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2014年7月21日 (月)

ウルトラセブン語録@第42話 ノンマルトの使者(1968/07/21)

ウルトラセブン第42話は「ノンマルトの使者」です。ノンマルトとガイロス、イデ隊員が登場します。

Photo_2

海上に海底開発基地センターの船上基地シーホース号が停泊しています。

隊員「こちら船上基地、コンプレッサー快調に回転中。気圧・エアは順調ですか?」

海底基地に連絡を入れます。

イデ「こちらシーホース海底基地、気圧、エアともに良好」

隊員「了解。おい、浜田、飯は食ったか」

イデ「カレーライス2皿に干ブトウ、パイナップルの缶詰、。飯はうまいし、海は綺麗だ。交通地獄の地上とはおさらばして、このまま海底人間になりたいよ」

隊員「テストが終わったら、いよいよ本格的な作業が始まるんだ。調子にのりすぎて下痢するなよ」

イデ「了解、了解」
      

「海底、それは我々人類の第二の故郷である。そこには、豊かな地下資源と食糧が無限に隠されている。人類は、今、宇宙開発と共に、海底の開拓を着々と進めている。やがて、理想的な海底都市や海底牧場が生まれ、地上よりもすばらしい世界が出来上がるだろう」(浦野光)

シーン変わって海岸。

子どもが波打ち際を走ってきます。子どもが立ち止まった砂浜に、若い女の生首がころがっています。その生首に声をかける子ども。

子ども「お姉ちゃん」

目をパッチっと見開く生首。砂に埋まったアンヌ隊員でした。

子ども「お姉ちゃん、ウルトラ警備隊の隊員だろう。だったら、あれ、やめさせた方がいいぜ。ウルトラ警備隊が注意してくれたら、きっと聞いてくれると思うんだ。僕、もうずいぶん前から、やめろ、やめろって言ったんだけど、ちっとも聞いてくれないんだよ」

アンヌ「うるさいわねえ。あれ、あれって、何によ」

子ども「あれだよ」

アンヌ  「あ~、あれね。あれは海底の開発の研究をしているシーホース号じゃない。あれがどうかしたの?」

子ども「困るんだよ。すぐやめないと、大変なことになるよ」

そこに、ダンが海からあがってくる。

ダン「お~い!」

子ども「ね、頼んだぜ。本当だよ」

そう言って走り去る子ども。

アンヌ  「変な子」

ダン「どうしたんだい?ほら」

アンヌ 「海底開発センターのシーホース号が大変なことになるんだって」

ダン「大変なことって?」

アンヌ「よくわからないわ」

ダン「海底の開拓は宇宙の開発よりも身近なテーマだよ。何が大変なものか」

話をしている目の前で、海上に停泊していたシーホース号が突然、爆発炎上してしまいます。ダンは乗用車に戻り、ビデオシーバーで作戦室のキリヤマ隊長に報告します。キリヤマ隊長は、ダンとアンヌに帰還を命じ、フルハシ、ソガ、アマギにハイドランジャーで出動を命令します。

ハイドランジャーはシーホース号を発見。海底基地も全滅していました。

海辺の道を走るダンとアンヌの乗用車。

ダ ン  「隊長、爆発のちょっと前に事件を予告してきた子どもがいるんですけど」

キリヤマ「予告?」

アンヌ「妙な子なんです。海底の開発を、やめさせろ、やめさせろって」

キリヤマ「顔は憶えているのか?」

アンヌ「ええ、左の頬に小さなホクロがありましたわ。近くの漁師の子どもだと思います。」

キリヤマ「よし、その子を捜すんだ」

アンヌ「はい」

ダンとアンヌは基地に帰還せず、子どもを捜索することになりました。漁村で子どものことを漁師たちにたずねてまわりますが、手がかかりはありません。アンヌは真剣ですが、ダンはなぜかお気楽モード。

アンヌは学校に話を聞きに行くことを思いつきますが、授業中で話を聞くことができませんでした。学校からの連絡を待つべく、基地に戻ったダンとアンヌ。

ダン「生存者はいましたか?」

フルハシ「船と海底基地の係員が二人、奇蹟的に助かって近くの病院へ収容されたよ」

助かったのは冒頭の隊員とイデか。

ダン「会って来たんですか?」

フルハシ「うん」

ソガ「原因は全く判らんそうだ、彼等にも」

アマギ「シーホース号の係員が、その子どものことをうわごとのように言ってたよ。あの子が、何かを知ってるって」

そこへマナベ参謀がやってきます。

マナベ「さっき長官のところに、子どもから妙な電話がかかってきたんだ。録音したものだ」

テープを再生するマナベ参謀。

子ども「海底はノンマルトのものなんだ」

マナベ「そのノンマルトって何だね?」

子ども「人間が海底を侵略したら、ノンマルトは断然闘うよ」

マナベ「坊や」

子ども「ねえ、長官にちゃんと伝えておくれよ。海底はノンマルトのものだから、侵略したりすると、大変なことが起こるよ」

ここで電話が切れます。電話の声を聞いて、海岸で出会った子どもであることを確信するアンヌ。

フルハシとソガは、子どもが、たまたま予言が当たったので調子に乗って、いたずらしていると笑い飛ばします。

ダンはノンマルトに聞き覚えがあるようで、一人心の中でつぶやきます。

ダン「ノンマルト、ノンマルト、やっぱりあのノンマルトのことなのだろうか?」

そこに学校の校長先生から電話が入ります。子どもが見つかりそうだということで、ダンとアンヌがポインターで学校に向かいます。

ポインターを運転しながら考え込むダン。

アンヌ  「どうしたの、ダン?」

ダ ン  「いや、何でもないよ」

やはりノンマルトが気になるダン。心の中でつぶやきます。

ダン「ノンマルト。僕の故郷M78星雲では地球人のことをノンマルトと呼んでいる。ノンマルトは人間のことだ。だが、確かに少年はノンマルトと言った。それはどういう意味だろうか。人間でないノンマルトがいると言うのだろうか?」

小学校の校長室。校長先生は顔にホクロのある少年を集めて、アンヌに一人一人面接させます。しかし、あの子どもは見つかりませんでした。

       
アンヌ「変ねえ。この附近の子じゃないのかしら」

ダン「あるいわね」

ポインターには子どもたちが群がっています。

ダン「さあ、どいた、どいた」

ポインターで学校を去るダンとアンヌ。

▼アンヌ

「わたしは人間なんだから人間の味方よ。真市君もそんなこと言うべきじゃないわ!」

海岸沿いを走るポインター。助手席のアンヌが海の方を見ていると、岩場の上に海に向かって立っている子どもの姿を発見。ダンに車を止めるよう言います。2人で子どもに近寄り、声をかけます。

アンヌ「君!」
 

やはり、あの子どもでした。

アンヌ「ずいぶん探したわよ。君、なんて名前?」

真市「真市」

アンヌ「そう。ねえ真市君、なぜ、海底開発センターが壊されてしまったの?」

真市「ノンマルトが怒ったのさ」

アンヌ「なぜ?」

真 市「海底はノンマルトのものだもん」

アンヌ「ノンマルトってなんなの?」

真市「本当の地球人さ」

アンヌ「地球人?」

真市「ずっとずっと大昔、人間より前に地球に住んでいたんだ。でも、人間から海に追いやられてしまったのさ。人間は、今では自分たちが、地球人だと思ってるけど、本当は侵略者なんだ」

アンヌ「人間が、地球の侵略者ですって?まさか、まさか。」

真市「本当さ!」

アンヌ「君、ノンマルトなの?」

真市「人間はずるい。いつだって自分勝手なんだ。ノンマルトを海底からも追いやろうとするなんて」

アンヌ「真市君は人間なんでしょ。だったら人間が人間のことを考えるのは、あたりまえじゃない。海底は私たちにとって、大切な資源なのよ」

真市「でも、ノンマルトには、もっともっともっと大切なんだ!」

アンヌ「わたしは人間なんだから人間の味方よ。真市君もそんなこと言うべきじゃないわ!」

ダン「真市君!」

真市「人間がやるんなら、ノンマルトもやるよ。僕知らないからね!」

そういうと、真市は海に飛び込んでしまいました。

そこにキリヤマ隊長から連絡が入ります。

キリヤマ「キリヤマだ。城南大学の海底探検部の船が襲われた。すぐ戻れ!」

タコとヒトデのような怪物が船を襲っています。

2人は基地に戻ります。

フルハシ、アマギ、ダンはホーク1号で出動、キリヤマ、ソガ、アンヌはハイドランジャーで出動します。

ホーク1号が空から怪物を攻撃。 怪物は海底に逃げ込みます。海底に逃げ込んだ怪物を今度はハイドランジャーが攻撃します。ハイドランジャーのミサイル攻撃が命中。怪物は海上に浮上します。ホーク1号が怪物をミサイル攻撃。怪物は再び海底へ。再びハイドランジャーが攻撃。怪物は海底に沈みます。

怪物を倒した隊員たちが基地に戻ってきます。いっせに机の上にヘルメットを置きます。

怪物を倒したことで安堵し、冗談などを言い合う隊員たち。

キリヤマ「これで海底の邪魔者も消えた。アマギ、報道班に連絡、テレビ、新聞、ラジオでニュースを流すよう要請してくれ」

そこに、マナベ参謀が入ってきます。

マナベ「ちょっと待った!今、例の子どもからまた連絡があってね。ウルトラ警備隊がやっつけたのは、ノンマルトではなく、怪獣ガイロスだというんだ」

キリヤマ「何ですって。するとまだノンマルトは」

マナベ  「その子の言によれば、ノンマルトは遂に原潜グローリア号で、地上攻撃を開始することになったと」

キリヤマ「グローリア号?」

アマギ「2ヶ月前、太平洋岸で行方不明になったイギリスの原子力潜水艦です」

ダン「参謀、その子は?」

マナベ「電話をかけて来た場所がわかったんで、隊員が急行したよ。今頃、つかまえた頃だろう」

真市を追いかける防衛隊員。海岸に出たところで、たくさんの防衛隊員が真市を取り囲み、ついに捕まえます。しかし、岩場の陰から筒のようなものでレーザーが発射され、防衛隊員たちが倒されます。その隙に逃げる真市。そこに駆けつけるダン。

ダン「みんなレーザーでやられている。やっぱりあの少年ノンマルトだったのか」

そのとき、海面に浮上してくる原子力潜水艦グローリア号。地上に向かってミサイル攻撃を始めます。漁船や民家が攻撃され爆発炎上。

連絡を受けてウルトラホーク1号とハイドランジャーが出動。

ホーク1号が空かグローリア号を攻撃。しかし、ホーク1号のガンマ号が被弾。ガンマ号を捨てて、アルファ号とベータ号に分かれて攻撃を開始します。

そこに再び現れる怪獣ガイロス。

ダンがウルトラセブンに変身しようとすると、真市が現れます。

真市「ノンマルトは悪くない!人間がいけないんだ!ノンマルトは人間より強くないんだ!攻撃をやめてよ」

ダンは別の場所に移動し、ウルトラアイを装着しようとしますが、真市が現れます。

真市「ウルトラ警備隊の馬鹿野郎!!」

ダン「真市君!僕は闘わなければいけないんだ」

真市は「馬鹿野郎」と言って、持っていたオカリナを岩場に投げつけます。ダンはウルトラセブンに変身。

ウルトラセブンはガイロスと戦いを始めます。

海底ではハイドランジャーがグローリア号を追いかけます。

ウルトラセブンはアイスラッガーを手に持ち、何度も水にもぐって、ガイロスの足を切断します。

▼キリヤマ

「ウルトラ警備隊全員に告ぐ!ノンマルトの海底基地は完全に粉砕した。我々の勝利だ!海底も我々のものだ!」

海底では、ハイドランジャーがグローリア号を発見、攻撃を開始し、グローリア号は爆発します。海底に何か都市のようなものを発見します。

アンヌ「隊長、あれは何でしょう!」

キリヤマ「あっ、ノンマルトの海底都市!」

キリヤマ隊長は心の中で葛藤します。

キリヤマ「もし、宇宙人の侵略基地だとしたら、ほっておくわけにはいかん。我々人間より先に地球人がいたなんて。そんな馬鹿な。やっぱり攻撃だ」

海面ではウルトラセブンとガイロスの戦いが続きますが、ついウルトラセブンのアイスラガーに身体を切られたガイロスは海中に沈んでいきます。それを見届けるウルトラセブン。

海底ではハイドランジャーがノンマルトの海底基地を攻撃。

キリヤマ「ミサイル発射!」

ノンマルトの海底都市が壊滅。

キリヤマ「ウルトラ警備隊全員に告ぐ。ンマルトの海底基地は完全に粉砕した。我々の勝利だ。海底も我々人間のものだ!これで再び、海底開発の邪魔をするものはいないだろう」

▼ダン

ダン「真市君の言った通り、ノンマルトが地球の先住民で、もし人間が地球の侵略者だったとしたら」

ウルトラセブンがダンの姿に戻ります。

「事件は一応解決した。再び平和を取り戻した海にウルトラ警備隊の隊員たちは、のんびりした一日を過ごしていた。だが、ダンとアンヌの心の中には・・・」(浦野光)

戦い終わって海岸で楽しむウルトラ警備隊の隊員たち。ダンは一人砂浜に仰向けに横たわり、空を見つめて、何かを考えています。アンヌも砂浜に座り込んで何か考えふけっています。

ダン「真市君の言った通り、ノンマルトが地球の先住民で、もし人間が地球の侵略者だったとしたら」

そのとき、真市君の声が聞こえてきます。

真市「ウルトラ警備隊の馬鹿野郎」

声のする方にダンとアンヌが駆け寄ると、そこには真市はおらず着物姿の婦人が花束をもって佇んでいました。

ダン「失礼ですが、海底開発センターの遺族の方ですか?」

婦人「いいえ、この土地に避暑に来て、息子を亡くしたものです。もう2年になりますわ。今日が命日なものですから」

そこには墓標があり、墓標に刻まれた文字を読むアンヌ。

アンヌ「真市、安らかに。真市???」

驚くダンとアンヌ。

婦人「海の大好きな子でした。私も、海のように広い心をもった男の子に育ってほしいと思って、毎年ここに連れて来ていたんです」

「2年前、この海で死んだ少年の魂が、ノンマルトの使いになってやってきたのでしょうか。それにしても、ノンマルトがは本当に地球の先住民だったかどうか、それは、すべてが消滅してしまった今、永遠の謎となってしまったのです」(浦野光)
      

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