブン第44話は「恐怖の超猿人」です。ゴリーとゴーロン星人が登場します。

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静寂な夜の街。パトロール中の2人の警官が、ニワトリをぶら下げて歩く大男を発見します。警官は、大男をニワトリ泥棒と疑い職務質問します。大男はいきなり暴れ始め、警官は、手を付けられなくなった大男に対し、発砲して、手錠をかけます。すると、突然、大男は全身毛むくじゃらになり、猿の姿になります。猿人間は手錠を引きちぎり、警官に襲いかかり、警官を惨殺してしまいます。

▼キリヤマ

「ゴリラと見えてゴリラじゃない。人間の血液で人間とも思えん。では一体何だ」

この事件は、ほどなく、ウルトラ警備隊に報告されました。警官の死因は、2人とも、頚骨を粉々にされていることでした。相当強烈な一撃を首に受けたと考えれます。その力は明らかに人間の限界を超えているものでした。

ダン 「すると、人間じゃないかも知れませんね」

キリヤマ「うん、県警から捜査の依頼を受けたのも、その点からだ」

警官の持っていた警棒は真っ二つにへし折られていました。これも人間の力とは思えません。

キリヤマ「たまたま、現場付近を通りかかった目撃者の話によると、ゴリラのようなものが、3メートルもある塀に飛び上がって、軽い身のこなしで塀伝いに逃げていったとのことだ」

フルハシ「ゴリラね。なるほど怪力なはずだ」

キリヤマ「あわてるな。まだゴリラと決まったわけじゃない。初めからゴリラと判っていたら、何もウルトラ警備隊に捜査を依頼しなくともよかろう」

現場に残された犯人の血痕を調べたところ、血痕はゴリラのものではなく、人間のものでした。

ソガ「恐怖のあまり、ゴリラと間違えたんでしょう。似てますからね。直立して歩いていれば」

キリヤマ「では、仮に人間だったとして、3メートルも飛び上がれると思うか。しかも、警棒を真っ二つにして、首をたたき折るほどの力、一体どんな人間が想像できる。言ってみろ!」

キリヤマ「ゴリラと見えてゴリラじゃない。人間の血液で人間とも思えん。では一体何だ」

謎は深まるばかりです。原因を究明するため、ダンとアンヌは日本モンキーセンターに話を聞きに行きます。

アンヌ「「ここには世界の猿が、1000頭近くもいるんですって」

ダンとアンヌはビジターセンターに到着。警官を襲った大男と白衣の女が2人の様子を伺っています。

白衣の女「ウルトラ警備隊だ。お前は仕事をしなさい。早く」

大男「あうっ」

ダンとアンヌは白衣の女に話しかけます。

アンヌ 「こんにちは」

白衣の女「お待ちしておりました、どうぞ」

アンヌ「博士はお元気ですか」

白衣の女「ただいま、お仕事中です」

話をしながら館内を歩く3人。大きなゴリラの剥製と骨格標本に驚くアンヌ。

ダン「ここにゴリラは?」

白衣の女「現在1頭もおりません」

アンヌ「ちょっとご挨拶してくるわ」

アンヌは博士の部屋を訪れ、博士に挨拶します。

博士「ずいぶん、久しぶりじゃぁないか」

アンヌ「3年ぶりくらいかしら。でも、ここにはゴリラがいなくて、良かったですわ」

博士「うむ。例の事件か」

アンヌ「ええ、猿なのか人間なのか。まだハッキリしていないんです

博士「早く犯人を捕まえてもらいたいね。そうでないと、あらぬ疑いをかけられて困るよ」

アンヌ「あら、わたしそんなつもりで来たんじゃありません!」

博士「ハッハッハッ、冗談、冗談。まぁ、モンキーアパートでも見てきたまえ。また増えて百種類になったよ」

一方、ダンは白衣の女に館内を案内されていました。

ダン「これは?」

白衣の女「ゴールデン・ライオン・タマリンです」

ダンはこの猿を見て、「これが猿だろうか?」と疑念を持ちます。そして、何か見覚えがあるような気がします。

そのとき、ちょうどアンヌが博士の部屋から戻ってきます。

アンヌ「ダン、モンキーアパートを見ましょうよ」

▼ダン

「一度、何気ないふりで引き上げる。それから戻って忍び込む」

モンキーアパートを見学するダンとアンヌ。檻の前に、あの大男が掃除をしていました。大男はアンヌとダンを見ていますが、その隙に檻の中の猿に指を噛まれてしまいます。ダンとアンヌは大男のところに駆けつけます。アンヌはハンカチを取り出して、大男の指に巻き付けて止血します。ハンカチをじっと見つめる大男。どうやらアンヌのことを好きになってしまったようです。

その後、ダンとアンヌはモンキーセンターの見学を続けますが、ダンは白衣の女が、こちらの様子を伺っていることに気が付きます。あわてて隠れる白衣の女。

アンヌ 「どうしたの?」

ダン「どうも気になる。あの大男にしても、助手にしても。どこか様子が変だ。アンヌ、これは調査の必要がありそうだぞ」

アンヌ「どうするつもり?」

ダン「一度、何気ないふりで引き上げる。それから戻って忍び込む」

アンヌ「OK。じゃあ、博士に挨拶してくるわ」

この隙に、大男はポインターのボンネットを開き、エンジンのプラグの配線をニッパーで切ります。アンヌを引き留めておきたいということでしょう。

博士と白衣の女がダンとアンヌを見送ります。

アンヌ「たいへんお邪魔いたしました」

博士「今度はゆっくり遊びにいらっしゃい」

ポインターのボンネットが開けられていることに気が付くダン。ポインターは壊されていました。

博士「こりゃ、いかん。よかったら泊まっていきなさい。これからの夜道は大変ですよ」

アンヌ「でも」

ダン「いいじゃないか、お世話になろう」

ダン「こちらダン、本部応答願います」

キリヤマ「そっちの様子はどうだ?」

ダン「別に異常ありません。ただ、ポインターが故障して、今夜こちらで一泊したいんですが」

キリヤマ 「いいだろう。ただ定時連絡だけは忘れるな」

夜のモンキーセンター。博士と白衣の女がゴールデン・ライオン・タマリンの前にいます。ゴールデン・ライオン・タマリンが鳴き声をあげると、博士と白衣の女はだまってうなずきます。

ダンがポインターを修理していると、背後から大男がダンに襲いかかります。さすがのダンも大男にあっさりと倒されてしまいます。大男にとって、アンヌと仲の良いダンは邪魔な存在だったのです。

白衣の女「ゴリー、大事な実験材料を殺したわね」

大男の名前はゴリー。

▼アンヌ

「やめて!お願いします、やめてください」

おかしな様子に気が付き、部屋を出て館内を調べ始めるアンヌ。地下に降りると、灯りのついている部屋から何か物音がします。アンヌは部屋の中をこっそりと覗こうとしますが、白衣の女に見つかり、つかまってしまいます。アンヌに対して、ムチを振るう白衣の女。

壁にはゴリーが鎖につながれていましたが、アンヌのピンチを見て、騒ぎ始めます。ゴリーに気が付くアンヌ。

白衣の女「その男は、人間の格好をした猿人間さ」

アンヌ「えっ?」

白衣の女「体は人間だけど、脳波は猿のモノと交換されているんだ。この脳波交換装置によってね。お前の脳みそも、今夜、猿のと替えてやるからね」

そこへ博士がやってきましたが、博士も白衣の女の仲間でした。

アンヌ「博士」

博士「手術台にのせろ」

アンヌ「いや」

博士「お前の勝手な行動によって、我々の目的があやうく警備隊にもれるところだった。バカめが」

博士はゴリーを叱ります。

アンヌ「やめて!お願いします。やめてください」

このアンヌの叫びを聞いて、ゴリーは猿の姿に変身、鎖を引きちぎって、アンヌを助け出します。

その後、ダンとアンヌが合流。

ダン「アンヌ、至急本部に連絡を」

アンヌ「はい」

ダン「ポインターが使えない。間もなく夜が明けるだろう。向うに降りて日本ラインを下った方が早い」

アンヌ 「ダンは?」

ダン「僕は調べたいことがある。あの猿は宇宙人かもしれないんだ。早く」

アンヌ「はい!」

ゴールデン・ライオン・タマリンの檻の中は空っぽになっていました。ダンにテレパシーでメッセージを伝えてきます。

ダン「やっぱり貴様、ゴーロン星人」

ゴーロン星人「さすがはセブン。よくぞ見破った」

ダン「人間と猿の脳波を入れ替えて、どうするつもりだ」

ゴーロン星人「猿人間を増やすんだ。地球はやがて猿人間が支配するようになる」

ダン「それで博士たちを、脳波催眠にかけて操っていたんだな」

ゴーロン星人「彼らは私のロボットだ。私の思い通りに動く。だがお前は騙せなかった。その代わり、殺す

ゴーロン星人の脳波攻撃を受けて、苦しむダン。巨大化したゴーロン星人が現れます。ダンはすかさずウルトラセブンに変身します。

アンヌは日本ラインの川下りの船に乗り込みます。すると、船の漕ぎ手の中に、ゴリーがいることに気が付きます。

アンヌ「船を岸に着けて下さい。お願いします」

岸に着いたアンヌは、すかさず逃げ出します。そのあとを追うゴリー。

ちょうど、その頃、連絡を受けたキリヤマ隊長たちがホーク1号で日本ライン上空に差し掛かります。アンヌを見つけて、着陸するホーク1号。間もなくアンヌは隊長たちと合流します。

アンヌ 「隊長!隊長!」

キリヤマ「あっアンヌ!」

ゴリーは 猿人間に変身して、攻撃をしかけます。

そのとき、フルハシが銃を抜き、ゴリーを射殺します。ゴリーは崖から転げ落ちますが、安らかな顔をして死んでいました。自分を助けてくれたゴリーに対して複雑な思いのアンヌ。

その頃、ウルトラセブンはゴーロン星人との戦いを続けていました。ゴーロン星人は脳波光線を放ち、ウルトラセブンを苦しめます。ウルトラセブンは何度もハンドショットを放ち、ゴーロン星人を攻撃します。ハンドショットの爆発に翻弄するゴーロン星人。最後は、ウルトラセブンがエメリューム光線でゴーロン星人を仕留めます。

ゴーロン星人が倒されると、博士と白衣の女は催眠から解かれます。ダンに無事保護される博士と白衣の女。自分たちが何をしていたのか記憶がないようです。

「人間と猿の脳波を交換して、猿人間を増やし、地球を征服しようとしたゴーロン星人の計画は失敗に終わった。平和を取り戻したモンキーランドは、今日もよい子の見学者たちでいっぱいです。しかし、安心は出来ません。いかにも人間らしい顔つきで、その実、脳みそは猿という、トンでもない動物が、あなたの身近にもいないとは限りませんからね」(浦野光)

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2014年7月28日 (月)

ウルトラセブン語録@第43話 第四惑星の悪夢(1968/07/28)

ウルトラセブン第43話は「第四惑星の悪夢」です。ロボット長官、ロボット署長が登場します。

Photo

「地球防衛軍は長距離用宇宙ロケット・スコーピオン号を完成させた。テスト飛行に成功すれば、太陽系を遙か銀河系のどの星へも自由に行けるようになるだろう」(浦野光)

作戦室でソガ隊員が星占いをしています。それを馬鹿にするフルハシ。

ソガ「蠍座と冥王星が並び、さらにそこに火星が通過する」

フルハシ「何言ってんだ、そんな星占いに振り回されて」

ソガ「いや、蠍座、冥王星、火星と重なったときには、死神の座といって、何か災難が起こるものだ。今度の宇宙ロケットは、スコーピオン…、つまり、サソリだというのも気にかかる」

フルハシ「馬鹿!スコーピオン号は科学の粋をこらしてつくられた宇宙ロケットなんだ。お前の星占いとは関係ないよ」

アマギ「頼りねえテストパイロット」

フルハシ、アマギ、アンヌ「ハッハッハッ」

ソガ「占星術を馬鹿にしちゃいかんよ。潮の満ち干が月と関係があるように、万物はすべからく天体の動きに影響をされながら生きているんだ。科学万能の時代になればなるほど、我々は宇宙の神秘と向き合ってみる必要があるんじゃないのか」

キリヤマ「いいか、スコーピオン号は君たちが操縦するわけじゃない。すべて計器がやってのける。航路からロケットの状態まで、すべて計器がはじき出し、地上に送ってくる。我々はそのデータを見ながら、地上から操縦するって仕組みだ。まあ極端に言えば、君たちは終始眠っていていいわけだ」

スコーピオンズのテストパイロットはダンとソガです。2人はスコーピオン号に乗り込み、無事に大気圏を脱出し、予定のコースにつきます。計器航行に切り替え、長期の睡眠テストに入ります。

キリヤマ「よし、ご苦労。では、これから睡眠テストに移る。あとは一切、電子計算機に任せろ。安心してぐっすり眠るんだ」

フルハシ「長い夜だ、いい夢をな」

▼アンヌ

「今頃、夢を見ているわ。きっと」

スコーピオン号の遠隔操縦装置を確認していたアマギが異常を発見。スコーピオン号がコースを勝手に外れています。

キリヤマ「コースを外れているじゃないか、どうしたんだ」

アマギ「はっ、いや、それが勝手に外れていくんです」

キリヤマ「軌道制御装置は?」

アマギ「正常です。電子計算機に誤りがあるとも思えません」

キリヤマ「じゃあロケットの故障か?すぐ、ダンとソガに連絡するんだ」

アマギ「駄目です。あと20日間、あの2人は目を覚まさないようになっています」

アンヌ「今頃、夢を見ているわ。きっと」

30日後、ダンとソガが目を覚ますと、スコーピオン号はどこかの星に着陸していました。ダンは地球の作戦室に連絡しますが、連絡はとれません。

その頃、作戦室では行方不明になったスコーピオン号を探していました。しかし、まったく手がかりがもなく、宇宙前衛基地も何らの無電をキャッチしていないようです。

アンヌ「遭難?」

キリヤマ「決め付けるのは早い。覚醒タイムスイッチが遅れて、寝過しているのかも知れんしな」

目を覚ましたダンとソガは辺りの捜索を始めます。埋め立て地にたどり着いた彼らは、ガソリンスタンドを発見します。到着した星が地球であると認識します。近くにいた男に声をかけると、男はよそよしく立ち去ります。

埠頭にたどりついた2人。地球に帰ってきてはいるものの、自分たちがいったいどこにいるのかわかりません。

ダン「ソガ隊員、ここはいったいどこなんでしょうね?」

ソガ「わからんなあ」

すると、2人は広場に赤電話を見つけます。ダンが作戦室に電話しますが、

電話「ただいまの電話番号は廃番になりました。おかけ直しください」

その後、初老の女を発見したダン。しかし、その場から逃げるように立ち去ります。

自転車に乗って走ってくる少年を発見。その少年の自転車のすぐ脇をもの凄いスピードで走るダンプカーが抜き去ります。ダンプカーの勢いで転倒する自転車。ソガが声をかけます。

ソガ「坊や、しっかりしろ。なんてひでえ車だ。大丈夫かい?」

少年「ありがとう。おじさんたちどこから来たの?」

ソガ「「地球防衛軍さ。富士山の麓」

そう言って、少年に地球防衛軍TDFのマークを見せます。

ソガ「坊や、このマーク知らないの?」

少年はTDFのことを知らないようです。

ソガ「坊や、ここはいったいどこなんだ。日本のどの辺り」

少年「日本?」

どうやら、日本もわからない様子。

そのとき、ジープがやってきました。ジープから降りてきた軍服姿の男。

ソガが軍服男に事故の状況を説明しますが、軍服男は悪いのは人間の方だと言い張ります。

軍服男「人間がよければ事故は起こらずに済んだ。車はよけようにもよける場所がない。
したがって、事故を起こした人間が悪い」

そう言うと、軍服男はダンとソガを逮捕します。ダンとソガは大きな建物に連行されます。軍服男は2人に建物を案内します。

軍服男「我が国の誇る総合センターだ。司法、立法、行政。その他、学校、病院、新聞、テレビ。一切の機関が一カ所に総括されている」

軍服男は2人をテレビスタジオに連れていきます。機関銃で人々が銃殺されるシーンが撮影されていました。それを見て、ソガは、ここは日本だと確信します。

▼ロボット長官

「どうも人間は、物覚えが悪くてイカン。コーヒーの味が、毎日違うんだからな」

軍服男は2人をロボット長官のところへ連れていきます。

軍服「長官に逮捕してきたと伝えてくれ」

秘書のアリーに話しかけます。

アリー「はい」

長官と接見するダンとソガ。

ロボット長官「遠路はるばるようこそ。お前たちが来るのを首を長くして待っていたんだ」

ダン「我々のことを?」

ロボット長官「お前たちのロケットを誘導して、この惑星に着陸させたのは我が第四惑星の優れた科学技術だ」

ソガ「第四惑星?」

ロボット長官「ここは地球から約120万億キロは離れた第四惑星だ」

そう言うと、ロボット長官が目の辺りの皮膚をはがします。皮膚の裏では歯車など機械がうごめいていました。

ロボット長官「この惑星も昔は人間が支配していたのだ。わしの記憶装置によると、え~
っと、あれは2千年も前のことだ」

そう言うと、アリーに後頭部を開けさせます。頭の中にも機械がぎっしりと詰まっていました。その機械に油をさして見せるロボット長官。

ロボット長官「人間は我々ロボットを生み出したからというもの、すっかり怠け者になってしまって、つまり、やることがなくなったわけさ。そのうち、ロボットに取って代わられたいうわけだ」

そう言って長官は目の皮膚のカバーをもとに戻します。その様子を見て、あっけにとられているダンとソガ。笑い飛ばすロボット長官。

アリーがロボット長官にコーヒーを入れます。ロボット長官は一口飲んで

ロボット長官「ぬるい!砂糖が多い!」

そう言って、アリーに平手打ち。

アリー「すみません。データ通りにやったんですけど、以後気を付けます」

ロボット長官「どうも人間は、物覚えが悪くてイカン。コーヒーの味が毎日違うんだからな」

ロボット長官、ダン、ソガ、アリーは長官室を出ます。そのとき、アリーがダンにこっそりとメモを渡します。メモには「あなたたちも殺される。地球が危ない」と書いてありました。ダンはソガにメモを見せます。ここは地球ではないと気が付くダン。まだ信じられない様子のソガ。

2人は体育館のような場所に連行されました。何人かが横一列に並ばされています。すると、軍服を着た男たちが、彼らに一斉射撃します。その場に倒れる人たち。人間どもの処刑と説明するロボット長官。人間もロボットらしく生きるべきだ、と主張するA級の政治犯として処刑されたようです。

次にコンピュータールームに案内された2人。

ロボット長官「ここが我が第四惑星の頭脳だ。政策方針からロボット市民20万の健康管理まで、すべてここから、はじき出されるわけだ。向う500年間のあらゆる方面のデーターが出されておる」

ダン「我々をこの惑星に誘導した目的は何ですか?」

ロボット長官「コンピューターの計算によれば、我が第四惑星の人間たちは、向こう500年間のうちに滅亡する運命にある。ところが人間は、我が国にとってはなくてはならぬエネルギー源だ」

ダン「そこで僕たちを」

ロボット長官「そのとおり。お前たち地球人は立派なエネルギー源になれることが判った。地球を植民地にすれば、30億の人間が確保できる計算だ」

ソガ「どうやって、地球を植民地にするんだ?」

ロボット長官「我が国の戦略部隊が間もなく地球に向うことになっておる」

ソガ「何だって!クソ!。何から何まで計算通りか」

ロボット長官「コンピューターは間違いをしない。そして、いつも冷静だ」

続いて、テレビスタジオ。

さきほどの機関銃の射殺シーンで撃たれた人たちが倒れたまま放置されています。その人たちが、本当に死んでいることに気が付くソガ。

ダン「ドラマじゃなかったんですか?」

ロボット長官「あくまでもドラマだ。ドラマは常に真実を要求されておるからな」

ダン「そのために実弾を?」

ロボット長官「さよう。地球のドラマづくりは、そうではないのかね?」

そう聞いて驚くダンとソガ。ロボット長官と軍服男の隙を突いて、その場から逃げ出します。しかし、あちこち動き回っても出口が見つかりません。すると、アリーが、死体積載車で建物の外部に出るよう案内します。ダンがアリーに助けてくれた理由を聞くと、アリーは自転車の少年の姉でした。死体運搬車に乗り込み、総合センターを脱出するダンとソガ。

2人は人間居住区になってきました。空には月が4つも浮かんでいます。アリーは皆に地球人をかくまうよう頼みますが、皆は迷惑そうな顔をして助けてくれません。

そこにジープがやってきます。ジープから降りるロボット長官と軍服男。アリーの恋人が、ダンとソガに逃げるよう声をかけます。アリーとアリーの恋人を逮捕するよう命令するロボット長官。2人は死刑になるようです。

処刑場で銃殺刑になる直前のアリーとアリーの恋人。ダンとソガは2人を射殺しようとする射手を狙撃し、射殺を阻止します。2人を取り押さえるよう命令するロボット長官。

そのとき、建物の外から、たくさんの宇宙船が飛行する音がします。

ロボット長官「我が第四惑星の地球侵略部隊だ。地球は間もなく我が掌中に落ちるのだ」

軍服男に追い詰められるダンとソガ。ソガは軍服男に撃たれて負傷してしまいます。軍服男はダンを狙いますが、ダンはここでウルトラセブンに変身。

ウルトラセブンは巨大化して、建物、宇宙船発射場などを叩きつぶします。ウルトラセブンは第四惑星の施設を壊滅させます。

ダンとソガは地球に帰還。2人は隊員たちに第四惑星のことを説明しますが、誰も信じてくれません。

フルハシ「ハッハッハッ。おい、もう帰ってこないかと思ったぜ」

ソガ「第四惑星、恐ろしい星だった。ロボットが人間を支配しているんだ」

アンヌ「第四惑星って本当にあったの?」

ダンは、確かにあったと、うなずきます。

アンヌ「眠っている間に見た夢か幻じゃないの?」

ダン「いや夢じゃない、夢じゃ」

キリヤマ「まあ、いいじゃないか。とにかく、スコーピオン号のテスト成功を機会に、地球防衛軍は全機関を電子計算機システムに切り替えるつもりだ。みんな楽になるぞ」

ソガ「そんなことしたら、第四惑星みたいに」

フルハシ「おい、もういい!もういい!」

ソガ「俺は見たんだ。ロボットの長官。処刑される人間」

キリヤマ「疲れてるな、ゆっくり静養でもしてこい」

誰も2人の言うことを信じられないようです。

▼ソガ

「地球の自然もだんだんと削られていくみたいだな」

▼ダン

「明日の天気は?」

高速道路の上の歩道橋を歩くダンとソガ。

ダン「綺麗ですね」

山と緑を削って作られた高速道路を見たソガがつぶやく。

ソガ「でも、地球の自然もだんだんと削られていくみたいだな」

地球も第四惑星のようになっていくのだろうかと思いにふけるソガ。そのソガに気分転換を促すように声をかけるダン。

ダン「明日の天気は?」

ダンは下駄で天気予報をしようと提案します。ダンの思いに気が付くソガ。

ソガ「晴れだ!」

ダン「雨ですよ」

ソガ「よし」

そう言って、下駄を放ります。その下駄は裏でした。明日の天気は、ダンの予想通り、雨です。

科学的な事件に巻き込まれた後に、あえて非科学的な下駄天気予報をする自分たちの行動に大笑いする2人。

ダンとソガ「ハッハッハッハッハッハッ」

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